2014年12月上旬
11月末に、大豆マメが手に入りました
呉汁が定番の使い方ですが~吹きこぼれて
レンジ周りを汚すのが嫌いなので、自家製納豆づくりに挑戦する事にしました
ところが『こんくらいで、良かろ~』でやった事が、失敗続き
でも、3度目にやっと成功しましたので、失敗から紹介します
※失敗ヶ所と思われるところには、(NG)と書きます。
① 1度目、完全失敗の紹介~
夜もいろいろあって、2晩水に浸けた大豆を煮ました
納豆菌を買うことなく、市販の納豆を使う事にしました
大豆煮汁を少し取って、市販の納豆に垂らして納豆を混ぜておきます
※真水は雑菌混入の可能性があるので、熱湯か、大豆煮汁を使うこと
軟らかく煮た大豆をザルに上げます。
まだ熱い煮納豆を、
(NG)適当なタッパーを見つけて、大豆を移し、納豆を混ぜました
※納豆菌が熱いのに耐える菌というのは、子どもの頃の手伝いで知っていました
恒温器は持ちませんので、ティファールの蒸し器の
(NG)保温機能で目標の40℃を維持する事にしました。
納豆菌は好気性菌なので、空気と湿度が大事です。
タッパーをタッパーのフタで密閉する事はやめて、キッチンタオルを被せて、保温と湿度を保つフタにしました
こんな感じです。
(NG)タッパーの中で、大豆が5~6段の重なりで、菌糸の走りを24時間くらい待ちます。
保温のスイッチを入れて、明日を楽しみにしました
蒸し器(恒温器)の周りをバスタオルでくるみました
翌日の朝そっとバスタオルを剥いで、納豆の様子を見てみました
びっしりと菌糸が覆っているのを期待して~
ところが、納豆は完全に煮えていました
保温は40℃くらいと勝手に思いこんだのがいけなかったのです
湿度は100%、保温の温度は80℃くらいで、完全に蒸し焼き豆になっていました
勿体ないので、煮豆のミソ汁にしました
② 2度目、やや失敗の紹介~
1度の失敗では、諦めません
再挑戦です
先ほどの市販の納豆を、(NG)タッパーに入れるまでは、全く同じです。
課題は、適温の40℃の保温と湿度をどう確保するかでした
昔、実家では、稲藁筒を編んで、煮豆を入れて、20筒くらいをムシロや毛布に巻いて、風呂のフタの上に一晩置いているのを思い出しました
そこで、タッパーをフライパン鍋に乗せ、風呂に浮かべる事にしました
風呂のフタを被せて、さらにバスタオルで保温しました。
最後の風呂の人が、やや熱めに追い炊きして
長時間40℃くらいを維持できる様にしました
(NG)翌朝様子を見てみると、表面にうっすらと菌糸が走っています。
混ぜてみると、粘りもありますが、なんだか下の方がただの煮豆の感じです
もう、煮豆の味噌汁も飽きたので、取って置いた市販の納豆のタレを加えて、納豆として食べる事にしました
熱いご飯にかけてみると、それらしいのですが、肝心の味は、納豆2:煮豆8くらいの味で、とても納豆を食べている気はしません
12月中旬 ③ 3度目の挑戦 成功の紹介~
2度の失敗くらいでは、諦めません
エジソンの言葉ではありませんが
『これでうまく行かない2回の方法が判明した』のです
再々挑戦です
今度は冷静に、自分の(NG)を整理しました
先ずは、2回目は成功に近づいたけど~タッパーに入れた豆の厚さが5~6段だった事で、表面しか菌糸が張っていなかったこと
写真が前後しますが、
対策① 豆は薄く2~3段の重なりにする
(前の失敗は、容器底面積に対して相対的に、豆が多すぎて重ね過ぎた)
そのため、容器選び~平たい皿にしました。
そして先ずは、吸水豆をその皿に薄く2~3段の重なりに広げて、その量だけ
を鍋に戻して煮ました
対策② 容器は熱消毒・豆2~3段の薄い容器にする事
そのために家捜した、この平たい皿です。
そして、豆を煮る鍋のフタにして蒸気熱で消毒しました
対策③ 保温に、ホッカイロを使用
お風呂の大量のお湯とは言え、昔の様な薪炊き風呂でも無いために、きっと
急激に冷めていったハズですそのために熱源として、このホッカイロです 性能を読むと、『最高 69℃ 平均 56℃ 40℃以上7時間 』
と書いてあります。
最高温度は気になりますが、やってみるしかありません
発泡スチロールの箱の底に、2つ敷きました。
納豆菌は多いに越した事無いと、2つの市販の納豆を入れる事にしました
最高温度で、やられないように、タオルを敷いて、その上に皿を乗せる事にしました
納豆を混ぜます
出来るだけ薄く、種納豆から近距離で均等に菌糸が走るように祈りながら
広げました。
菌糸の生長には、温度と湿度、それに酸素ですので、密閉などせず、籠を被せて空間を作る事にしました
その籠を、またタオルで覆って~
また、風呂に浮かべました。
これで、温度も湿度も確保されるハズです
実は、朝、菌糸を覗きたい気持ちは、山々だったのですが
『鶴の恩返し』のスケベな翁みたいに、温度も下げて失敗してはイケナイと~
PM10からPM6時まで20時間待ちました
仕事から帰宅後、いよいよ、ご開帳です
『見て見てこの菌糸』
殆どの煮豆に菌糸が走っています
それに、いつこぼれたのか分からない、皿の外のタオルの上の豆にも白く菌糸が取り巻いていました
ちょっと、混ぜてみました
市販の種納豆の粘りとはまた違います
きっと、新しい納豆菌の菌糸の粘りです
さて、ここからが大事です
このまま室温に置くと、大豆タンパク質が分解され、アンモニア化成菌により、アンモニアが生成されますので、冷気に当ててアンモニア化成を止めます
子どもの頃、親の作る納豆はアンモニア臭くてイヤでしたが、この低温処理が足りなかったのです
先日のこの夜は全国的に雪で、今年一番冷え込んだ夜でしたので、ラップをかけて外に放置しました
翌日の朝、朝食の時、タッパーに移しました
凄い粘りで、スプーンからもなかなか落ちません
こうして3度目の正直で、やっと自家製納豆が出来ました
これで、なんとかコツが分かりました
みなさんも挑戦してみてください
アッ2回目の失敗の時に参考にした『自家製納豆の作り方』のサイトです
でも、これを見たとしても、妥協の我流が出て失敗するものです
だから、僕の失敗例が参考になるかもです
http://matome.naver.jp/odai/2133005434690160201
冷蔵庫で二日待ってみました。粘りはすごいのですが、やはり変色しない豆が混じっており、それは普通の豆の味で刺しで納豆の匂いが弱いです。
問題は、これは何日くらい冷蔵庫保存がきくかです。
小分けして冷凍できる分は小分けしましたが。
ブログ主さんは何日位で2番目の失敗作をを食べましたか
煮豆状態で普通の豆の味で納豆の匂いが弱いなら、菌糸が伸びていない証拠だと思います。
質問は、何日くらい冷蔵庫保存が効くか?ですが、そんなに大量にされたんですか!
僕の場合には、失敗作は余り美味しくなかったのですが、みそ汁の具とかで三日くらいで食べてしまいました。
そもそも納豆は消費期限は書いてありますが、納豆菌のコーティングは他の雑菌・腐朽菌とかを寄せ付けないので、乾燥して堅くならなければ相当食べられると、県内の納豆製造業者の方が言って居られました。だから、単身赴任の時には、見切り品で半額とかなった古い物だけを買って通常の2~3倍の消費をしていました。失敗作は確かにマズイかもしれませんが、栄養はあるはずです。ただ常温だと、タンパク質はアンモニアに化学変化しますので、ストップさせるためには低温保存に限ります。