通常級の五年生の担任が、児童達に以下のような事を言っていた。
「質問されて、『普通です!』では、答えになっていない!」
「例えば、『おなか減っている?』と聞かれ…」
「『普通です!』では、この質問の答えになっていない…」
この言葉を聞いてた時、私は思った。
私は、いつも「普通です!」と言われ、
「そう~普通なの…」と納得してしまっていた。
でも、今回改めて思い直してみると…
この「普通です」は、答えた当人の普通(の状態)という事であり、
それは、
「普通に腹減っている」とか、
「普通におなか一杯」とか、
「減ってないし、一杯でもなく、丁度よい普通」だったり…であろう。
この、「普通です」という言葉は、
答えは、「普通」で終わり、
それ以上は何も考える必要なし…
といったような
アバウトで適当・いい加減といった誠意を感じさせない言葉てある。
もっとも…
日常の挨拶としての言葉である「おなか減った?」と
子供の健康管理の一環としての「おなか減った?」とでは、
その答え方・心の込め方もも当然に異なってしまうが…
それでも、
日常的な質問としての言葉であっても、
先生の言葉に対しての児童の返事ならば、
「普通です!」は如何なモノだろうか?