この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

島根・鳥取のお薦めの観光スポット、アクティビティ、ベスト10、その2。

2024-05-22 21:33:23 | 旅行
 昨日の記事の続きです。

 第五位は益田市にある【ランズボローメイズ匹見】です。
 島根には昭和の遺物である巨大迷路が二つあるんですよ(全国に巨大迷路がいくつあるかわかりませんが、二つある県は島根県だけだと思います)。
 一つが雲南市にある【ドラゴンメイズ】で、もう一つが益田市にある【ランズボローメイズ匹見】です。
 【ドラゴンメイズ】はエンタメ寄りで、家族で行くと楽しい施設になっています。
 一方【ランズボローメイズ匹見】は純粋に難しい巨大迷路で、自分のお薦めはこちらです。
 島根県民の方に何人か【ランズボローメイズ匹見】に行ったことがあるか尋ねたのですが、「行った」と答えた方は皆無でした。
 地元の観光施設に地元の人間が行かない、観光施設あるあるですが、絶対に勿体ないと思うけどなぁ。

 第四位は同じく益田市の美都町にある【TB RESORT MITO】での四輪バギーの走行体験です。
 料金はちょっとお高目かもしれませんが、一度やってみる価値は絶対にあると思いますよ。

 第三位は【石見銀山 大久保間歩 一般公開限定ツアー】です。

   

 石見銀山のことを「がっかり世界遺産」と揶揄する方もいるようですが、そういった方は表面的にしか石見銀山を観光していないのだと思います。
 ガイドさんに詳しく説明してもらったら、「石見銀山、すげー」と思われること間違いありません。

 第二位は日野川でのラフティングです。
 めちゃくちゃ楽しくてスリルがあって、おまけに料金もリーズナブル(用具一式レンタル込みで参加費3000円)で超お薦めです。
 近くに住んでいたら間違いなく毎年参加しますね。
 中国地方に住んでいる方が羨ましいです。 

 そして一位は何と言っても鳥取県【三徳山三佛寺投入堂】ですね。
 一度も行ったことがないという人は是非一度行ってみてください。
 マジで度肝を抜かれると思いますよ。
 ただ、「日本一危険な国宝」という異名があるように、体力に自信がない方や小さな子どもさんには薦められないかな。
 あと一人旅だと厳しいかもしれません。
 三徳山は一人での入山が禁止されているので。
 一人で行った場合どうなるかというと、一緒に登ってもいいという人が現れるまで待つことになります。
 自分の時は、男性二人組が一緒に登ってもいいと言ってくれたのですが、その二人組が猿のように身が軽くて、登って15分後ぐらいには置いてけぼりになりました。涙。 

 ちなみに鳥取にはもう一つ若桜町にも「投入堂」がありますが、そちらの方は敢えて行く必要はないと思います。
 自分は敢えて行きましたが。笑。

 島根と鳥取は面白い観光スポットやアクティビティが目白押しだとは思うのですが、それぞれが結構離れているので、いくつか回ろうと思ったら時間がかかるのが難点ですね。
 島根は島根だけ、鳥取は鳥取だけでまわるのが賢いと思います。
 自分みたいに島根と鳥取の面白いところを全部行ってやるぞ!なんて思ってスケジュールを組んだら、移動がきつくなるのでご注意ください。
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島根・鳥取のお薦めの観光スポット、アクティビティ、ベスト10、その1。

2024-05-21 21:43:55 | 旅行
 去年、今年と二年続けて島根と鳥取を旅しました(去年は兵庫の豊岡にスカイダイビングをするために行った際、その行き帰りで島根と鳥取に行ったのですが)。
 旅行に行く前に半年(!)ほど島根と鳥取のことを調べましたよ。
 おかげで、自分は日本一、島根と鳥取のことを知っている佐賀県人ではないかと思えるぐらい(実際そうなのかどうかはさておき)島根と鳥取のことは詳しくなりました。
 今日は個人的にお薦めの島根と鳥取の観光スポット、アクティビティ及びグルメなどをベスト10形式で紹介したいと思います(ただし、島根と鳥取に行ったら行って当然の鳥取砂丘や出雲大社といったメジャーな観光スポットには行っていません。乞うご容赦。)。

   

 第十位は鳥取日野町の【ごはんやブランチ】の激辛カレー(写真は日替わり定食のカレー付き)。
 間違いなくこれまで食べたカレーの中で一番辛いカレーでした。
 日野町に行かれることがあったら是非食べてみてください!

   

 第九位は島根県益田市にある日本一の居酒屋【田吾作】です。
 日本一の居酒屋って誰が決めたんだよ、と思われるかもしれませんが、とある居酒屋評論家の方が「日本一」だと評したのだとか。
 なので本当に日本一なのかどうか自分にはわかりかねますが、「日本一」と評されても不思議はないぐらいには美味しかったです。
 益田市にお越しの際は是非行ってみてください。

   

 第八位は同じく島根県益田市にある【後藤商店】です。
 といっても【田吾作】と違ってめっちゃ敷居は低いです。
 何しろ自販機のお店ですからね。
 山陰地方は何気に自販機のお店が多く、【後藤商店】はその筆頭で、麺類の自動販売機が三台あるのは西日本ではここだけなのだとか。
 益田市に行くことがあったら是非寄ってみてください。

   

 第七位は【温泉津温泉 夜神楽】です。
 石見の夜神楽を2000円というリーズナブルな料金で観ることが出来ます。
 まぁリーズナブルに観ることが出来たのは自分が温泉津温泉の観光案内所の駐車場に車中泊したからなのですが。
 温泉津温泉の宿に泊まろうと思ったら結構なお金がかかります…。

 第六位は【松江フォーゲルパーク】です。
 鳥類を観察できる施設は日本全国に多々あると思いますが(久留米にも【久留米市鳥類センター】があります)、ここの売りは鳥たちと触れ合えること!
 めっちゃ癒されました。
 ペンギンのひざ乗せ体験が出来なかったのは返す返す残念です。

 その2に続きます。
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GW中国地方旅行記、おまけ編。

2024-05-20 20:46:16 | 旅行
 本文に入る前に先日のクイズ(ではないですけど)の答えです。
 【YHRPミュージアム】の「YHRP」はそれぞれ、Y=やすらぎ、H=平和、R=リハビリ、P=ポーランドの頭文字でした。
 Pがポーランドの頭文字というのはちょっとしたフェイントですよね(以前はポーランドの画家の作品ばかりだったかららしい)。

 さて、GW中国地方旅行記、本編は一昨日で終了しましたが、今日はおまけ編で旅行中に買ったお土産やもらったものを紹介します。

 松江城のお土産屋さんで買った小室幸太郎のイラスト付きTシャツ。

    

 身体にぴったりなTシャツはMサイズなのですが、Tシャツは大きめのサイズを着たいので、買うのはいつもLサイズです。
 ただこのTシャツは見切り品(特価1000円!)だったのでLサイズがなく、仕方なくMサイズを買いました。
 まぁでもいい買い物をしたと思っています。

 お次はこれ、【銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン】

   

 旅行のお土産の定番といえばお菓子が多いかと思うのですが、お菓子って案外日持ちしないんですよね。
 あげたい相手にすぐ会えたらいいのですが、すぐには会えないこともままあります。
 自分のお薦めはローカルなカップラーメンです。
 カップラーメンならかなり日持ちするのである程度余裕を持って待つことが出来ます。

 その次はこちら、【宍道湖しじみクラムチャウダー風味ポテトチップス】。

   

 お薦めのお土産はカップラーメンですが、カップラーメンをあげにくい相手に贈るのがローカルなポテトチップスです。
 でもこのポテトチップス、結構高いんですよね。
 一袋400円以上するのでそんなにホイホイとは買えません。

 次はお土産ではなく、もらいもの。

   

 松江でTさんからもらった【東京野菜カリーおかき】
 東京のお土産を松江でもらうのは何だか不思議な気がします。
 誰かにあげるタイミングがなかったのかな?

 あとは松江で【出雲のお福わけ ぜんざいおこし】を、山口で【豆子郎】を買いましたが、美味しかったのですでに影も形も残っていません。笑。
 個人的にお土産に何を買うのかも結構難しい!と思っています。
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GW中国地方旅行記、その16。

2024-05-18 13:57:10 | 旅行
 今日でGW中国地方旅行記も最終回です。
 長くお付き合いいただきありがとうございました。
 といっても最初に書き出した時、20ぐらいは行くかな、と思ったものですが。

 旅行最終日の朝食は広島市の西区にある【城門】という喫茶店でモーニングを頂きました。
 大都市広島だけあって、モーニングを提供するお店はいくらでもあるのですが、駐車場もあるところとなるとぐっと少なくて、その数少ないうちの一軒がこの【城門】です。

   

 「城門」という店名だけあって外観は城砦を思わせますが、お店の中はいたって普通な、レトロな喫茶店といった感じでした。
 
   

 モーニングセット、700円也。
 トーストもコーヒーもすごく美味しかったです。
 ただ、本当はミックスサンドセットを食べたかったんですよ。
 でもモーニングの時間帯はオーダーはモーニングセットのみとのこと。
 モーニングセットが700円で、ミックスサンドセットが800円だと、あまりモーニングセットがお徳という感じがしないかな…。

 この日広島で行こうと思ったのは広島大学病院内にある【YHRPミュージアム】でした。

   

 病院の敷地内にある美術館というのも珍しいと思いますが、この【YHRPミュージアム】、おそらく広島では唯一の入場料が無料の美術館なのです。
 入場料が無料で、知名度も恐ろしく低い美術館ですが(【広島 美術館】で検索してもベスト20にも入らない)、展示作品はなかなかのものがあります。

   

 こういった人物画もあれば、

   

 かぼちゃをモチーフにした作品もあります。
 門司にある【カボチャドキア国立美術館】が閉館され、そこの作品の多くがこちらに寄贈されたと聞いたので、それを観に来たのです。
 目的が達せられて満足しました。
 こちらの美術館、恐ろしく知名度が低いと言いましたが、知名度が低いのにはそれなりの理由があります。
 【YHRPミュージアム】は平日のみ開館の美術館なのです。
 それじゃ観光客は来れないよね…。

 ちなみに【YHRPミュージアム】の「YHRP」は四つの単語の頭文字から来ています。
 絶対に一つも当てられないと思うなぁ。

 ついでにってわけではないですが、【広島大学医学部医学資料館】にも行ってみました。
 
   

 この資料館の目玉は解体新書の初版本です。
 これまで見る機会がなかったので見ることが出来てよかったです。

 後は途中道の駅で休憩したり、山口でお土産に「豆子郎」を買ったりしながら、車を自宅へとひたすら走らせました。
 6時間ぐらいかかったかなぁ、へとへとになりながらも何とか無事帰宅しました。

 恐ろしくハードでしたが、その分充実した、楽しい旅行になりました。
 ただ体力的には限界に近かったので、来年のゴールデンウイークはもう少し楽に過ごしたいと思います。

                                       終わり。
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GW中国地方旅行記、その14。

2024-05-16 21:03:52 | 旅行
 【松江フォーゲルパーク】の次にどこに行くか?
 おそらくほとんどの人は【出雲大社】や【足立美術館】といったメジャーな観光スポットを選ばれるのではないでしょうか。
 それが無難な選択だと思います。
 しかし無難な選択に背を向けて生きてきた自分は【メテオプラザ】に行くことにしました。

   

 【メテオプラザ】は島根県松江市美保関町にある隕石の博物館です。
 なぜ美保関町にそんなものがあるかというと32年前に美保関町に隕石が落ちてきたからです。
 【メテオプラザ】ではその隕石の実物が展示してあり、また隕石の組成を顕微鏡で見ることが出来ます。
 しかし、、、これがまた恐ろしくつまらないところでした。
 例えば隕石の組成を顕微鏡で見ることが出来るといっても、自分は隕石以外の鉱物の組成を知っているわけではないので隕石の組成を顕微鏡で見たとしても、「ほほぅ、これが隕石の組成なのか…」というふうにはならないんですよ。
 展示品もただ展示しているだけで、そこに感動や驚きや興奮は皆無でした。
 石見銀山の時みたいにガイドさんがいれば話は違うんでしょうけどね。

 まぁ【メテオプラザ】のことはいいんですよ。
 自分がここを訪れた真の目的は同じ施設内のリラックスルームにある【α波リラクゼーション・マシーン】なのですから。
 【α波リラクゼーション・マシーン】は美容や創造など8つのコースの中から好きなコースを選択すると、コースによって潜在能力アップや若返り効果などが期待出来る、究極のハイテクマシーンなのです。
 
   

 もちろん自分は潜在能力アップが期待出来る創造コースをリクエストしました。
 しかしスタッフのおねーさんが「お薦めは全身に作用する若返りコースです」などと薦めてくるのであっさりそっちに鞍替えしちゃいました。
 別に若返らなくてもいいんだけど…。
 【α波リラクゼーション・マシーン】は温熱作用のあるマッサージ機といった感じですね。 
 特に劇的な効果は得られませんでした。
 帰り際、スタッフのおねーさんに年齢を尋ねました。
 普段女性に年齢を尋ねるといった無粋な真似はしません。
 でもその21、22歳ぐらいに見えるおねーさんが「40歳です」と答えようものなら、それって【α波リラクゼーション・マシーン】の効果以外の何物でもないじゃないですか。
 そのおねーさんは怪訝な顔をして「22歳ですけど」と答えました。
 まんまかよ!
 ついでにこれまでに何回マシーンを利用したか尋ねたところ、一回とのことでした。
 そこは嘘でもいいから毎週やってますって答えて欲しかったです(嘘は良くない)。

 リラックスルームで若返った後は(若返っていません)、お風呂に入りに行きました。
 ここ【メテオプラザ】には入浴施設もあるのです(入浴料、何と200円)。
 しかし脱衣場で目にしたものに目が点になりました。
 背中に竜を飼っているその筋の方がいらっしゃったのです。
 北九州の小倉の銭湯に入りに行った時、その筋の方を多く見かけました。
 でもあれは小倉という特殊な地域だからこそ起こりうることなのだと思っていました。
 まさか松江市の公的な入浴施設で同じものを目にするとは…。
 まぁ地方の入浴施設の生き残り策なんでしょうね。
 というわけでタトゥーを入れているが、大きな湯船に浸かりたいという方は【メテオプラザ】の入浴施設はお薦めです。
 そうでない方が【メテオプラザ】で入浴したら結構なスリルが味わえるかもしれません。

                                続く。
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GW中国地方旅行記、その13。

2024-05-15 20:54:21 | 旅行
 ゲストハウスに戻ってきた自分は荷物をまとめ、チェックアウトしました。
 朝食に何を食べるか、ですが、最初は喫茶店のモーニングを考えていました。
 ただ、モーニングを提供する喫茶店は松江市にも何軒かあるのですが、ことごとく提供が9時からなんですよね。
 それじゃ、遅すぎる…。
 考えて、ホテルのモーニングを頂くことにしました。
 松江市のほとんどのビジネスホテルで朝食バイキングが実施されています。
 けれど、宿泊者以外でも利用出来るのはほんの一握りで、その中から最終的にここにしようと決めたのが【ホテル・アルファ―ワン松江】でした。
 3000円(!)の朝食バイキングを提供するホテルもある中、【ホテル・アルファ―ワン松江】の朝食バイキングは当日券で1100円、前売り券なら1000円で頂けるのです(別途要駐車場代)。
 正直、これだけ安いと安かろう、悪かろうでも仕方ないかと思っていたのですが、【ホテル・アルファ―ワン松江】の朝食バイキングは充分美味しかったですよ。

   

 朝から(お昼は食べなくてもいっかと思えるぐらいに)お腹一杯になりました。

 それからこの日の最初の目的地である【松江フォーゲルパーク】に行きました。
 そもそも松江市に行くことにしたのは松江城を見たかったから、というわけでは全然なくて、【松江フォーゲルパーク】に行きたかったからなのです。
 こう見えても(どう見えても?)自分は動物好きなんですよね。
 動物好きといっても、映像や金網越しに見るのはそんなに好きじゃないのです。
 哺乳類であれ、爬虫類であれ、鳥類であれ、実際に触れ合えないと…。
 その点、この【松江フォーゲルパーク】ではペンギンのひざ乗せ体験も出来るんですよ!
 これは行かねば!と思った次第です。

   

 毎度お馴染みのハシビロコウ。
 動かないことで有名ですが、実際は結構動いてました。

   

 くちばしが不揃いのショウジョウトキ。
 かわいそう、と思いがちですが、その分食い意地の張った奴でした。笑。

   

 人前でいちゃつくペンギンたち。
 石を投げつけてやろうかと思いました(投げるな!)。

   

 フクロウのショーもありました。

 で、肝心のペンギンのひざ乗せ体験ですが、午後からだったんですよ(知ってはいた)。
 後々のことも考えて、今回は諦めました。
 【松江フォーゲルパーク】、すごくよかったですよ。
 また島根に行くことがあれば行ってみたいです。

                          続く。
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GW中国地方旅行記、その12。

2024-05-14 20:43:50 | 旅行
 5月6日の朝は4:57に目が覚めました。
 自分には人に言ったことがない、いや、言うほどのことでもない特技があって、それは「寝惚けることがない」というものです。
 自分は寝る前のことを覚えているので寝惚けることがないのです。
 だからいつもと違う場所で寝たとしても、朝起きた時に、「あれ、ここはどこだっけ?」と戸惑ったりすることもありません。
 その日は朝起きて猛烈におかしい、と思いました。
 なぜかというと、時刻は4:57なのに、前日の夜、朝6時台のバスに乗らないといけないんですよ(でないと飛行機に間に合わない)と言っていた同室の女性がまだグーグー寝ていたからです。
 自分の常識では6時台のバスに乗るのであれば、遅くとも4時半には起きないといけないはずなのに、、、ギリギリまで寝る主義なのか、と思って5時まで待ったのですが、起きる気配は無し。
 もしかして6時台と言っていたのは自分の聞き間違いだったのかもしれないと思いながらも、意を決してその女性に「おはようございます」と声をかけました。
 すると女性はバッと跳ね起きました。
 事情はよくわからないのですが、どうも目覚ましのアラームを設定するのを忘れていたみたいです(忘れることなのか?)。
 ゲストハウスの冷蔵庫で冷やしていた手持ちのジュースの中からカルピスを渡し、朝食代わりに飲むようにと言いました。
 それから雨がそぼ降る窓の外を眺めながら傘を持っているかと聞きました。
 日傘しかないと女性。
 ゴールデンウイーク後半は天候が崩れるって天気予報で言ってたじゃん…。
 ゲストハウスからバスの出るJR松江駅まで普通に歩いて30分ぐらいはかかります。
 雨の中、キャリーケースを押しながら歩いたら、40分か、50分はかかるでしょう。
 十中八九間に合わない…。
 結局自分が朝の5時台に駅まで車で送ることになりました。
 この日松江市で何人の人が赤の他人に親切をしたか知りませんが、仮に親切にした人選手権があったら間違いなく自分が一位だったと思います。
 送っていく途中その女性にタクシー代を請求しました。
 タクシー代を請求したといっても現金を請求したわけではないですよ。
 ブログを運営しているので遊びに来てください、とお願いし、ブログのタイトルとHNを教えたのです。
 その女性は必ず行きますと約束してくれました。
 女性を駅に送り届け、自分はゲストハウスへと戻りました。

 果たしてその女性はブログに来てくれるんでしょうか。
 来ないですよね、実際来てないんだから。
 こういう時、他人に親切をすることの空しさを覚えます。
 まぁ、いっか、ブログのネタを提供してもらったと思えば。
 でも誰がこんなリアリティのない話を信じるんですかね?
 自分だったら、6時のバスに乗ると言っておきながら5時になっても目を覚まさない人がいるなんて話、絶対信じないな…。

                      続く。
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GW中国地方旅行記、その11。

2024-05-13 20:38:04 | 旅行
 【松江ゴーストツアー2024】のHPには集合場所は確かに「松江城大手前駐車場 堀尾吉晴公像前」と書いてあるのですが、堀尾吉晴公像前に受付けらしき人は見当たりません。
 あれぇ、堀尾吉晴公像って他にもあるのかな、と思ったのですが、受付けの人は吉晴公像から少し離れたところにいました。
 そこは絶対堀尾吉晴公像前って言わないから!
 わかんなくて売店の店員さんに訊いちゃったよ(おかげで余計な買い物をしました)。
 18:40出発の予定だったのですが、集合時間に遅れてくる人たちもいて、少し出発が遅れました(その人たちは韓国からの留学生だったのですが、特に申し訳ないという風ではなかったです)。

 最初に行ったのは松江城山公園の中にある「ギリギリ井戸」でした。
 語り部の女性が「ギリギリ井戸」についての怪談を語ったのですが、最終的になぜ「ギリギリ井戸」と呼ばれるかは諸説あるというオチだったのには少しズッコケました。

 それからタクシーで月照寺に移動。
 ここでは大亀の石像を見ました。

   

 自分は霊の存在を信じないのですが、それでも寺を去る時にツアーの参加者が誰も(語り部の女性も含めて)一礼すらしないのは感心しませんでした。
 霊にも礼を尽くすべきなんじゃないでしょうか。
 続いて、清光院、大雄寺と回り、最終的に松江しんじ湖温泉駅で解散しました。 
 残念ながら期待していたような、背筋も凍るような恐怖は味わえなかったです。
 ただ、それはどうかと思ったのは、最終的に松江しんじ湖温泉駅で解散したのですが、ツアーの主催者が後はそこから好きに帰ってね、って感じだったんです。
 でもツアーの参加者のほとんどは観光客でそこからどうやってホテルまで帰ればいいのか、わからないんですよ。
 そこまでちゃんとサポートするのが筋じゃないかなぁ。
 どうぞ、ツアーに参加してください、解散した後は知らんけど、というスタンスは感心しませんでした。
 結局最終のバスに乗って帰ったのですが、下りるバス停を間違えてバス停二つ分長く歩く羽目になりました。

 ゲストハウスに戻ってからそのまま車で「F-RUSH(エフ・ラッシュ)」というダイニングバーに(ノンアルコールカクテルを)飲みに行きました。

   

 SF的な体験が出来るのかと思っていたのですが、いたって健全なごくフツーのバーでした。
 ただ料理はとても美味しかったです。

 ゲストハウスに帰ると同室の女性も戻っていました。
 少し世間話をして、お互い今日はどこを回ったか、明日の予定などを話しました。
 11時ぐらいにそのまま寝てしまったのですが、その時は翌朝、あんなことが起きるとは思ってもみませんでした。

                                 続く。
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GW中国地方旅行記、その10。

2024-05-12 14:34:36 | 旅行
 この日のお昼は【そば道場たたらや】で頂き、それから松江に向かいました。
 日野町から松江までそんなに遠くないかと思っていたのですが、二時間ぐらいはかかりましたね。

 松江に着いて最初に向かったのが【小泉八雲記念館】でした。
 この日の夜、小泉八雲のゆかりの地を巡る【松江ゴーストツアー2024】に参加するので、小泉八雲のことをまったく知らないのもいけないだろうと思ったのです。
 しかし記念館まで行ってビックリ。
 駐車場がありませんでした。
 何となく公的な施設っぽいから駐車場があるだろうと勝手に思い込んでいました。
 仕方なく、この日お世話になる【Guest house daisho oshiro asobi】にチェックインすることにしました。
 チェックインには少し早い時間でしたが、オーナーの奥さんは嫌な顔一つせず応対してくださり、鍵の使い方やお風呂の入り方を説明してくれました。
 驚いたのは、奥さんが「今日は同室の方が一人、女性の方がいらしゃいます」と言われたことでした。
 え!?マジ!?
 今まで泊まったユースホステルで女性と同室だったことってなかったけど、、、襲われたらどうしよう?
 というのは冗談ですが、この時は次の日の朝、あんなことが起きるなんて思ってもみませんでしたよ…。

 ゲストハウスにチェックインを済ませ、荷物を下ろしてから、【小泉八雲記念館】まで歩いて行きました。
 小泉八雲がどんな人生を送ったのか、おおよそわかりました。
 若いころは苦労したようですが、日本に来てからは日本女性を娶り、幸せな人生を送ったようですね。

 【小泉八雲記念館】の後は松江城に行ってみました。
 ぶっちゃけお城ってあんまり興味がないんですよね。
 昭和の時代になって建てられたお城に価値はあるの?なんて意地悪なことを思ってしまうのです。
 ただ、松江城は現存天守12城の一つなので行ってみてもいっか、と思いました。
 
   

 遠くから見るとそんなに大きな城には見えませんでしたが、実際最上階まで登るのは結構きつかったです。
 それに階段が急な上に滑りやすく、お年寄りには危険なんじゃないかなぁと思いました。

   

 天守最上階からの眺め。
 お決まりの台詞、「見ろ、人がゴミのようだ」を言ったとか、言わなかったとか。

 17時を過ぎていたので、夕食で【らーめん とんてき 大翔】でしじみラーメンを頂きました(このお店のマスターが副業でゲストハウスも経営している)。

   

 濃厚で美味しかったですよ。

 18時になり、【松江ゴーストツアー2024】の集合場所である松江城大手前駐車場へと向かいました。

                             続く。
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GW中国地方旅行記、その9。

2024-05-11 05:12:43 | 旅行
 不動院岩屋堂の見学を終え、向かったのは日野町にある【ごはんやブランチ】という定食屋でした(同じ鳥取県内でも国道を通って行ったので二時間半かかりました)。

   

 この日はこのお店のマスターの自宅に民泊でお世話になるので、鍵を借りに行ったのです。
 もちろん夕食もここで頂きました。

   

 この日の日替わり定食、生姜焼きとコロッケ。
 メインの皿にサラダが乗っていますが、それとは別に先付けでサラダが出てきます。
 さらに食後のコーヒーがついて850円、かなりリーズナブルではないでしょうか。

 マスターに鍵を借り、自宅へ向かいました。
 が、最初聞いていた住所がわからず、行き過ぎてしまいました。汗。
 マスターの自宅に民泊するのは親戚の家に遊びに行くような感覚ですね。
 清潔な布団があって、お風呂にも入れて、冷蔵庫も使い放題で、かなり居心地が良いです。
 
 次の日も6時前には目が覚めました。
 朝食は前の日にブランチで作ってもらったピザ。

   

 決して不味くはなかったんですけど、冷えたピザは半分ぐらいしか食べられませんでした。
 すいません、マスター。

 この日、日野町で何をするかというとラフティングです。
 ラフティングというのはラフト、ゴムボートでする川下りのことです。
 去年初めてやったのですが、存外に面白かったので今年もスケジュールに組み込みました。

 【リバーサイドひの】近くのラフト小屋でウェットスーツ、ライフジャケット、ヘルメット、シューズを借りて装着しました。
 装備一式込みで3000円というのはめちゃめちゃ安いと思います。
 この日の参加者は自分の他に二組の小学生低学年の息子さんとそのお父さん、計5名でした。
 逆に言うと参加者が5名しかいなかったんですよ、ゴールデンウイークの真っただ中というのに。
 前日のコナンのイベントの人だかりを思い出し、コナンもいいけど、ラフティングもいいのにと思いました。

 日野川での二回目のラフティングはやっぱり面白かったです。
 急流に流され、岩にぶつかり、ボートから投げ出されないように必死にバランスを取りながら操船するスリルは最高でした。
 途中5メートルの高さの岩から川面に飛び込んだのですが、思いっきり水を飲んじゃいました。

 11:30、無事ゴール、ラフト小屋に戻りました。
 同じ九州であれば間違いなく毎年参加するんですけど、おそらく参加は今年まででしょう。
 そう思うととても残念です。

                                 続く。
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