伊坂幸太郎×山下敦弘共著、『実験4号』、読了(鑑賞)。市立図書館蔵書。
『実験4号』というタイトルが示す通り実に実験的な作品集だと思う。何しろ人気作家と人気映画監督のコラボレーションというのだから、本当に聞いたことがない。たぶん後にも先にもこれだけだろう。
伊坂幸太郎の短編小説である『後藤を待ちながら』は、ロックンロールへの熱い想い、シャレた会話、読後感の心地よさなど、これまた実に伊坂幸太郎らしい作品といえる。もしこの作品が短編集の一作として収録されていたら、単純にこのお話はいいな、と思えただろう。
また、山下敦弘の短編映画『It's a small world』も悪くはない。この作品の持つユーモアや雰囲気は決して嫌いじゃない。
ただ、この二作品で¥2940という価格は、どれほど装丁が凝っていたとしても如何にも高い。伊坂幸太郎と山下敦弘、どちらともファンであればともかく、どちらか一方のファンであれば、ちょっと手が出ないだろうし、実際購入したら、高い買い物だったな、と思ってしまうに違いない。
しかし、こういった実験的精神溢れる作品はもっと評価されるべきなんだろうな、とは思う。自らの貧乏が恨めしい。。。
『実験4号』というタイトルが示す通り実に実験的な作品集だと思う。何しろ人気作家と人気映画監督のコラボレーションというのだから、本当に聞いたことがない。たぶん後にも先にもこれだけだろう。
伊坂幸太郎の短編小説である『後藤を待ちながら』は、ロックンロールへの熱い想い、シャレた会話、読後感の心地よさなど、これまた実に伊坂幸太郎らしい作品といえる。もしこの作品が短編集の一作として収録されていたら、単純にこのお話はいいな、と思えただろう。
また、山下敦弘の短編映画『It's a small world』も悪くはない。この作品の持つユーモアや雰囲気は決して嫌いじゃない。
ただ、この二作品で¥2940という価格は、どれほど装丁が凝っていたとしても如何にも高い。伊坂幸太郎と山下敦弘、どちらともファンであればともかく、どちらか一方のファンであれば、ちょっと手が出ないだろうし、実際購入したら、高い買い物だったな、と思ってしまうに違いない。
しかし、こういった実験的精神溢れる作品はもっと評価されるべきなんだろうな、とは思う。自らの貧乏が恨めしい。。。