この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『ナイト&デイ』、アクション・コメディとしては充分及第点をあげられると思うが・・・。

2010-10-09 23:59:23 | 新作映画
 ジェームズ・マンゴールド監督、トム・クルーズ&キャメロン・ディアス主演、『ナイト&デイ』、10/9、ワーナー・マイカル・シネマズ・筑紫野にて鑑賞。2010年41本目。


 先日の記事で誰にでも相性が悪い映画監督がいると思う、というようなことを書きましたが、逆に言えば相性のいい映画監督もいるわけで、ジェームズ・マンゴールドはそんな映画監督の一人です。
 監督作を全部見てるってわけではないですが、『アイデンティティー』や『3時10分、決断のとき』など、観た作品はどれも結構ツボだったんですよね。
 サイコ・サスペンスの『アイデンティティー』、西部劇の『3時10分、決断のとき』、そしてアクション・コメディの『ナイト&デイ』、これほどジャンルがバラエティに富んでいる映画監督もそうはいないんじゃないでしょうか。

 日本に先立って公開されたアメリカ本国ではかなり酷評されている本作ではありますが、自分は充分面白かったです。
 っていうか、トム・クルーズ主演作では一番好きかもしれません。
 この作品がダメっていうなら、劇場公開される映画の半分はダメだといってよいと思います。

 この作品をダメといってる人たちが、どこら辺がダメといってるのか、何となくわかるんですよね。
 例えば武器商人の一味に捕らえられたトムとキャメロンが、その絶体絶命の窮地からどうやって脱出するのかというと、驚くなかれ、時空を越えてワープしちゃうんですよ。いや、本当に。
 ノン・ストップ・アクション・ムービーというのはよく聞きますが、ノン・ストップどころかワープまでしちゃう映画っていうのは初めて観ました。
 そこら辺がこの作品をダメだといってる人たちには受け入れられなかったのかな、と思うのですが、自分はそのワープがきちんと作品のオチに繋がっているのでアリだと思いました。
 
 といった具合に、個人的に高く評価出来る本作なのですが、唯一受け入れがたかったのが、大スクリーンでどアップになるキャメロン・ディアスのすっぴんとビキニ姿ですかね。
 十歳以上年下の妹に結婚を先越されるアラフォーの独身女性という役柄は彼女にはピッタリなのですが、それでもやっぱり彼女のすっぴんとビキニ姿は正直きついものがありました。
 まぁ熟女好きの方であれば萌えるものがあるかもしれませんが。笑。

 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
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