ライアン・ジョンソン監督・脚本、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演、『BRICK ブリック』、DVDにて鑑賞。
高校生は言うまでもなく子供である(ただし、自分にいわせれば、高校生だけでなく、自らの食い扶持をまともに稼げない奴、稼いでない奴はみな子供だと言ってよいと思う)。
だがこれまた言うまでもなく、高校生だってその気になれば車の運転が出来る。銃だって撃てる。麻薬を売買することだって出来る。セックスだって出来る。人も殺せる。
つまり、大人と何ら変わりない。
映画『BRICK ブリック』はそんな映画だ。
学園の変わり者ブレンダンの元に二ヶ月前に別れた元恋人のエミリーから助けを求める電話が入る。よりを戻す気はないが、エミリーのことが気がかりになって彼女の最近の動向を探るブレンダン。しかし電話があった日から二日後、彼は排水坑で哀れにも骸になったエミリーを発見するのだった。誰が彼女を殺したのか、そして彼女は何故殺されなければならなかったのか。真相を求め、彼は学園を疾走する…。
ストーリーよりもむしろ映像の印象が強く残る映画だ。
排水坑の奥から映した、半円に切り取られた外の景色。遠くに消え去ったかと思うとブレンダンを轢き殺すために引き返してくるスポーツカー。艶かしく、どこか象徴主義的な絵画を思い起こさせるファム・ファタールの裸身。誰もいなくなった放課後の運動場で真犯人と対決するブレンダン。
監督が映像にこだわり抜いた作品だということが強く感じられた。
ハードボイルドが好みだという人に強くお薦め出来る。また、映画においてヴィジュアル重視だという人にも、新しい才能(監督もそうだし、主人公のブレンダンを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットも)を先物買いしたいという人にもお薦め出来る。
先ほどチェックしたところ、ヤフオクで本作のDVDが千円前後で出品されているようだ。映画マニアであれば千円なら即買いだと思う。
ただし、本作はDVD化にあたり、劇場公開時の『BRICK ブリック』から『消された暗号』という意味不明なタイトルに変更されているので要注意である(本作は暗号を巡るお話では全然ない)。
高校生は言うまでもなく子供である(ただし、自分にいわせれば、高校生だけでなく、自らの食い扶持をまともに稼げない奴、稼いでない奴はみな子供だと言ってよいと思う)。
だがこれまた言うまでもなく、高校生だってその気になれば車の運転が出来る。銃だって撃てる。麻薬を売買することだって出来る。セックスだって出来る。人も殺せる。
つまり、大人と何ら変わりない。
映画『BRICK ブリック』はそんな映画だ。
学園の変わり者ブレンダンの元に二ヶ月前に別れた元恋人のエミリーから助けを求める電話が入る。よりを戻す気はないが、エミリーのことが気がかりになって彼女の最近の動向を探るブレンダン。しかし電話があった日から二日後、彼は排水坑で哀れにも骸になったエミリーを発見するのだった。誰が彼女を殺したのか、そして彼女は何故殺されなければならなかったのか。真相を求め、彼は学園を疾走する…。
ストーリーよりもむしろ映像の印象が強く残る映画だ。
排水坑の奥から映した、半円に切り取られた外の景色。遠くに消え去ったかと思うとブレンダンを轢き殺すために引き返してくるスポーツカー。艶かしく、どこか象徴主義的な絵画を思い起こさせるファム・ファタールの裸身。誰もいなくなった放課後の運動場で真犯人と対決するブレンダン。
監督が映像にこだわり抜いた作品だということが強く感じられた。
ハードボイルドが好みだという人に強くお薦め出来る。また、映画においてヴィジュアル重視だという人にも、新しい才能(監督もそうだし、主人公のブレンダンを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットも)を先物買いしたいという人にもお薦め出来る。
先ほどチェックしたところ、ヤフオクで本作のDVDが千円前後で出品されているようだ。映画マニアであれば千円なら即買いだと思う。
ただし、本作はDVD化にあたり、劇場公開時の『BRICK ブリック』から『消された暗号』という意味不明なタイトルに変更されているので要注意である(本作は暗号を巡るお話では全然ない)。