この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『世にも奇妙な物語』を見ました。

2010-10-23 23:46:39 | テレビ
 週末はこれといってやることがなかったので(これといってやることがないのは今週末に限ったことではないけど)DVDで録画しといた『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 ~人気作家競演編~』を見ました。

 『世にも奇妙な物語』も二十周年かぁ。もうそんなになるんですかね。時が流れるのは早いもんだ。
 よく言われるのは『世にも~』はレギュラーで毎週放送していたころの方が面白くて、スペシャルになってからつまんなくなったってこと。
 今回のスペシャルは人気作家の原作ということでつまんなかった、ってことはさすがになかったけど、すごく面白かった!!ってほどでもなかったかな。どれもドラマとしてそれなりにまとまっているとは思ったけどね。

 以下各話への簡単なレビュー。

○『厭な扉』
 京極夏彦の原作ということで期待していたんだけど、ごくごく平凡な作品だった。早い段階でオチが読めて、でもさすがにそのオチはないだろうと思わせて、やっぱりそのオチだった。
 おそらく原作はもっと“嫌な”お話なのではなかろうか、と想像する。

○『はじめの一歩』
 原作者の持ち味がよく出ていたのではないだろうか。
 オチも気が利いている。

○『栞の恋』
 悪くはなかったんだけど、自分の好みではなかった。

○『殺意取扱説明書』
 個人的にはこういったお話は結構好き。ただ、このお話が成り立つためには主人公がライバルに殺意を抱いているだけでなく、ライバルも主人公に対して明確な殺意を持っていなければいけないはずが、その説明がなかった。傑作になりえたかもしれないが、傑作ではないかな。

○『燔祭』
 このお話、『世にも~』でやるには尺が足らないと思う。宮部みゆきなら、もっと『世にも~』向けのお話があったんじゃないかなぁ。出来自体は可もなく不可もなく。

 『世にも奇妙な物語』を見ると、それが面白くても面白くなくても、創作意欲を刺激されます。
 ショートショート(のプロット)を何本か思いついたんですけど、読んでみたいって人、いらっしゃいますか?主にグロい話ですけどね。
コメント (5)
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