ターセム・シン監督、ミッキー・ローク主演(?)、『インモータルズ 神々の戦い』、11/12、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年40本目。
十一月の第二週は、スケジュール的に大変でした。
というのも『インモータルズ』、『マネーボール』、『コンテイジョン』と観たい映画が三本も同時期に公開されたのです(シアター・シエマで公開される『スーパー!!』も含めれば四本)。
この三本の中で強いて二本選ぶとすれば、『マネーボール』と『コンテイジョン』ですね。
『インモータルズ』ももちろん観たい映画であることには違いないんですけど、ターセム・シン監督の過去作との相性もあって、若干期待値が低かったんですよね。
それがなぜ『インモータルズ』を最初に観たのかというと、理由は単純、前売り券を購入していたから(逆にいうと『コンテイジョン』は前売り券が九州では発売されなかった)。
しかし、いざ観に行って、予想はいい意味で裏切られました。
観る前は、ターセム・シン監督の前作『落下の王国』の印象もあって、ひたすら衣装が豪華絢爛なだけの、単純な剣劇アクションなのかなと思っていたのですが、違いましたね。
もちろん衣装はすさまじく豪華絢爛なのですが、それ以上に印象に残るのが、その残酷描写のすさまじさ。身体は四散する、首は吹っ飛ぶ、目はえぐられる、女性は蒸し焼きにされるetcもう『SAW』シリーズも裸足で逃げ出すんじゃないか、ってぐらいです。
全能の神ゼウスの身勝手さ、というか俺様ルールもよかったです。
ゼウスは分身を使い、十年以上に渡って人間であるテセウスを導くのですが、他の神が窮地に陥った彼を救おうとすると、マジでブチ切れるんです。
人間の戦いに介入するのは許さん!!とか何とか言って。
オメーも充分介入してるじゃん!とツッコミたくなったのは自分だけではないはずです。
で、テセウスを救おうとした神をゼウスは罰するのですが、その罰がまた苛烈なことこの上ない。
そしてゼウス自身が罰を与えたことで後々窮地に陥るんです。
ゼウスの身勝手さと皮肉が効いた展開には思わず笑ってしまいました。
本作はとても万人にお薦め出来る娯楽作ではありませんが、半端じゃない残酷描写に、自分はアクション映画とホラー映画を一度に観れたような、そんなお得感がありました。
ヴィジュアル重視という方も観て損はないと思います。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
十一月の第二週は、スケジュール的に大変でした。
というのも『インモータルズ』、『マネーボール』、『コンテイジョン』と観たい映画が三本も同時期に公開されたのです(シアター・シエマで公開される『スーパー!!』も含めれば四本)。
この三本の中で強いて二本選ぶとすれば、『マネーボール』と『コンテイジョン』ですね。
『インモータルズ』ももちろん観たい映画であることには違いないんですけど、ターセム・シン監督の過去作との相性もあって、若干期待値が低かったんですよね。
それがなぜ『インモータルズ』を最初に観たのかというと、理由は単純、前売り券を購入していたから(逆にいうと『コンテイジョン』は前売り券が九州では発売されなかった)。
しかし、いざ観に行って、予想はいい意味で裏切られました。
観る前は、ターセム・シン監督の前作『落下の王国』の印象もあって、ひたすら衣装が豪華絢爛なだけの、単純な剣劇アクションなのかなと思っていたのですが、違いましたね。
もちろん衣装はすさまじく豪華絢爛なのですが、それ以上に印象に残るのが、その残酷描写のすさまじさ。身体は四散する、首は吹っ飛ぶ、目はえぐられる、女性は蒸し焼きにされるetcもう『SAW』シリーズも裸足で逃げ出すんじゃないか、ってぐらいです。
全能の神ゼウスの身勝手さ、というか俺様ルールもよかったです。
ゼウスは分身を使い、十年以上に渡って人間であるテセウスを導くのですが、他の神が窮地に陥った彼を救おうとすると、マジでブチ切れるんです。
人間の戦いに介入するのは許さん!!とか何とか言って。
オメーも充分介入してるじゃん!とツッコミたくなったのは自分だけではないはずです。
で、テセウスを救おうとした神をゼウスは罰するのですが、その罰がまた苛烈なことこの上ない。
そしてゼウス自身が罰を与えたことで後々窮地に陥るんです。
ゼウスの身勝手さと皮肉が効いた展開には思わず笑ってしまいました。
本作はとても万人にお薦め出来る娯楽作ではありませんが、半端じゃない残酷描写に、自分はアクション映画とホラー映画を一度に観れたような、そんなお得感がありました。
ヴィジュアル重視という方も観て損はないと思います。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。