ロバート・ダウニーJr.主演、シェーン・ブラック監督、『アイアンマン3』、4/29、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2013年20本目。
人吉から戻った翌日、体力的には結構きついものがあったんですけど、ちょっと無理して観に行きました。大作映画なんだからそんなに焦らなくてもいいのにね。
でも無理した甲斐はありました。
『アイアンマン3』、とても面白かったです。
正直、あんまり期待してなかったんですよね。
シリーズ第一作こそ「おぉ!」って感じで面白かったけど、第二作では失速感が否めず、第三作で再び面白くなるとは思えなかったんです。
それがまさかシリーズ最高傑作になるとは!!本当に意外でした。
このことは監督が交代したことと無縁ではないと思います。
第一作を爆発的にヒットさせ、第二作もそれなりにヒットさせたジョン・ファブローが降板するのって不思議だったんですよね。
やっぱり製作会社も『アイアンマン2』が失敗作だと思ったんじゃないでしょうか(表向きファブローの降板は別作品の監督を優先させたからということになっていますが、『アイアンマン3』より優先させる作品って何?って思います)。
『アイアンマン3』に新風を吹き込むためには新監督を起用するしかないと決断したのでは、などと大した根拠もなく思ってしまいます。
それにしても本作のシェーン・ブラックといい、前二作を監督したジョン・ファブロー、それに『アベンジャーズ』のジョス・ウィードンなど、ほとんど無名に近い人物に大作映画の監督を任せるハリウッドというのは本当に懐が広いなぁと思わずにはいられません(ジョン・ファブローはまだしも、シェーン・ブラック、ジョス・ウィードン、ともに長編監督二作目が『アイアンマン3』、『アベンジャーズ』だった)。
日本ではちょっと考えられないですよね。
そして任せられた監督が期待に応えてそれなりの作品を生み出すのですから、やっぱりハリウッドはすごい、と思います。
さて、製作背景はそれぐらいにして、肝心の内容に目を向けると、本作は脚本上ツッコミどころの多い作品ではあります。
ジェット戦闘機ならともかく、ヘリコプターで襲ってきた敵に対応できないとはスターク邸の警備はお粗末すぎます(しかも自ら攻撃を誘っておきながら)。
敵が来ることがわかっているなら、総力を挙げてこれを撃退するべきでしょう。
ただこの後の展開が痛快なんですよ。
けちょんけちょんにやられたスタークに救いの手を差し伸べたのが年端もいかない子供だったり、ホームセンターで売っている商品を改造し武器にして敵のアジトに乗り込んだり、クスッと笑えるシーンが多くて、それも自分のツボでした。
結局ヒーローものって、変身してしまうと無敵じゃないですか。
ヒーローは無敵じゃないといけないとは思いますが、無敵すぎるとつまんないんですよね。
どこかに弱点があるか、もしくは変身できない状態がないといけない。
『アイアンマン3』はその塩梅がちょうどよかったんだと思います。
アイアンマンが反撃に移るクライマックスや、スタークがすべてを清算するエンディングもよかったですね。
一つ贅沢を言えばエンドロール後のおまけ映像がもうちょっと気の利いたものだったらと思うのですが、、、まぁそれぐらいはよしとしましょう。
2015年に公開される『アベンジャーズ2』が今から楽しみです。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
人吉から戻った翌日、体力的には結構きついものがあったんですけど、ちょっと無理して観に行きました。大作映画なんだからそんなに焦らなくてもいいのにね。
でも無理した甲斐はありました。
『アイアンマン3』、とても面白かったです。
正直、あんまり期待してなかったんですよね。
シリーズ第一作こそ「おぉ!」って感じで面白かったけど、第二作では失速感が否めず、第三作で再び面白くなるとは思えなかったんです。
それがまさかシリーズ最高傑作になるとは!!本当に意外でした。
このことは監督が交代したことと無縁ではないと思います。
第一作を爆発的にヒットさせ、第二作もそれなりにヒットさせたジョン・ファブローが降板するのって不思議だったんですよね。
やっぱり製作会社も『アイアンマン2』が失敗作だと思ったんじゃないでしょうか(表向きファブローの降板は別作品の監督を優先させたからということになっていますが、『アイアンマン3』より優先させる作品って何?って思います)。
『アイアンマン3』に新風を吹き込むためには新監督を起用するしかないと決断したのでは、などと大した根拠もなく思ってしまいます。
それにしても本作のシェーン・ブラックといい、前二作を監督したジョン・ファブロー、それに『アベンジャーズ』のジョス・ウィードンなど、ほとんど無名に近い人物に大作映画の監督を任せるハリウッドというのは本当に懐が広いなぁと思わずにはいられません(ジョン・ファブローはまだしも、シェーン・ブラック、ジョス・ウィードン、ともに長編監督二作目が『アイアンマン3』、『アベンジャーズ』だった)。
日本ではちょっと考えられないですよね。
そして任せられた監督が期待に応えてそれなりの作品を生み出すのですから、やっぱりハリウッドはすごい、と思います。
さて、製作背景はそれぐらいにして、肝心の内容に目を向けると、本作は脚本上ツッコミどころの多い作品ではあります。
ジェット戦闘機ならともかく、ヘリコプターで襲ってきた敵に対応できないとはスターク邸の警備はお粗末すぎます(しかも自ら攻撃を誘っておきながら)。
敵が来ることがわかっているなら、総力を挙げてこれを撃退するべきでしょう。
ただこの後の展開が痛快なんですよ。
けちょんけちょんにやられたスタークに救いの手を差し伸べたのが年端もいかない子供だったり、ホームセンターで売っている商品を改造し武器にして敵のアジトに乗り込んだり、クスッと笑えるシーンが多くて、それも自分のツボでした。
結局ヒーローものって、変身してしまうと無敵じゃないですか。
ヒーローは無敵じゃないといけないとは思いますが、無敵すぎるとつまんないんですよね。
どこかに弱点があるか、もしくは変身できない状態がないといけない。
『アイアンマン3』はその塩梅がちょうどよかったんだと思います。
アイアンマンが反撃に移るクライマックスや、スタークがすべてを清算するエンディングもよかったですね。
一つ贅沢を言えばエンドロール後のおまけ映像がもうちょっと気の利いたものだったらと思うのですが、、、まぁそれぐらいはよしとしましょう。
2015年に公開される『アベンジャーズ2』が今から楽しみです。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。