この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

シエデジ。

2014-04-16 21:24:25 | 日常
 昨日の日記で同じ映画を観るならシアターシエマではなく、KBCシネマで観ます、と書きました。
 それはまったくもって嘘ではないのですが(自分は嘘は言いません。誤魔化しや隠し事はしますけど。)、けれど一番好きな映画館はどこか?と聞かれたら、迷わず「シアターシエマ!」と答えます。
 シエマのどこがよいのか、一概には言えませんが、シネコンが映画を観る場所、もっと言ってしまえば映画を観る“だけ”の場所であるのに比べ、シエマはそうじゃないんですよね。
 人と人とを結びつける場所?
 そうあって欲しいという願望もありますが。

 そうそう、自分がシエマを気に入っている理由の一つに食事の美味しさもあります。
 ポップコーンやホットドッグじゃないんですよ。
 ちゃんとした食事。ランチなんです。それがべらぼうに美味い。
 ただ、美味いってだけじゃなくて、そのランチを映画を観ながら食べられるんです。
 日本広しといえど、ランチを食べながら映画を観れる映画館ってどれぐらいあるんでしょうか。自分は寡聞にして知りません。
 料理って(食べる前に)目で楽しむっていうじゃないですか。
 でも上映中の館内は暗いので料理は見えないんですよ。
 にもかかわらず美味い。
 この日食べた豚の角煮どんぶりもめちゃめちゃ美味しかったです。
 
 などと手放しで褒めておきながら去年は一度も足を運ばなかったんですけどね。笑。
 だって遠いんだもん(おぃ)。

 そんなお気に入りの映画館であるシアターシエマなのですが、ここだけの話、存亡の危機に瀕しているようです(ちょっと大袈裟)。
 というのも全国どこの映画館でも今ではデジタル上映が当たり前となりつつあるのですが、シエマにはそのための上映機器がないのです。

 通常映画を鑑賞する際にはそれがフィルム上映なのか、デジタル上映なのかなんて観る側は気にすることがないと思います。
 しかし上映する側からすればいろいろ違いがあります。デジタル化をすれば様々なメリットがあるのですが、いくつかデメリットもあって、その最大のものが設置費用がかかるということです。
 スクリーン数などでも違ってきますが、シエマの場合だとおよそ1000万円かかるそうです。おいそれとはデジタル化は出来ないってことですね。

 それでこのたびシエマのデジタル化に向けて、「シエマでいろんな映画をずっと見たいからシエマのデジタル化に協力する会」、 略して「シエデジ会」発足しました。
 個人的にはいつまでもフィルム上映を続けて欲しいなんて実も蓋もないことを思ったりもしますが、それでもシエデジ会を応援したいのです。

 応援って言ったって自分に出来ることはたかが知れてるんですけどね。
 映画は天神や博多で観るという皆さん、とりあえず一度でいいからシエマで映画を観てみませんか?
 シネコンで観るのとはまた違った映画体験が出来ると思いますよ。
 などと、去年一度もシエマに行かなかった自分が言っても著しく説得力に欠けますけどね。笑。
 でも本当にシエマはお薦めです。これは嘘じゃありません。
コメント
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