アヌラーグ・バス監督、ランビール・カプール主演、『バルフィ!人生に唄えば』、1/3、シアター・シエマにて鑑賞。2015年1本目。
昨年末に観た『ホビット 決戦のゆくえ』は一年の締めくくりに観るに相応しい、豪華絢爛な大作映画でした。
そして新年一発目に観たこの『バルフィ!人生に唄えば』は一年の始まりに観るに相応しい、実に希望に満ちた映画でした。
まぁ個人的な好みで言えば同じインド映画なら2013年に公開された『きっと、うまくいく』の方が好きです。その年に観た映画の一位に選ぶほど気に入っています。
しかし、より驚かされた、より学ぶものが多かった映画は『バルフィ!』の方だったような気がします。
何に驚かされたかというと、まずヒロインの一人、シュルティを演じたイリヤーナ・デクルーズの美しさでしょうか。単に美しいってだけではないんですよ。品がある美しさというか。
残念ながら今の日本映画ではちょっと見かけないぐらい美しい女優さんでしたね。
彼女の美しさを確かめるだけのために映画を観る価値がある、といっても過言ではないぐらいです。
でももっと驚かされたのがもう一人のヒロインであるジルミルを演じたプリヤンカー・チョープラーの方ですね。
ジルミルは自閉症を患っている少女なのですが、彼女はジルミルをごく自然に、それこそ本当の自閉症患者のように演じているんですよ。
一体いくつなのか具体的には知らないけれど、若いのに上手く演じるものだなぁと思ったのですが、家に帰って調べてみたらビックリ!
プリヤンカー・チョープラー、1982年生まれの御年32才!マジか!
インド映画では『きっと、うまくいく』で主人公ランチョーを演じたアーミル・カーンや『マダム・イン・ニューヨーク』の主人公シャシを演じたシュリデヴィのときも役柄と実年齢の差に驚かされましたが、彼女にもビックリしました。
日本映画で大物女優が年より若い役をやるとほとんど失笑ものですが…。
今挙げたことはこの映画のヴィジュアル的なことです。
でもこの映画で一番脅かされたのは、そういった表面的なことでなく、終盤、主人公のバルフィが二人のヒロインのどちらを選ぶか、その選択でした。
自分は観ていて、畑違いではありますが、昔見たアニメを思い出しました。
そのアニメの中で主人公は魅力的なメインヒロインではなく、年上の、さほど可愛くないサブヒロインを選ぶんです。子供心にも主人公の選択に、えぇ!?と驚かされたのですが、『バルフィ!』にも同様の驚きがありました。
結局自分がこの映画から学んだのは、人間、見た目だけで選んではいけないってことでしょうか。
本当に幸せになろうと思ったら、見た目ではなく、心でパートナーを選ばなければいけない。
まぁそれが簡単に出来れば苦労はしないんですけどね。笑。
自分がバルフィと同じ選択をしなければいけなくなったら、きっと魅力的なメインヒロインを選んじゃうと思います(ダメじゃん)。
ともかく、新春に観るにはピッタリの映画だと思います。
今何か映画を観ようと思っていて、でも何を観るか決めきれず、近くの映画館でこの映画が上映されているのであれば、是非ご覧になってみてください。
今年はいいことがあるんじゃないか、と希望に満ちた気持ちになれますよ。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★は五つで満点、☆は★の半分)。
昨年末に観た『ホビット 決戦のゆくえ』は一年の締めくくりに観るに相応しい、豪華絢爛な大作映画でした。
そして新年一発目に観たこの『バルフィ!人生に唄えば』は一年の始まりに観るに相応しい、実に希望に満ちた映画でした。
まぁ個人的な好みで言えば同じインド映画なら2013年に公開された『きっと、うまくいく』の方が好きです。その年に観た映画の一位に選ぶほど気に入っています。
しかし、より驚かされた、より学ぶものが多かった映画は『バルフィ!』の方だったような気がします。
何に驚かされたかというと、まずヒロインの一人、シュルティを演じたイリヤーナ・デクルーズの美しさでしょうか。単に美しいってだけではないんですよ。品がある美しさというか。
残念ながら今の日本映画ではちょっと見かけないぐらい美しい女優さんでしたね。
彼女の美しさを確かめるだけのために映画を観る価値がある、といっても過言ではないぐらいです。
でももっと驚かされたのがもう一人のヒロインであるジルミルを演じたプリヤンカー・チョープラーの方ですね。
ジルミルは自閉症を患っている少女なのですが、彼女はジルミルをごく自然に、それこそ本当の自閉症患者のように演じているんですよ。
一体いくつなのか具体的には知らないけれど、若いのに上手く演じるものだなぁと思ったのですが、家に帰って調べてみたらビックリ!
プリヤンカー・チョープラー、1982年生まれの御年32才!マジか!
インド映画では『きっと、うまくいく』で主人公ランチョーを演じたアーミル・カーンや『マダム・イン・ニューヨーク』の主人公シャシを演じたシュリデヴィのときも役柄と実年齢の差に驚かされましたが、彼女にもビックリしました。
日本映画で大物女優が年より若い役をやるとほとんど失笑ものですが…。
今挙げたことはこの映画のヴィジュアル的なことです。
でもこの映画で一番脅かされたのは、そういった表面的なことでなく、終盤、主人公のバルフィが二人のヒロインのどちらを選ぶか、その選択でした。
自分は観ていて、畑違いではありますが、昔見たアニメを思い出しました。
そのアニメの中で主人公は魅力的なメインヒロインではなく、年上の、さほど可愛くないサブヒロインを選ぶんです。子供心にも主人公の選択に、えぇ!?と驚かされたのですが、『バルフィ!』にも同様の驚きがありました。
結局自分がこの映画から学んだのは、人間、見た目だけで選んではいけないってことでしょうか。
本当に幸せになろうと思ったら、見た目ではなく、心でパートナーを選ばなければいけない。
まぁそれが簡単に出来れば苦労はしないんですけどね。笑。
自分がバルフィと同じ選択をしなければいけなくなったら、きっと魅力的なメインヒロインを選んじゃうと思います(ダメじゃん)。
ともかく、新春に観るにはピッタリの映画だと思います。
今何か映画を観ようと思っていて、でも何を観るか決めきれず、近くの映画館でこの映画が上映されているのであれば、是非ご覧になってみてください。
今年はいいことがあるんじゃないか、と希望に満ちた気持ちになれますよ。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★は五つで満点、☆は★の半分)。