オリヴィエ・メガトン監督、リーアム・ニーソン主演、『96時間/レクイエム』、1/10、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2015年2本目。
2015年記念すべき一本目に『バルフィ!人生に唄えば』というインド映画を観ました。
年明けに観るに相応しい映画だったと思います。
さて、続く二本目ですよ。
一本目ほどではないにせよ、二本目だって重要なはずです。
二本目にどんな映画を観るかで今年の運勢が決まってしまうといっても過言ではない!
とまでは思いませんでしたが、この日、用事があって天神まで来て、ちょうど時間が余ったので映画を観ることにしたのですが、何を観るのか、正確には二本のうちどちらを観るのか、イマイチ決めきれませんでした。
その二本というのは『シンシティ/復讐の女神』と『96時間/レクイエム』なんですけどね、どちらもシリーズものの続編なんですが、どちらも前作にあまり思い入れがなく、どちらも上映開始時間がほぼ同じで、本当にどちらを観るか決めかねました。
それでもこちらを観ることにしたのは、正月だし、あまり陰鬱な作品は観たくないなぁと思ったからです。
といっても本作も妻を殺されたブライアンが犯人に復讐する話ですけどね!
で、実際『96時間/レクイエム』を観ての感想ですが、ある意味正月に観るに相応しい、豪快な、何から何まで力技の映画でしたよ。
まず何が力技かって、タイトルですよね。
一作目の邦題が『96時間』であることは必然性があるんですよ。何しろ「96時間以内に娘を助けなければ娘の命はない」というお話だったので。
しかし続く『96時間/リベンジ』でかなり希薄になります。あれ、このお話だと「96時間」は関係なくね?って見た人は誰もが思うはずです。
そしてこの『96時間/レクイエム』だとまったく邦題と内容がリンクしなくて、その無関係さに、逆に「よく無理を通したな!」と感心しますね。
その力技は見習いたいと思いましたよ。
脚本もかなり豪快です。
主人公のブライアンは妻殺しの汚名を着せられるのですが、それもこれもブライアンが現場に駆け付けた警官に抵抗し、逃亡したからなんですよね。
もし素直に捕まっていたらメチャクチャ簡単に無実を証明できそう…。
真犯人は本当にあの程度の偽装工作でブライアンに罪を着せることが出来ると思ったんでしょうか。疑問です。
途中ブライアンは下っ端を捕まえて黒幕の正体を聞き出そうとするのですが、そいつは口を割るぐらいなら!と自ら命を絶つんですよ。
いや、、、そこまでして忠義を尽くさなければいけない相手だとは思わなかったですけどね。他に死んだ仲間もいたのだし。
あと、クライマックスで、娘を奪還する方法がまた豪快で、、、それ、一歩間違えれば娘も死んでるよね?と言いたくなること請け合いの豪快さでした。
何やかやと文句をつけているようですが、今挙げたのはマイナス要因ではないんですよ。
なぜならタイトルに「96時間」を流用したのは苦肉の策だということは充分理解出来ることですし、アクション映画の脚本に疵があったとしてもそれが即駄作であることの条件になるとは思いません。
アクション映画なんだからアクションに魅力がありさえすれば何も問題はないのです。
しかし本作はそのアクションに問題があって…。
派手なアクションシーンの釣瓶打ちではあるんです。
格闘シーンも、カーアクションも、爆発シーンも、これでもか!というぐらいに立て続けに起こります。
しかしそれがカット割りのせいなのか、カメラワークのせいなのか、ガチャガチャとしていてすこぶる見難く、ひどく目が疲れました。
アクション映画を観ていて目が疲れる、なんてことはこれまで経験がないですけどねぇ。
結局文句しか言わなかった感がありますが、正月に観るのに相応しい、豪快な映画ではあったと思います。
ついでに言っておくと、シリーズ最終作なんてことが公式サイトで謳われてますが、この作品が最終作になるなんてことはおそらくないと思います。
まず間違いなく四作目も作られるんじゃないかなぁ。
四作目でさらわれるのはおそらく主人公の孫ですね。
その際は是非とも「96時間」以内に事件を解決して欲しいです。笑。
お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★は五つで満点、☆は★の半分)。
2015年記念すべき一本目に『バルフィ!人生に唄えば』というインド映画を観ました。
年明けに観るに相応しい映画だったと思います。
さて、続く二本目ですよ。
一本目ほどではないにせよ、二本目だって重要なはずです。
二本目にどんな映画を観るかで今年の運勢が決まってしまうといっても過言ではない!
とまでは思いませんでしたが、この日、用事があって天神まで来て、ちょうど時間が余ったので映画を観ることにしたのですが、何を観るのか、正確には二本のうちどちらを観るのか、イマイチ決めきれませんでした。
その二本というのは『シンシティ/復讐の女神』と『96時間/レクイエム』なんですけどね、どちらもシリーズものの続編なんですが、どちらも前作にあまり思い入れがなく、どちらも上映開始時間がほぼ同じで、本当にどちらを観るか決めかねました。
それでもこちらを観ることにしたのは、正月だし、あまり陰鬱な作品は観たくないなぁと思ったからです。
といっても本作も妻を殺されたブライアンが犯人に復讐する話ですけどね!
で、実際『96時間/レクイエム』を観ての感想ですが、ある意味正月に観るに相応しい、豪快な、何から何まで力技の映画でしたよ。
まず何が力技かって、タイトルですよね。
一作目の邦題が『96時間』であることは必然性があるんですよ。何しろ「96時間以内に娘を助けなければ娘の命はない」というお話だったので。
しかし続く『96時間/リベンジ』でかなり希薄になります。あれ、このお話だと「96時間」は関係なくね?って見た人は誰もが思うはずです。
そしてこの『96時間/レクイエム』だとまったく邦題と内容がリンクしなくて、その無関係さに、逆に「よく無理を通したな!」と感心しますね。
その力技は見習いたいと思いましたよ。
脚本もかなり豪快です。
主人公のブライアンは妻殺しの汚名を着せられるのですが、それもこれもブライアンが現場に駆け付けた警官に抵抗し、逃亡したからなんですよね。
もし素直に捕まっていたらメチャクチャ簡単に無実を証明できそう…。
真犯人は本当にあの程度の偽装工作でブライアンに罪を着せることが出来ると思ったんでしょうか。疑問です。
途中ブライアンは下っ端を捕まえて黒幕の正体を聞き出そうとするのですが、そいつは口を割るぐらいなら!と自ら命を絶つんですよ。
いや、、、そこまでして忠義を尽くさなければいけない相手だとは思わなかったですけどね。他に死んだ仲間もいたのだし。
あと、クライマックスで、娘を奪還する方法がまた豪快で、、、それ、一歩間違えれば娘も死んでるよね?と言いたくなること請け合いの豪快さでした。
何やかやと文句をつけているようですが、今挙げたのはマイナス要因ではないんですよ。
なぜならタイトルに「96時間」を流用したのは苦肉の策だということは充分理解出来ることですし、アクション映画の脚本に疵があったとしてもそれが即駄作であることの条件になるとは思いません。
アクション映画なんだからアクションに魅力がありさえすれば何も問題はないのです。
しかし本作はそのアクションに問題があって…。
派手なアクションシーンの釣瓶打ちではあるんです。
格闘シーンも、カーアクションも、爆発シーンも、これでもか!というぐらいに立て続けに起こります。
しかしそれがカット割りのせいなのか、カメラワークのせいなのか、ガチャガチャとしていてすこぶる見難く、ひどく目が疲れました。
アクション映画を観ていて目が疲れる、なんてことはこれまで経験がないですけどねぇ。
結局文句しか言わなかった感がありますが、正月に観るのに相応しい、豪快な映画ではあったと思います。
ついでに言っておくと、シリーズ最終作なんてことが公式サイトで謳われてますが、この作品が最終作になるなんてことはおそらくないと思います。
まず間違いなく四作目も作られるんじゃないかなぁ。
四作目でさらわれるのはおそらく主人公の孫ですね。
その際は是非とも「96時間」以内に事件を解決して欲しいです。笑。
お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★は五つで満点、☆は★の半分)。