この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

2015年の世相を漢字一文字で表すと、、、

2015-12-15 21:30:55 | 戯言
 日本漢字能力検定協会が発表した、2015年の世相を漢字一文字で表す漢字は「安」だそうです。
 思わず、「え?」って言いたくなりますよね。
 2015年ってそんなに「安」定した一年でしたっけ?それとも平「安」な一年だった?もしくは商品の値段が「安」かったとか?
 どれも違うと思いますけどね。
 言っちゃなんですが、流行語大賞と同じく、この今年の漢字という企画も思いっ切り迷走してる感じが否めません。

 世相を漢字一文字で表すということ自体無理があると思いますが、敢えてその一文字を選ぶとすると、自分だったら「模」を選びますね。
 模倣の「模」ですよ。
 だって2015年って東京オリンピックのエンブレムパクリ疑惑問題に始まって、ミスチルの『抱きしめたい』酷似問題で終わった感のある一年ですから、「模」を選びたくもなるってものです。

 それにしてもパクリといえば韓国人の独壇場だったはずが、エンブレムのデザイナーの佐野研二郎氏も『ぬくもり』を作詞した沢久美氏も立派な日本人ですから、日本人にもパクリの資質があるってことを認めなくちゃいけませんねぇ。いやはや残念。

 と思う必要はないと思います。
 韓国人や日本人に限らず、古今東西、世界中でパクリ、パクられてるのだなぁ、ということを今週発売のテレビブロスの1/11号を読んで思いましたから。

 一年十二ヶ月のうち、一号だけ映画秘宝を購入するなら何といっても三月号でしょう。
 理由は前年公開された映画のベスト&トホホ10が載っているからです。
 同様に、一年のうち一回だけ買うとしたら今週号ですよ。
 年末号というだけあって、通常版よりかなり厚いですし、だからといって記事の手抜き感などはなく、それどころか、「ほぅ」と感心する記事もいくつかあって、中でも【仁義なきパクリあい!パクリ兵器の世界】は読み応えがあっても面白かったです。
 近代兵器史におけるパクリ兵器を紹介しているのですが、まさか戦闘機のクフィルまでがパクリだったとは!『エリア88』を愛読していた身としてはまさに衝撃でした。

 こういったパクリ問題に憤りを覚える方も多数いると思います。
 自分はといえば案外寛容です。
 結局他人の作品をパクる人って自分ではオリジナルなものを作れません!って言ってるようなものですからね。
 他人の真似ばかりしていて楽しいの?とは思っちゃいますけれど。

 などと余裕のある発言をしていられるのも自分が誰かからパクられた経験がないからでしょう。笑。
 自分も早く誰かからパクられるような立派な作品を生み出したいものです。
コメント (2)
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