この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【天空の石橋 無明橋ツアー】に参加してきました。その1。

2020-10-10 21:44:17 | 旅行
 10月10日、11日に今年何度目だ?と言いたくなる大分旅行に行ってきました(A.五度目)。

 まず言っておきたいのは10日、11日とも晴れましたよ、ってことです(正確には10日の朝、ちょびっと降りました)。
 晴れたから何?と言われそうですが、7日23時時点で日本気象協会のサイトでは降水確率が10日の由布市は60%、11日の豊後高田市は80%だったんですよ。
 80%を跳ね返すのって結構すごくないですか?
 まぁただの偶然かもしれませんが、その偶然も10年ぐらい続いていれば自分でも怖くもなります。

 さて、10日は家を8時過ぎに出ました。
 急ぐ旅でもないので高速代2580円をケチって下の道、国道で行きました。
 途中【道の駅慈恩の滝くす】に寄りました。
 通るのが夜中だったり、立ち寄る暇がなかったり、これまで何度となく通り過ぎていたのですが、慈恩の滝、よかったですよ。

   

 ただ7月の大雨の影響で滝の裏側には回れませんでした。
 何で裏が見れないんじゃあああああ!!と裏見が出来ずに恨み言を言ったりして。
 あと、滝を見ながら「ジーク・ジオン!」と心の中で叫んだのはここだけの秘密です。笑。

 12時過ぎ、この日の最初の目的地である【由布御所】に着きました。
 突然ですが、皆さんは(食べるのが)好きな魚は何ですか?
 自分は「鯉」と答えますね。
 鯉の洗いに鯉こく、想像しただけでよだれが出てきそうです。
 「鯉が好き」と答えると、よく「川魚って泥臭くない?」って言われることが多いのですが(特に都会の人)、川魚が泥臭かったら、それは泥をよく吐かせてないからですよ!
 小城にある鯉料理屋では2週間から3週間清流の水の中で鯉を晒しているので泥臭いなんてことは全くありません。
 鯉と同じぐらい山女も好きで、この夏、3回ほど山女の塩焼きを食す機会があったのですが、あれ、自分が好きだった山女ってこんなものだったっけ?って思いました。
 それで湯布院に山女料理のお店がないか、ネットで調べたらこのお店がヒットしたというわけです。
 実際行ってみたらまずその廃屋っぷりにビビりました。
 もし「営業しているようには見えないお店選手権」というようなものがあったら、由布御所、かなり上位にランクインすること間違いなしです。
 食べログなどで「おばあさんが一人で切り盛りをしている」と書かれていて、山女の養殖をしている山女料理のお店がおばあさん一人で切り盛りしているわけないじゃん、って思っていたのですが、本当におばあさん一人で切り盛りしていて、そのことにもビビりました。
 山の中を彷徨っていた旅人が一軒の藁ぶき屋根の家を見つけ、そこに住んでいた老婆から「今夜はゆっくりしていきなされ」と歓待されるが老婆は実は山姥で、旅人は命からがら逃げだす、というような昔話を思い出しました。
 などと散々ひどいことを書いていますが、由布御所で食べた山女の塩焼きはまさに絶品でした。

   

 自分が食べたかった山女はこれだよ、これ!って思いました。三年物の山女はかぶりつけるほどに身が大きくて、塩加減も絶妙、これまでに食した山女の塩焼きの中で一番美味しかったですね。
 ただ、この由布御所、湯布院の中心地から離れているためか、知る人ぞ知るお店のようで、湯布院のことなら何でも知っている感のある、この日お世話になったユースホステルのオーナーさんもご存じなく、実際自分は土曜日の12時から一時間ほどお店にいたのですが、お客さんは誰一人来ませんでした。
 由布御所、絶対的にお薦めなので、湯布院にお越しの際は是非行ってみてくださいね。

                                               続く。
コメント
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