次の目的地に行く途中、たまたまケーキ屋さんがあったので寄ってみました。
そのケーキ屋さんは【フランス菓子春のまち5丁目】というちょっと一風変わった店名だったのですが、苺のショートケーキは最近食べたケーキの中では抜群に美味しかったです。
次の目的地というのは【北九州市立美術館】でした。
高校、大学と美術部に在籍こそしていたものの、普段美術館で芸術鑑賞をする習慣のない自分がなぜゴールデンウイークにわざわざ北九州の美術館に足を運んだかというと、この美術館でちょっと気になるイベントが行われるからです。
そのイベントが始まるのが15時からだったので、しばし芸術鑑賞に浸りました。
この日開催されていた展示会は《コレクション展Ⅰ》と《北九州未来創造芸術祭ART for SDGs》と《再興第105回院展》でした。
《コレクション展》は文字通り北九州市立美術館が収蔵するコレクションのお披露目といった感じの展示会で、ルノアールやモネなど、巨匠と呼ばれる作品の隣りに現代アート作品が展示してあったりして面白かったです。
《ART for SDGs》は「SDGs」の概念自体自分にはよくわかりかねるものなので、そのアートといっても自分にはいまいちピンときませんでした。
《院展》はさすが日本最高峰の公募展だけあって、どの作品もレベルが高かったです。
ただ、若干展示してある作品の傾向が似ている、、、ような気がしました。
いや、あくまで素人目から見ての話なので、戯言と切り捨ててください。
さて、この日行われた気になるイベントというのは《ゲキシビジョンvol.2 モネ、逆さまの睡蓮》でした。
美術館で演劇が行われるという試み自体面白いと思いますが、その演出を【飛ぶ劇場】の泊篤志氏が手掛けるのです。
しかも鑑賞料金はたったの500円!!
これは観に行かない手はないなと思った次第です。
とはいえ、美術館で行われる500円の鑑賞料金の演劇ですから、自分は寸劇のようなものを想像していたんですよね。
が、全然違いました。
本格的なお芝居でしたよ。
テーマは「いい絵とは何か?」。
かつてモネの『睡蓮』が逆さまに展示されていたという逸話を元にした創作劇です。
いい絵とは何か、難しいテーマではありますよね。
多くの人に「素晴らしい!」と絶賛されていた絵が実は逆さまに展示されていたとしたら、それって本当に「いい絵」だと言えるのか、どうか。
難しいテーマではありますが、自分の答えは単純です。
「いい絵」というのは人の心を動かすことの出来る絵のことだと思います。
逆さまにしても人の心を動かせたのだとしたら、やはりそれでもいい絵なのでしょう。
これは何も絵に限らないことですよね。
映画でも、音楽でも、ありとあらゆる芸術や表現で言えることです。
単純にテクニックでは測れないことなのだと思います。
《逆さまの睡蓮》、観に行って本当によかったです。
美術館を後にする頃に夕暮れが迫っていました。
夕日に追われるように自分たちは九州から本州へと渡りました。
続く。
そのケーキ屋さんは【フランス菓子春のまち5丁目】というちょっと一風変わった店名だったのですが、苺のショートケーキは最近食べたケーキの中では抜群に美味しかったです。
次の目的地というのは【北九州市立美術館】でした。
高校、大学と美術部に在籍こそしていたものの、普段美術館で芸術鑑賞をする習慣のない自分がなぜゴールデンウイークにわざわざ北九州の美術館に足を運んだかというと、この美術館でちょっと気になるイベントが行われるからです。
そのイベントが始まるのが15時からだったので、しばし芸術鑑賞に浸りました。
この日開催されていた展示会は《コレクション展Ⅰ》と《北九州未来創造芸術祭ART for SDGs》と《再興第105回院展》でした。
《コレクション展》は文字通り北九州市立美術館が収蔵するコレクションのお披露目といった感じの展示会で、ルノアールやモネなど、巨匠と呼ばれる作品の隣りに現代アート作品が展示してあったりして面白かったです。
《ART for SDGs》は「SDGs」の概念自体自分にはよくわかりかねるものなので、そのアートといっても自分にはいまいちピンときませんでした。
《院展》はさすが日本最高峰の公募展だけあって、どの作品もレベルが高かったです。
ただ、若干展示してある作品の傾向が似ている、、、ような気がしました。
いや、あくまで素人目から見ての話なので、戯言と切り捨ててください。
さて、この日行われた気になるイベントというのは《ゲキシビジョンvol.2 モネ、逆さまの睡蓮》でした。
美術館で演劇が行われるという試み自体面白いと思いますが、その演出を【飛ぶ劇場】の泊篤志氏が手掛けるのです。
しかも鑑賞料金はたったの500円!!
これは観に行かない手はないなと思った次第です。
とはいえ、美術館で行われる500円の鑑賞料金の演劇ですから、自分は寸劇のようなものを想像していたんですよね。
が、全然違いました。
本格的なお芝居でしたよ。
テーマは「いい絵とは何か?」。
かつてモネの『睡蓮』が逆さまに展示されていたという逸話を元にした創作劇です。
いい絵とは何か、難しいテーマではありますよね。
多くの人に「素晴らしい!」と絶賛されていた絵が実は逆さまに展示されていたとしたら、それって本当に「いい絵」だと言えるのか、どうか。
難しいテーマではありますが、自分の答えは単純です。
「いい絵」というのは人の心を動かすことの出来る絵のことだと思います。
逆さまにしても人の心を動かせたのだとしたら、やはりそれでもいい絵なのでしょう。
これは何も絵に限らないことですよね。
映画でも、音楽でも、ありとあらゆる芸術や表現で言えることです。
単純にテクニックでは測れないことなのだと思います。
《逆さまの睡蓮》、観に行って本当によかったです。
美術館を後にする頃に夕暮れが迫っていました。
夕日に追われるように自分たちは九州から本州へと渡りました。
続く。