この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

嫌な予感しかしない『大豆田とわ子と三人の元夫』。

2021-05-13 22:09:25 | テレビ
 (地上波の)テレビは見ない、という人を何人か知っています。
 テレビを見る、見ないは個人の勝手だし、自由だと思いますが、テレビを見ない理由が「つまらないから、くだらないから、面白くないから」だとしたら、それは間違っていると思うし、勿体ないです。
 確かにつまらなくて、くだらなくて、面白くないテレビ番組はいくらでもありますが、決してすべてのテレビ番組がそうだとは思いません。
 中でもテレビドラマは侮れないと思っています。
 例えば前クールになりますが、クドカン脚本、長瀬智也主演の『俺の家の話』は神ドラマでしたよ。
 正直、最終話一話前までは、なかなか面白いドラマだな、ぐらいにしか思っていなかったのですが、最終話の怒涛の展開、そして伏線回収の鮮やかさには鳥肌が立ちました。

 さて、今クールはというと見ているドラマは『大豆田とわ子と三人の元夫』『今ここにある危機とぼくの好感度について』の二本だけです。
 正直、『今ここ~』の方は微妙かな。
 あまり人に薦めようという気にはなれません。
 でも脚本が渡辺あやなので最終回までにもう一捻りぐらいはあるのでは、と期待しています。
 『大豆田とわ子~』の方は神ドラマ、というほどではないにしても、かなり面白くて。ハマっています。
 会話の妙やクスッと笑える小ネタなど、さすがは坂元裕二だな、と感心させられます。
 ただ、『カルテット』もそうでしたが、どこが面白いのか、説明しにくいドラマではあります。
 とわ子と三人の元夫との会話が面白いんだよ、と言われても、言われた方は「ふーん、そうなんだ」としか言えないでしょうね、きっと。
 ともかく、『大豆田~』はありがちな、わかりやすいドラマではないのです。
 
 その『大豆田とわ子と三人の夫』なのですが、5月18日放送の第6話で第1章が完結するのだそうです。
 え?って思いましたよ。
 第6話で第1章が完結するということは、第6話で物語が大きく動き、第7話で再スタートするってことですからね。
 何となく『大豆田~』って物語が大きく動くような、そういうドラマではない、と思っていましたから。

 第5話でとわ子はモラハラ社長の車に乗り、どこかへ連れ去られてしまいました。
 通常のドラマであれば、第6話でとわ子がモラハラ社長に鉄槌を下すか、三人の元夫が手を組んでとわ子を取り戻す、そういう展開になるでしょう。
 しかし、『大豆田~』はありがちなドラマではないのです。
 ついでに言えば、第6話の予告で、とわ子が帰宅した様子は描かれていません。
 何だかすごく嫌な予感がします。
 『大豆田とわ子と三人の元夫』はコメディです。
 コメディであるから、とわ子がモラハラ社長に連れ去られても無事に戻ってくる、そうみんなは思っている。
 みんながそう思っているということは、そうならないってことなのではないか。
 つまり、とわ子はモラハラ社長に殺されてしまうのでは…。
 自分の想像が嫌になってしまうのですが、それを否定する根拠が今の段階では何もなくて。
 早く来週の火曜日になって、とわ子の無事な姿を目にしたいです。
 切実に。
 
 
コメント
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