この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

リメイクなんていらない。

2021-10-11 22:21:53 | 旧作映画
 先週の土曜日は『キャッシュトラック』という映画を観に行きました。
 『キャッシュトラック』は「ブルー・レクイエム』というフランス映画のリメイクなのだそうです。
 オリジナルの『ブルー・レクイエム』は未見ですが、『キャッシュトラック』を観て、正直リメイクでこれかよ、と思いました。
 作中、「それってどーゆーこと?」、「なぜそうなる?」と疑問に思ったり、矛盾に感じたりするシーンがやたらあったんですよね。
 元となった『ブルー・レクイエム』がそうだったのか、『ブルー・レクイエム』はそうでないのに『キャッシュトラック』が劣化したのかは知りませんが、リメイク作であれば、オリジナルの疑問点、矛盾点を解消してから制作して欲しいものです。

 『キャッシュトラック』に限らず、リメイク作品で面白いと思ったことはほぼないですね。
 今日は自分が過去にオリジナル作品とリメイク作品、両方見た映画をいくつか紹介したいと思います。
 まぁ全部ホラー映画なんですけどね。

 まず一番最近(といっても二年前ですが)劇場で観たリメイク作品が『ペットセメタリー2019』で、オリジナル作品は『ペットセメタリー』(1989年)です。
 死者のよみがえりをテーマにした作品なのですが、よみがえるのがオリジナルでは3、4歳ぐらいの男の子(自我がない。言葉を話せない。)だったのが、リメイクでは10歳ぐらいの女の子(自我がある。しゃべる。)なんですよ。
 この違いが大きく、果たしてどちらが怖いか、ですが、やっぱり前者に軍配が上がるんじゃないでしょうか。
 まぁどちらも怖いと言えば怖いですけど、比べるとね。

 続いては同じく劇場で観たリメイク作品が『インサイド』で、オリジナル作品が『屋敷女』です。
 ホラー映画にはホラー映画初心者は絶対に見るな、と言いたくなる作品があるのですが、そのうちの一つが『屋敷女』ですね。
 オリジナルはとにかく描写が凄惨ですさまじく、特にラストが強烈なのですが、リメイクはオリジナルのラストシーンが丸々ないという、よくあるハリウッドホラー映画になっています。

 最後に紹介するのは『マーターズ』です。
 オリジナル版の『マーターズ』は劇場で観て、リメイク版の『マーターズ』はDVDで見ました。 
 オリジナル版を自分はホラー映画の最高到達点だと高く評価しているのですが、同時にホラー映画に耐性のない人は絶対に見てはいけないとも思っています。
 リメイク版の「マーターズ」は箸にも棒にも引っかからない駄作ホラーで、この映画を作った人は何がしたかったんだろうと疑問に思うこと必至です。

 ホラー映画に関して言えば本当にリメイクはいらない!と思っているのですが、いざ自分が好きだったホラー映画のリメイク作品が公開されると観に行っちゃうんですよね。笑。
 10月15日に『キャンディマン』が公開されます。
 話に聞いたところではリメイクではなく、続編らしいのですが、果たして1992年版の『キャンディマン』を超える恐怖があるのか、今から観るのが楽しみです。
コメント
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