この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

誤読をしてはダメですか?

2021-07-15 22:53:28 | 戯言
 昨日の記事の続きです。
 『ガタカ』の記事にコメントを寄せてくれた方とは『ガタカ』に関していくつもの解釈の違いがありました。
 それについてはまぁいいんですよ。
 みんな違ってみんないい、というふうに思っているわけではありませんが、所詮映画の解釈ですから、どちらかに間違いがあったとしてもそれは大したことじゃないと思っています。

 自分の方に言葉足らずの面もありましたし、言い過ぎたと思うことも、相手の言葉を捉え損ねていたと思うこともありました。
 ただ、それは如何なものかと思うこともあって、、、以下抜粋。
>お互いに不利益ですので、相手に誤読のレッテルを貼るような表現を控えていただけるとありがたいです。
 「誤読のレッテルを貼る」というのはわかりやすく言えば「誤読を指摘する」ってことですよね(ニュアンス的な違いがあるのかな)。
 
 自分は普段、誰かが誤読していたとしてもそれをこちらから指摘することはありません。
 それは自分が親切な人間ではないからです。
 見ず知らずの赤の他人が誤読をしていようといまいとそんなことは自分の知ったことではない、というスタンスなのです。

 ただ、誤読を指摘する行為自体が間違っている、とは思いません。
 相手の間違いを指摘するのって要は相手のことを慮ってのことじゃないですか。
 引いては社会を、そして世界を少しでも良くしようという行為でもある。
 そんなことは自分の知ったことではないと知らんぷりをする方が間違っている、と思います。

 誤読なんてしない方がいいに決まっています。
 ただ誤読をしたからといってそれで万死に値するとか、恥であるとか、そういうふうには思いません。
 誤読に限らず、見間違い、聞き間違い、勘違い、思い違い、記憶違いといった間違いはよくあることじゃないですか。
 間違いに気づいた時点で修正すればいいだけのことだし、他人からそれを指摘されたら受け入れればいい、その指摘が間違っていると思ったら反論すればいい、それだけのことなんじゃないかなぁ。
 それをまるで犯罪でも犯したかのように「レッテルを貼る」なんていうのは間違っている、、、と思うなぁ。

 と言ってる自分が間違いを指摘されて素直に認める人間かというと必ずしもそういうわけではないんですけどね。笑。
 器の大きい人間になりたいです。
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