まずは映画『ガタカ』に関して思うことをいくつか。
ヴィンセントはアントンとの遠泳競争で二度勝利しています。
その二度の勝利によってⒶ「ヴィンセントは心臓の障害を克服し、実力でアントンに勝利した」と見る人が多いようです。
しかしⒷ「ヴィンセントは心臓の障害を克服しておらず、競争でヴィンセントが勝利したのはアントンが勝ちを譲ったからだった」という可能性も否定できません。
遠泳競争のシーンだけではⒶかⒷか判断はつきかねます。
ただし、ヴィンセントが20分のランニングの直後ロッカールームで崩れ落ちるシーンがあります。
たった20分すらまともに走れないヴィンセントが心臓の障害を克服していたとは考えにくいです。
なので遠泳競争の真相はⒷであると考える方が妥当であると自分は考えます。
ジェロームがヴィンセントに彼が地球に戻ってきたときのために用意した大量の血液や尿を披露するシーンがあります。
自分はこのときの血液や尿はフェイクだった、そう考えています。
理由はそれを示唆するシーンがあるからです。
ヴィンセントが帰宅するとジェロームが電話で誰かと話している。
電話を切ったジェロームはこんなことを言います。
注文したものと違うものを送りつけてきやがった、返品はきかないらしい。
ジェロームが言っていることっておかしいですよね。
注文と違うものを送りつけておきながらどうして業者は返品に応じないのか。
電話をしていたのですから、ジェロームが業者に何かしら注文したのは間違いないのでしょう。
ただそれは染料や洗剤といった日用品ではなかった。
では何なのか。
ジェロームが取り寄せようとしたそれはヴィンセントには誤魔化さなければならないものだった。
またヴィンセントの出発までに必要なものだった。
そして返品の利かない特注品だった、と考えられます。
結局ジェロームが何を注文していたのか、作中明かされることはありません。
それどころか、それらしきものも登場しません。
唯一、ジェロームが披露した大量の血液と尿を除いては。
ですから自分はジェロームは業者に大量の血液と尿のフェイクを発注していたのだな、と思ったのです。
もちろん血液と尿がまごうことなき本物で、ジェロームが発注したのは染料だった、という可能性はゼロではありません。
しかしその場合、ジェロームが電話で業者とやり取りし、その後ヴィンセントに意味不明な言葉を口にしたシーンが丸々あってもなくてもどちらでもよかった。ということになります。
果たして『ガタカ』において、あってもなくてもどちらでもよいシーンなどというものが存在しうるのか?
自分はジェロームが注文していたのが日用品だったとは思えないので、必然的に血液や尿はフェイクであるということになります。
その他、そもそも短時間であれだけ大量の血液や尿を用意することは出来ない(特に血液は無理)、また血液や尿を一年の間新鮮な状態で保存をしておく方法がないといった理由でもフェイク説を支持しますね。
今述べたことは自分の『ガタカ』の考察の一部です。
この考察に反する読み方は間違っている、そう考えます。
先日ある方から自分の考察に対するクレームがつきました。
そのクレームは一言で言うと「あなたの考察は上から目線で押しつけがましく不快だ」というものでした。
まず言わせてもらうと、考察というものは大なり小なり上から目線だということです。
やたらへりくだった考察って聞いたことがないですからね。
それから押しつけがましいについてですが、自分ははっきり言って自分以外の誰かが『ガタカ』という映画をどのように解釈しようが興味がありません。
自分の考察を参考にしてくれたら、それは単純に嬉しいですよ。
考えを問われたら出来るだけ誠実に答えるようにはしています。
でも自分の考えを押し付けようなどという気はさらさらありません。
自分と考えの異なるブログに乗り込んで「お前の考えは間違っている!」などと言ったりしたこともありません。
そんな面倒なことはしません。
押しつけがましいと言われるのは正直心外です。
不快であるということついてはどうしようもないですね。
不快に思われる方は閲覧しないでくださいとしか言いようがないですね。
こちらも殊更不快にしようと思っているわけではないので…。
そんなわけで当ブログの考察記事は「上から目線で押しつけがましく不快である」可能性はありますが、そのクレームをこちらに寄せられても正直対応に応じかねます。
あしからず。
ヴィンセントはアントンとの遠泳競争で二度勝利しています。
その二度の勝利によってⒶ「ヴィンセントは心臓の障害を克服し、実力でアントンに勝利した」と見る人が多いようです。
しかしⒷ「ヴィンセントは心臓の障害を克服しておらず、競争でヴィンセントが勝利したのはアントンが勝ちを譲ったからだった」という可能性も否定できません。
遠泳競争のシーンだけではⒶかⒷか判断はつきかねます。
ただし、ヴィンセントが20分のランニングの直後ロッカールームで崩れ落ちるシーンがあります。
たった20分すらまともに走れないヴィンセントが心臓の障害を克服していたとは考えにくいです。
なので遠泳競争の真相はⒷであると考える方が妥当であると自分は考えます。
ジェロームがヴィンセントに彼が地球に戻ってきたときのために用意した大量の血液や尿を披露するシーンがあります。
自分はこのときの血液や尿はフェイクだった、そう考えています。
理由はそれを示唆するシーンがあるからです。
ヴィンセントが帰宅するとジェロームが電話で誰かと話している。
電話を切ったジェロームはこんなことを言います。
注文したものと違うものを送りつけてきやがった、返品はきかないらしい。
ジェロームが言っていることっておかしいですよね。
注文と違うものを送りつけておきながらどうして業者は返品に応じないのか。
電話をしていたのですから、ジェロームが業者に何かしら注文したのは間違いないのでしょう。
ただそれは染料や洗剤といった日用品ではなかった。
では何なのか。
ジェロームが取り寄せようとしたそれはヴィンセントには誤魔化さなければならないものだった。
またヴィンセントの出発までに必要なものだった。
そして返品の利かない特注品だった、と考えられます。
結局ジェロームが何を注文していたのか、作中明かされることはありません。
それどころか、それらしきものも登場しません。
唯一、ジェロームが披露した大量の血液と尿を除いては。
ですから自分はジェロームは業者に大量の血液と尿のフェイクを発注していたのだな、と思ったのです。
もちろん血液と尿がまごうことなき本物で、ジェロームが発注したのは染料だった、という可能性はゼロではありません。
しかしその場合、ジェロームが電話で業者とやり取りし、その後ヴィンセントに意味不明な言葉を口にしたシーンが丸々あってもなくてもどちらでもよかった。ということになります。
果たして『ガタカ』において、あってもなくてもどちらでもよいシーンなどというものが存在しうるのか?
自分はジェロームが注文していたのが日用品だったとは思えないので、必然的に血液や尿はフェイクであるということになります。
その他、そもそも短時間であれだけ大量の血液や尿を用意することは出来ない(特に血液は無理)、また血液や尿を一年の間新鮮な状態で保存をしておく方法がないといった理由でもフェイク説を支持しますね。
今述べたことは自分の『ガタカ』の考察の一部です。
この考察に反する読み方は間違っている、そう考えます。
先日ある方から自分の考察に対するクレームがつきました。
そのクレームは一言で言うと「あなたの考察は上から目線で押しつけがましく不快だ」というものでした。
まず言わせてもらうと、考察というものは大なり小なり上から目線だということです。
やたらへりくだった考察って聞いたことがないですからね。
それから押しつけがましいについてですが、自分ははっきり言って自分以外の誰かが『ガタカ』という映画をどのように解釈しようが興味がありません。
自分の考察を参考にしてくれたら、それは単純に嬉しいですよ。
考えを問われたら出来るだけ誠実に答えるようにはしています。
でも自分の考えを押し付けようなどという気はさらさらありません。
自分と考えの異なるブログに乗り込んで「お前の考えは間違っている!」などと言ったりしたこともありません。
そんな面倒なことはしません。
押しつけがましいと言われるのは正直心外です。
不快であるということついてはどうしようもないですね。
不快に思われる方は閲覧しないでくださいとしか言いようがないですね。
こちらも殊更不快にしようと思っているわけではないので…。
そんなわけで当ブログの考察記事は「上から目線で押しつけがましく不快である」可能性はありますが、そのクレームをこちらに寄せられても正直対応に応じかねます。
あしからず。
こんにちは。
私は、ガタカの事は全く知りませんし
SFにも一切興味がありませんが、
せぷ様のこだわりの考察が興味深く
いつになるかはわかりませんが
いつか見てみたいと思いながら、読ませていただいております。
遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます!😊🎂
『ガタカ』わお薦めなのでぜひご覧になってください。
パソコンが不調なのでしばらくは記事の更新が出来ません。
お祝いコメント、ありがとうございました。