この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ジェームズ・ガンが格の違いを見せつけた『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。

2021-08-15 22:03:35 | 新作映画
 ジェームズ・ガン監督、マーゴット・ロビー主演、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』、8/13、イオンシネマ福岡にて鑑賞。2021年33本目。

 本作は2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』の続編なのですが、いろいろと変更点があり、中でも一番の違いは監督がデヴィッド・エアーからジェームズ・ガンに代わりました。
 そしてジェームズ・ガンは格の違いを見せつけました。
 『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』、めちゃめちゃ面白かったです。

 格の違いと言いましたが、まぁ、向き不向きもあると思います。
 極悪人ばかりが集まった特殊部隊という無茶苦茶な設定である以上、ユーモアは不可欠であるはずなのに、前作はそれが皆無でしたからね。
 デヴィッド・エアーにユーモア精神を期待する方が間違っているのでしょう。

 その点、ジェームズ・ガンはユーモアのセンスが抜群でしたね。
 そんな不謹慎なことを笑いのネタにしていいのかってぐらい笑わせてもらいました。

 それに脚本がやっぱり上手いですよ。
 「スーサイド・スクワット」、直訳すれば自殺部隊で、その名の通り登場人物が死にまくるのですが、誰が死んで、誰が生き残るか、(ハーレイ・クインを除いて)まったくわからないんですよ。
 でも最終的に生き残った登場人物にはそのための理由付けがしっかりとされていて、生き残ったことにすごく納得出来るんです。
 そこら辺の脚本の妙やバランス感覚は非常に感心しました。

 本作はアメコミ原作ものとして間違いなく上位に入る出来の良さで、間違いなく今後もシリーズは作られるだろうな、と思うのですが、立役者であるジェームズ・ガンは本作限りの登用とのことです。
 残念でなりません。

 多少残酷なシーンもありますが、そういったものに耐性がある方は観て損のない一作だと思います。

 
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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