問題です。
Q.次のうち、メールの件名としてもっとも不適当なのはどれでしょう?
1.はじめまして。
2.こんばんは!
3.お久しぶりです。
4.例の件についてですが。
5.合コンに行きませんか?
さて、答えは何番でしょう?
簡単ですね、メールの件名としてもっとも不適当なのは1.の「はじめまして。」です。
それまで交流のなかった相手に対してメールを送る際、件名が「はじめまして。」では受け取った相手はスパムメールではないか、と疑ってしまいます。
そのように疑われる恐れがあるメールは内容の如何を問わず礼を逸しているといえるのではないでしょうか。
その人に初めて出すメールであれば件名はなるべく具体的なものがいいでしょう。
2~5に関しては、差出人がはっきりしているのであれば件名はどういったものであれ構わないと思います。(件名を普段から具体的にする習慣をつけた方がいいとは思いますが。)
といったわけでスパムメールについてちょっと考えてみたいと思います。
まずはスパムメールの定義ですが、ごく一般的な『スパムメール=迷惑メール』という解釈でいいと思います。
ただ特定の個人からのメールでも「迷惑だな~」と思うことがあるので、『業者からの迷惑メール』、そう定義した方がより正しいかもしれません。
そう、すべてのスパムメールは最終的に何らかの利益を得るがために送られるものであり、決して個人が愉快犯的な目的で送りつけてくる代物ではないのです。
さてスパムメールの対処の仕方ですが、結局のところ一つしかありません。
無視する。
これしかないです。
相手はあの手この手であなたの個人情報を引き出そうとしますが、まともに応対してはいけません。
「このメールに関して覚えがないのですが」と返信するのはもちろん、『受信拒否をされる方はこちらをクリックしてください』という誘いにも乗ってはいけません。
でないとあとあと痛い目に、、、まぁ痛いというか、面倒なことになりますので。
そんなわけでスパムメールなんてものは無視するに限るのですが、そのいかがわしさに惹かれるものがあるのもまた事実です。
だってある日突然こんなメールが届くんですよ?
「このたび○○さんがあなたを六万円にて落札されました。落札金の受け取りは・・・」とか、
「混浴温泉旅行の件ですが、日程が決まりました。詳しくは・・・」なんていうメールが届いて、心が揺り動かないわけがないです!!
といっても実際のところ、それらのメールにリアリティは皆無でまともに相手にする類いのものではないのですが、そのリアリティのなさが見方を変えれば面白いともいえるわけで。
そんな現実社会を超越したスパムメール界において特に突出した二大スターといえるのが、“大石オブジョイトイ”と“米田寅美”の二人(というか二通?)でしょう。
大石オブジョイトイ、いうまでもなくインリン・オブジョイトイのパクリなのでしょうが、「インリン」が名前であるはずなのになぜそこに「大石」という苗字が当てられるのか、それだけで謎です。
米田寅美に関して多くを語りたくはありません。ただGacktを愛聴し、フェラーリを乗り回し、さらにパソコンにも精通する七十を超えたババァはこの地球上には存在しない、そう信じたいです。
最後に一通のスパムメールをご紹介します。
差出人は“関本弘美”、彼女もスパムメール界では有名人です。全文掲載。
「あなたからのメールを受信していたみたいなのですが、どちら様でしょうか?
はじめは迷惑メールか何かと思っていたのですが、添付ファイルもなにも無い空メールでしたので、とりあえずこのように返信したしだいです。私のアドレスに見覚えはございますでしょうか?最近あまりにも迷惑メールが多く少し困惑してます。ご説明いただければ幸いです。」
どれほど丁寧な口調であってもスパムメールには違いありません。
心当たりは無いのですが、などと返信しては決していけません。
スパムメールについてより詳しく知りたいのであれば、サエキけんぞう著、
『ネット限定恋愛革命 スパムメール大賞』をどうぞ。
読み物としても面白いですよ?