この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

THE有頂天ホテル。

2006-01-15 22:01:21 | 新作映画
本日の冷や汗。
映画を観終わったあと、買いたい本を適当に買いまくっていたら、駐車場を出た時点での残金が四十一円でした。
やばかったです。
閑話休題。

『THE有頂天ホテル』、Tジョイ久留米にて鑑賞。

素晴らしい、この映画を要約するとその一言に尽きます。
素晴らしいと思える映画がどう素晴らしいのか、それを伝えるのにあまりにボキャブラリーが貧困で悩んでしまいます。

まず目に付くのが出演陣の豪華さ。
豪華キャストで送る、という売り文句はよく耳にしますが、実際にそのドラマ、もしくは映画のキャストの、どこらへんが豪華なんだろう?と首をひねらざるをえないこともままあります。
けれどこの映画に関してその点は間違いありません。
ざっと挙げると、伊東四郎、オダギリジョー、香取慎吾、唐沢寿明、佐藤浩市、西田敏行、松たか子、役所広司と、それこそ普通のドラマではピンで主役を張れるであろう役者がこれでもかこれでもかと出てきます。
よくこれだけの役者をそろえたものだなぁと感心するぐらいです。

そしてセットの豪華さ。
セットの豪華さといってまず思い浮かべるのが自分はスピルバーグ監督の『ターミナル』なんですけど、あの映画に勝るとも劣りません。
映画の中に、確かに一軒の一流(半)ホテルが存在していました。

けれど何より驚くべきことは、多くの登場人物の一人一人に必ずどこかに山場があるということ!!
主な登場人物だけで二十人近くいるのに!
その脚本の妙にはただただ唸らされるばかりです。
素晴らしい、やはりその言葉しか見つかりません。

年の始めを笑いで彩る、この一年がよい年になるんじゃないかって思えるほど幸せな気分になれる映画です。
普段コメディなんて馬鹿馬鹿しくて観ないという方、劇場に映画を観に行くのは年に一、二度という方にも自信をもってお薦めできる傑作コメディです。
是非劇場でご覧になってください。
コメント (22)
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