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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

熊本日帰り旅行記、その1、~気分はニュータイプ~。

2022-09-10 21:52:22 | 旅行
 9月10日は熊本に行ってきました。
 日帰りですが、充実した、そしてハードな旅になりました。

 まず最初に行ったのが【熊本県総合発射場】です。
 ここではクレー射撃やライフル射撃など様々な射撃が出来るのですが、銃所持許可証が無くても出来るのがビームライフル射撃なのです。
 ビームライフルと聞いて思い出すのが『機動戦士ガンダム』のそれだと思いますが、もちろん全然違います。
 イメージ的にはレーザーライフルと言った方がイメージ的にはわかりやすいかな。
 スコープを覗き込んでターゲットをオン、そして引き金を引きます。
 実弾を発射しているわけではないので衝撃はありません。
 それが本物のライフル射撃とは違うところですね。

   

 正確にターゲットの中心を打ち抜くと10ポイント!
 でも引き金を引く指がわずかに震えただけで中心からズレてしまいます。
 集中力と視力の勝負ですね。
 目が悪い人は楽しめないかな。
 自分は左右の視力が1.5なので楽しめましたが。 
 図らずも視力の良さを証明することになってしまいました。笑。

 一時間分の利用料を前払いしての利用でしたが、実際には40分ぐらいで集中力が切れてしまって止めました。
 最終の10射撃の結果がこちら。
 
   

 5、9、9、9、9、10、10、10、10、9と四回続けて10ポイントだったときはゾーンに入ったと思いましたが、最後の一射は9ポイントでした(というか、10ポイントが途切れたので止めました)。
 なかなかいい成績ではないですか、などと自画自賛していますが、慣れればだいたい誰でもそんな感じなのかもしれません。

 ちなみに一時間の利用料っていくらだと思いますか?
 これが何と一時間220円!
 この前やったカートが10分2000円だったのに比べると驚異的に安いですね。
 公営施設ってやっぱり安いなぁと思いました。 

 ビームライフル射撃を終えた後、クレー射撃の見学に行きました。
   
   

 柵の外からクレー射撃をしているおっちゃんに、写真を撮ってもいいかと尋ねたところ、「いいよ」と快諾、それどころか、どうせ写真を撮るなら近くで撮ったら、と言ってくれました。
 許可証を持ってなくても射撃場に入っていいの?と思ったのですが、お言葉に甘えて射撃場の中へ。 
 しかし後から来たスタッフの方に許可証のない人は射撃場に入らないでくださいと注意されました。
 え、これって自分が注意を受けなければいけないことなの?と世の理不尽を感じてしまいました。

 11時になり、次の目的地へと車を走らせました。

                              続く。
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人を信じるのって難しい。

2022-09-09 23:21:28 | 戯言
 人を信じるのが下手です。
 すぐに信じるくせに信じる力が弱いというか。

 今年の6月にとあるイベントでホラー映画好きの人と知り合いました。
 周りにホラー映画好きの人がいなかったので、その人と知り合えたことが嬉しくて、持っていた『マーターズ』と『ミスミソウ』と『口裂け女2』のホラー映画のDVDを貸しました。
 返すのはいつでもいいですよ、というようなことも言ったと思います。

 返すのはいつでもいいとは言ってものの、やっぱり気になって、8月、その人にツイッターでDMを送ることにしました。
 DVDのことだけを書くのはストレートすぎると思い、最初に世間話を、続いて『マーターズ』は解釈の難しい作品なので何かわからないことがあったら遠慮なく聞いてくださいね、ということを書きました。
 でも返事がないんですよ。
 あれ、何か自分が気に障るようなことをしたかな、と思って、その旨を訊ねるDMを送りました。
 今度はすぐに返事がきました。
 そのメールには、DMにはどうしても反応が遅れてしまう、不安にさせて申し訳ない、と書かれていました。
 DMにはどうしても反応が遅れる?
 よくわからない理屈でしたが、ともかくその返事にも貸したDVDのことは一言も触れられていませんでした。

 自分は何でもよかったんですよ、DVDに関することであれば何でも。
 今はプライヴェートが忙しくてDVDを見る時間がありません、もう少しお待ちくださいとか、『〇〇』を見ました、とても面白かったですとか、そういう一言が。

 確かに返すのはいつでもいいですよ、というようなことは言いました。
 でもそれは相手のことが信用出来ると思ったから、正確には信用したいと思ったからです。
 DMの返事をしない人のことは信用出来ません。
 信用出来ない相手には何も貸したくないし、貸したものは一日でも早く返して欲しいのです。

 今回の件でいくつか疑問があります。
 DMの返事をしないということを理由にその人のことが信用できないと思う自分って器が小さいんですかね?
 DMの返事がないってことはよくあることなんでしょうか。
 返すのはいつでもいいといって貸したものを貸した側が返してというのはおかしいこと?
 あと一つ。
 本記事を読んでも当該の人物が誰なのか、わからないように書いたつもりです(当人を除いて)。
 一応配慮した、つもりではあります。
 でもネットには例えどれほど配慮してもブログで個人を非難するような記事は書くべきではない、という考えがあります。
 どうなんですかね?
 自分は事実を正確に書くのであれば(それでも当事者の一方から書いた記事であることは否めない)、個人を非難することも許される、と考えますが…。

 人を信じるのって本当に難しいです。。。
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謎のイベント【古湯温泉 秋の彩フェスタ】。

2022-09-08 20:59:02 | 日常
 9月10日はグランメッセ熊本まで【将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 熊本大会】を観に行きます。
 観戦希望の申し込みをしていたのですが、無事当選したのです。
 ちなみに9月11日に行われる【第27回北九州将棋フェスティバル】の方も当選しました。
 体力に自信があれば両方のイベントに行くのですが、自分には熊本に行って翌日北九州という強行軍はきつすぎます。
 どちらか一方を選ばなければいけなかったのですが、かなり迷いました。
 純粋にイベントとして楽しいのは将棋フェスティバルの方だと思います。
 指導対局があったり、おしゃべり対局があったりと、文字通り「お祭り」のようなイベントです。
 一方JTプロ公式戦の方はレベルの高い対局を目にすることが出来ます。
 さて、どちらに行くか。
 最終的にイベントの内容ではなく、開催地で決めることにしました。
 グランメッセ熊本がある上益城郡にはちょっと気になるものがあったのです。
 将棋フェスティバルの方には昨日断りの電話を入れました。
 ぶっちゃけ無断キャンセルでも構わなかったのでしょうが、気分的な問題ですね。
 せっかく選んでくれたのに行かないのはやっぱり申し訳ないですから。
 っていうか、熊本と北九州という比較的近い距離で、将棋のイベントが一日違いで開催されるんですかね?
 出来れば二週間、せめて一週間、間が空いていたら両方参加出来るのに…。
 本当に誰が日程を決めているんだろう…。
 将棋フェスティバルに電話した時もよっぽど「来年は日程を考えてください!」と言おうかと思いましたよ、言わなかったけど!
 将棋のイベントに関する愚痴はそれぐらいにして。

 9月の23、24、25日に開催される【第37回富士町古湯映画祭】に行こうかと思っています。
 24日が会社の棚卸しなので、行くなら23日か、25日ですが、まぁ25日かな。
 去年、一昨年とコロナの影響で開催されなかったので今年も無理かと思っていたのですが、自宅にDMが届いて今年の開催を知りました。
 
 ところでDMには映画祭とは別のイベントのチラシも入っていました。
 それが【古湯温泉 秋の彩フェスタ】です。

   

 バルーンの夜間係留や、焚火体験、川遊び・山歩きなど、なかなか面白そうなイベントだなと思いました。
 もうちょっと詳しいことを知りたかったので、ネットで検索してみました。
 だって一口に「川遊び」といっても、小川でバシャバシャ水遊びをするだけなのか、それとも本格的にキャニオニングをするのか、わからないですからね(たぶん前者だとは思うけど)。
 検索して「え?」と思いました。
 HPや公式サイトの類いがヒットしなかったからです。
 同時開催される映画祭の方はフツーにあるのに…。
 仕方なく「イベント情報はこちらから」と書いてあるところからQRコードを読み取ってみました。
 今度こそイベントに関して詳しいことがわかるはずと思って携帯電話の画面を覗き込んだ自分は「えぇ?」と思いました。
 表示されたのがインスタグラムの非公開画面だったからです。
 「イベント情報はこちらから」と誘導しといて非公開画面って一体…。
 【古湯温泉 秋の彩フェスタ】、謎のイベントとしか言いようがありません。。。

ps.今日改めて確認したら写真が三枚アップされていました。
 でもDMに同封されていたチラシがアップされただけなので、相変わらず謎のイベントですが…。
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小瓶に入れてみた。

2022-09-07 21:33:06 | 折り紙・ペーパークラフト
 折り紙が好きです。
 といっても人が考えた作品を折ることはあまりありません。
 好んで折るのは前川さんの『三つ首の鶴』ぐらいですね。
 あとはひたすら自分が考えた作品ばかり折っています。
 折り紙の作品を自分で考えるというと、「すごい!」と驚かれることが(たまに)あるのですが、そんなにすごいことでもないんですよ。
 料理好きな人であれば、一つや二つ、オリジナルの料理があるのでは?
 もしくはレシピ通りに作らないこともあるんじゃないですか?
 そんな感じです。

 とはいえ、最後にオリジナルの作品を考えてからずいぶん経ちます(「ワンコ封筒」です)。
 もう自分がオリジナルの作品を生み出すことはないのかもしれないな、と思ったりもします。
 別に不安になったり、焦ったりしているわけではないですよ。
 まぁ幸いなことに自分に折り紙作家として期待している人は皆無ですからね。
 その点は気楽なものです。

 今は、オリジナルのペーパーローズである『クォーター・ローズ』を折っています。
 『クォーター・ローズ』、人に折り方を教えたことがないわけではないですが、折り紙って折り方を教えて覚えられるものでもないので、実質折れるのは世界で自分だけです。
 100円ショップでちょうどよい大きさの小瓶が売られていたので『クォーター・ローズ』を入れてみました。

   

   小瓶から出した状態。

   

 あと色違いも。

   

 写真だとどうしても暗くなっちゃいますが、それなりに見栄えのするものになりました。
 自分では気に入っています。
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2023年連休事情。

2022-09-06 21:23:07 | 雑事
 先日100円ショップに行ったら、もう来年のカレンダーが発売されていました。
 いやぁ、早いですねぇ。
 よーやく夏が終わったばかりだと思っていたのですが…。

 早速一部買って、家に帰ってから穴を開けました。
 カレンダーに穴を開けると言っても意味がわからないと思うので説明すると、
 基本的に壁掛けのカレンダーって新しい月になるごとに前の月のページを破り捨てなくちゃいけないじゃないですか。
 自分はそれが嫌なんですよね。
 生理的に嫌というわけではなく、前の月に何をしたのか、例えばいつぐらい髪を切りに行ったのかといったことを、一目でわかるようにしておきたいのです。
 破り捨てることなくページをめくるためには穴を開けなくちゃいけないというわけです。
 具体的にはこんな感じ。

   

 こんな面倒臭いことをやっているのは自分だけだと思いますが、カレンダーに予定を書き込んでいる人って前の月の予定を確認したい場合はどうするのかなぁ?

 来年のカレンダーを購入したので来年の連休事情をチェックしたいと思います。

 1月は1日が元日、9日が成人の日で祝日です。
 でも元日って年末年始の休みと被るので祝日としてのありがたみが薄いなぁ。
 9日は月曜日なので7~9日までが三連休になりますが、年末年始の休みが終わった直後に三連休があってもやっぱりありがたみが薄いような?
 これってただの贅沢ですかね。笑。

 2月は11日が建国記念日、23日が天皇誕生日ですが、11日は土曜日、23日は木曜日なので三連休はありません。残念!

 3月は21日が春分の日ですが火曜日なので三連休にはなりません。残念X2!

 4月は29日が昭和の日で祝日ですが、土曜日なので意味ないですね。
 2023年は土曜日祝日が多いなぁ。

 5月は3日が建国記念の日、4日がみどりの日、5日がこどもの日となっていて、3日が水曜日なので3~7日までが五連休、1、2日も休みを取れば最大九連休になります。
 遠くに行きたい…。

 6月は祝日がないので当然三連休もありません。
 1月のありがたみの薄い三連休をここに持ってきたい。

 7月は17日の海の日が月曜日なので15~17日が三連休になります。

 8月は11日の山の日が金曜日なので、必然的に11~16日あたりがお盆休みになるかと思われます。
 
 9月は18日の敬老の日が月曜日で16~18日が三連休になりますが、23日の秋分の日は土曜日なのでこちらは三連休にはなりません。
 まぁおそらく23日は棚卸しで休日出勤になるんだけどね。

 10月は9日のスポーツの日が月曜日なので7~9日が三連休になります。
 さて、どこに行こうかな。

 11月は3日の文化の日が金曜日なので3~5日が三連休になりますが、23日の勤労感謝の日は木曜日なので三連休にはなりません。

 12月は三連休はありませんが、30日から年末の休みに入るのかな。

 こうして見ると2023年は土曜日の祝日が多く、三連休は今年に比べ少なめです。
 とはいえ三連休があっても富士急ハイランドは今年行ってしまったし、行きたいところだいたい行き尽くした感があるんですけどね。
 でも来年こそはスカイダイビングをしたいと思っています。
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【錯覚のふしぎになんで?どうして?どがんなっとっと展】に行ってきました。

2022-09-05 22:00:48 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 9/3は映画を観終わった後、佐賀県立美術館まで【錯覚のふしぎになんで?どうして?どがんなっとっと展】(「どがんなっとっと」=「どうなっているの」)を観に行きました(展示期間は9/4まで)。
 観に行ったのはいいんですけど、一つブロガーとして致命的なミスを犯しちゃいました。
 自分が犯した致命的なミス、それは携帯電話を会社に忘れちゃったことです。
 【錯覚のふしぎになんで?どうして?どがんなっとっと展】(長いな!以後【錯覚のふしぎ展】にします。)、展示物がすべて撮影オッケーだったのに。。。
 というわけで実際自分の目で見なければその不思議さがわからない、少なくとも写真ぐらいは欲しい【錯覚のふしぎ展】のレポートを写真無しで送らせてもらいます。

 【錯覚のふしぎ展】、最終日前日ということもあって、親子連れやカップルなど、来場者がめっちゃ多かったですが、行ってよかったです。
 やっぱり実際目で見ないとわからないことってありますからね。
 【錯覚のふしぎ展】では数理工学博士の杉原厚吉氏の作品が多く展示されていました。
 杉原厚吉氏の作品で有名なのは「立体錯視」だと思います。 
 立体錯視とはどういうものかというと、例えば丸く見える物体が鏡に移すと四角に見えるってやつですね。
 ネットや写真で見ると、この立体錯視がすごく不思議でした。
 ただ、実物を見たらそこまで不思議に思う必要はないのだな、ということに気づきました。

 例えばマイナスドライバーの先端部分は正面から見ると四角いです。
 そして横からは三角に、上からは丸く見えます。
 別に不思議なことではありません、すべての物体は見る角度によって形が違うのです。
 マイナスドライバーの先端部分は四角で三角で丸いですが、星型であると同時に丸い物体もあるでしょう。

 立体錯視は不思議なことではない、と述べました。
 これは手品のタネを知って不思議さが消失するのに似ています。
 でも手品ってタネを知ってしまったら楽しめないってものでもないと思います。
 むしろ、オーソドックスな手品をどう魅せるかがマジシャンの技量ではないでしょうか。
 【錯覚のふしぎ展】に行って立体錯視を不思議に思うことはなくなりましたが、でも逆に立体錯視や錯覚により強く興味を覚えるようになりましたよ。

 では最後に唐突ですが、自分が以前作成したクイズを出題したいと思います。

   

 AとB、どちらの線が長いでしょう?
 心の目で見て答えてくださいね。笑。
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お前もがんばれよ!と思った『DC がんばれ!スーパーペット』。

2022-09-04 17:49:34 | 新作映画
 ジャレッド・スターン監督『DC がんばれ!スーパーペット』、9/3、イオンシネマ佐賀大和にて鑑賞(ACチケットBC8、鑑賞料金1000円)。2022年37本目。

 8/27に『NOPE/ノープ』、『サバカン SABAKAN』、『グリーンバレット』、9/1に『シーフォーミー』、『この子は邪悪』、『ブレット・トレイン』に続いて、9/3に『『DC がんばれ!スーパーペット』を観ました。
 我ながらそんなに密に映画を観なくてもと思わないでもないですが、当初の予定では『DC がんばれ!スーパーペット』を観るつもりはなかったのです。
 ただ、佐賀県立美術館まで「錯視展」を観に行きたかったんですよ。
 それで佐賀って遠いんですよ。
 いや、自分も鳥栖市民で佐賀県人なので正確に言い直すと、佐賀市って遠いんですよ。
 正確に測ったことはないですが、時間的にも、距離的にも、福岡市よりも遠いと思います。
 遠く佐賀市まで行って、「錯視展」を観て帰るだけ、というのは勿体ない気がして、佐賀市で週末何かイベントがないかと調べてはみたのですが、これといってなく、仕方なくイオンシネマ佐賀大和で映画を観ることにしました。
 さて、何を観るか、、、時間的にちょうどよかったのがこの『DC がんばれ!スーパーペット』だったというわけです。
 yahoo映画のユーザーレビューでの評価も悪くないし(3.9点)、観て損はないだろうと思ったんですよね。
 実際観ての感想はというと、、、

 崩壊の危機を迎えたクリプトン星からジョー・エル夫妻が生まれたばかりの息子カル・エルを脱出ポッドで送り出そうとするシーンから物語は始まります。
 シールドが閉まる寸前、ペット(犬)のクリプトが潜り込み、ポッドはそのまま発射されます。
 親子の別れを描いた感動的なシーンではありますが、自分は一つの疑問を抱かずにはいられませんでした。
 どうして親子揃って脱出しなかったの?
 脱出ポッドを親子三人が乗り込めるように改造するのがそれほど難しいことだとは思えないのですが、その答えは作中示されません。
 たぶん、科学者としての自責の念があって崩壊するクリプト星に残ることにしたのだとか何とか理由があるのだとは思いますが、本作だけではそれがわからないので、感動的な親子の別れのシーンではあっても感動するには至りませんでしたね。
 
 続くシーンでは少年期をすっ飛ばして、大人になったスーパーマン(カル・エル)とそばにはペットのクリプトがいます。
 ここでの疑問は、犬の寿命って?でした。
 はっきりと年齢は示されませんが、その姿からカル・エルは24、5歳にはなっているようです。
 当然クリプトも同じだけ年を取っているわけで、すげーおじいちゃん犬じゃん!と思ってしまいました。
 まぁクリプトはクリプトン星の犬なので地球の犬と同じように年齢換算するわけにはいきませんが…。
 ちなみに犬の年齢計算式についてはこちら
 正直難しくてよくわかりませんでしたよ。

 細かいところにこだわるのは自分の悪い癖ですね。
 以後捨ておきます。
 アニメで重要なのはキャラクターデザインですよね。
 主人公犬のクリプトはそれなりに可愛くデザインされています。
 仲間となる犬のエースもまぁまぁ可愛いです。
 豚のピーピーもギリイケてるかな。
 でも亀のマートンとなると「ゲッ!」となるデザインで、リスのチップとなると確実に不気味でした。
 マートンにしろ、チップにしろ、目が大きすぎるって誰も思わなかったんですかね。
 心の狭い自分は最後まで可愛かったり、可愛くなかったりするペットたちを応援することが出来ませんでした…。

 ところで、タイトルの『DC がんばれ!スーパーペット』ですが。
 この「がんばれ!」、素直に解釈すればかかっているのは「スーパーペット」でしょうけれど、ひねくれた自分は「DC がんばれ!」と読んでしまいました。
 特にジャスティス・リーグの中にグリーン・ランタンがいましたからね。
 スーパーマンやバットマンを知らないという人はいないでしょう。
 ワンダーウーマンもアクアマンもそれなりに知られていると思います。
 フラッシュもサイボーグも実写版の『ジャスティス・リーグ』には登場していました。
 でもグリーン・ランタンは?
 最近『ジャスティス・リーグ』を観たばかりで、本作を観に来た人は、あの緑のおばさんは誰?って思ったんじゃないかなぁ。
 今後はグリーン・ランタンにも是非頑張って欲しいものです。

 素直に『異動辞令は音楽隊! 』か『アキラとあきら』でも観ればよかった…。

 お気に入り度★★、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ユーモアやギャグがひたすら寒かった『ブレット・トレイン』。

2022-09-03 10:48:47 | 新作映画
 ブラッド・ピット主演、デヴィッド・リーチ監督、『ブレット・トレイン』、9/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(ファーストデイにつき鑑賞料金1200円)。2022年36本目。

 9/1は『シーフォーミー』、『この子は邪悪』に続いて『ブレット・トレイン』を観ました。
 この日三本目の映画だからなのか、鑑賞中、かなりウトウトしました。
 でも一週間前にも映画を三本観ていて、その時は一本目でウトウトしたので、映画のハシゴをする際、何本目でウトウトするかは自分でもよくわかりません。
 睡眠時間や体調にさほど違いはなかったと思いますが…。
 ともかく、『ブレット・トレイン』は鑑賞中ウトウトしたので大事なシーンを観落としている可能性があるってことです。
 悪しからず。

 伊坂幸太郎原作の映画を初めて劇場で観たのは『陽気なギャングが地球を回す』でした。
 その駄作っぷりに「ふざけるな!」って激怒しましたね。
 怒りの矛先をどこに向けていいのかわからなかったので、とりあえず主演の大沢たかおが出演する映画やドラマは見ないことにしました。
 以後大沢たかお出演作は出来るだけ見ないようにしています。
 大沢たかおにとっては完全に八つ当たりだとは思いますが。

 『鴨とアヒルのコインロッカー』はよかったですね。
 劇場に二回観に行きましたよ。
 伊坂幸太郎の原作の雰囲気をスクリーン上で完全に再現していたと思います。

 それからも伊坂幸太郎原作の映画は劇場で公開されましたが、残念ながら全作観に行っているってわけではありません。
 伊坂幸太郎は今でも好きな作家の一人ですが、以前に比べて距離が出来てしまったのかもしれません。
 
 そして『ブレット・トレイン』ですよ。
 伊坂幸太郎の作品もハリウッド大作の原作になるようになったのか、と感慨深いものがありますが、それ以上のものはないですね。
 今回の鑑賞は好きな作家の作品がハリウッド大作としてどのように料理されたのか、その確認作業のようなものです。
 『陽気なギャングが地球を回す』を観た時のような熱は自分にはもうありません。

 yahoo映画で「この作品の新幹線は夜中に東京を出発して、夜明けに京都に到着している。そんな新幹線はあり得ない。製作者は日本に来たことがないのだろう」というようなレビューをしている人がいました。
 そのレビューをごもっとも、と思うと同時に的外れだとも思います。
 だって本作では新幹線の窓を素手で叩き割るキャラクターがいますからね。
 日本に来たことがあろうとなかろうと新幹線の窓が素手で叩き割れないことぐらいは常識でわかることです。
 本作の製作者は日本のことをよく知っていて(何しろ英訳されてない作品を原作に映画を作ろうと思ったぐらいですから)、本作のトンデモ日本描写は確信犯なのだと考えるべきでしょう。

 問題はそのトンデモ日本描写が作品を面白くすることに繋がっているのかどうかだと思うのですが、正直それが微妙で…。
 というか、トンデモ日本描写に限らず、本作のユーモアやギャグってクスッと笑えることもなければ、プッと吹き出すこともなく、ひたすら寒いだけでした。
 例えばホームに降り立ったブラピがギャングたちの目の前で持っていたスーツケースのナンバーをカラカラと回すと偶然数字が合ってスーツケースの中から大人のおもちゃ(でしたよね?)が転がり落ちてくるってシーン、何が面白いのか、さっぱりわかりません。

 というか、トンデモ日本描写やユーモアやギャグ以前にストーリーがさっぱりわかりませんでした。
 結局ブラピ演じる殺し屋にスーツケースを盗むように依頼した依頼主って誰だったんですかね?
 それすらわからなかったのですが、それはもしかしたら自分がウトウトしていたせいかもしれません。
 まぁそれがわかったからといって作品の評価が360度ぐるっと変わってしまうとは思いませんが(お前のユーモアも相当だな!)。

 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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タイトルに感心した『この子は邪悪』。

2022-09-02 21:56:07 | 新作映画
 片岡翔監督、南沙良主演、『この子は邪悪』、9/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(ファーストデイにつき鑑賞料金1200円)。2022年35本目。

 9/1は『シーフォーミー』に続いて『この子は邪悪』を観ました。
 微妙に上映時間が被っていたので最初の1分?30秒?は観逃がしてしまいました。
 計算では(予告編も含めて)ギリギリ間に合うはずだったんですが、トイレに行って呑気に用を足していたら遅刻してしまいました。
 冒頭の1分で特に重要なネタバレなどはなかったですよね?

 本記事はネタバレなので悪しからず。

 『この子は邪悪』というタイトルからどんなジャンルの映画だと思いますか?
 まぁ何となくわかりますかね、本作はホラー映画です。
 では一体どんなホラー映画なのか?
 一言で言えば入れ替わり系のホラー映画になります。
 入れ替わり系のホラー映画、古くは『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』がありましたね。
 ありましたね、などと言っている割には自分は未見なのですが(新しい方の『ボディ・スナッチャーズ』は見ています)。

 有名どころでは最新作『NOPE/ノープ』が公開中のジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』もそうですね。
 個人的には『スケルトン・キー』が好きかな。

 当然のことながらどうやって入れ替わるかは作品ごとに違います。
 『ボディ・スナッチャーズ』では生体コピー、『ゲット・アウト』では外科手術、『スケルトン・キー』では黒魔術で入れ替わるのですが、では『この子は邪悪』ではどうやってかというと退行催眠、つまり催眠術によって魂が入れ替わるのです。
 
 催眠術によって魂が入れ替わるというアイディア自体は悪いとは思いません。
 ただ、準備も道具も不要で、ただチリーンと鈴を鳴らすだけでさほど時間をかけることなく魂が入れ替わるというのはさすがに無理があると思いました。
 そんなことが簡単に出来るのであれば世界征服だって出来ちゃいますからね。笑。
 魂を入れ替えるためには入念な準備と儀式が必要、という設定にすれば、魂の入れ替わり自体に説得力を持たせることが出来、引いては作品の完成度も高めることが出来たのではないか、と思います。

 作品の完成度自体はそれほど高くはないのですが(決着のつけ方がテキトー。あのお婆ちゃん、いつから立ち聞きしていたんだろう…。)、感心したこともあって、それはタイトルです。
 『この子は邪悪』というタイトルですから、当然本作には邪悪な子どもが登場するわけです。
 邪悪な子どもの正体が明かされた時、言い換えればタイトルの意味がわかった時、「なるほど!」と感心しましたよ。
 この作品にこのタイトルをつけるセンスは買いだと思いました。
 自分も含め、ほとんどの人はこの作品にもっと無難なタイトルをつけるんじゃないかなぁ。
 自分だったらそうだなぁ、『ある父親の無償の愛』とか?
 どうやら自分にはタイトルのセンスはないようです。笑。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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恐ろしく主人公に感情移入できなかった『シーフォーミー』。

2022-09-01 21:41:15 | 新作映画
 スカイラー・ダヴェンポート主演、ランドール・オキタ監督、『シーフォーミー』、9/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(ファーストデイにつき鑑賞料金1200円)。2022年34本目。

 9/1は映画サービスデーだったので(映画館によって呼び名が違うようです。ユナイテッド・シネマだと「ファーストデイ」)、会社をサボって映画を観に行きました。
 というのは嘘で9/24の土曜日が棚卸しで休日出勤するので、9月か10月に代休を取らなくちゃいけなかったんですよね。
 これといって他に用事がなかったので映画サービスデーの9/1に代休を取ることにした次第です。

 というのは本当なんですが。
 映画サービスデーだったので、通常1900円の鑑賞料金が今日は1200円でした。
 700円お徳だったわけですが、ユナイテッドシネマでは毎週金曜日は会員デーで鑑賞料金が1100円だそうです(今日劇場で知りました)。
 う、、、明日観に行ってたらさらに100円安く観れたのに…。
 こういう場合、普段より700円安く観ることが出来たと考えるか、今日観に行ったから100円高く観ることになってしまったと考えるかで、その人が長生きできるかどうか、おおよそわかりそうな気がします。
 自分がどちらかは言いませんが!(わかるわ!)

 基本的に物語の主人公は人々の共感を得やすい、もしくは感情移入しやすいキャラクターであることが多いです。
 もちろんそうでなければいけないというわけではありませんが、例えば主人公が性格破綻者だったり、まったく感情に起伏がないキャラクターだったりすると、作り手は主人公の性格以外のところで人々を引き付ける何かを用意しなければいけません。
 それは物語作りにとってハードルが高いことなので、一般的に主人公は「性格がよい」のです。

 『シーフォーミー』の主人公ソフィは元々オリンピックを目指すほどに有力なスキープレイヤーだったのが病により視力を失い、以後やさぐれた生活を送るようになります。
 ここまでだったら同情すべき点もありますが、彼女に共感出来ないのは、視力を失って以降、盗みを働くようになるんですよね。
 視覚障碍者は疑われないから、という理由で。
 確かに視覚障碍者が盗みを働くとは誰も思わないでしょう。
 でも実際盗みが行われたのであれば、そこに出入りしていた人間は全員、視覚障碍者も含め、疑われるのが当然なんじゃないでしょうか。

 というか、彼女のやっていることは視覚障碍者であることを承知の上で彼女を雇った雇い主の善意を踏みにじるものなので、観ていて非常に不愉快なんですよ。
 これがまだ盗みを働くのは手術費を稼ぐためだったとか、そういう理由があればまた別ですが、特にそういったものはありません。

 視覚障碍者が屋敷の中で侵入者と戦うというプロット自体は面白いと思います。
 ただそれはフツーに面白いというだけであって、主人公の性格の悪さを補うほどのものではなかったですね。

 事件解決後、ソフィは再起の道へ踏み出します。
 しかし観ている者でそれを素直に祝福できた人ってどれぐらいいたんでしょうか。
 少なくとも自分は「お前のせいで何人死んだと思っているんだ!」と思わずにはいられなかったです。
 このプロットであれば主人公の性格はフツーによいものにするべきだったと思います。

 お気に入り度★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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