9月18日、台風14号が接近中の福岡市で矢沢永吉のコンサートが開催されました。
主催者側曰く、「ご自身の判断で必ず安全を確保できる方、帰路につける方のみご来場ください」と呼び掛けているのだから、コンサートに行くかどうかはファン一人一人の判断であり、すべてが自己責任という理屈のようです。
まず主催者に問いたいのは、台風接近中、コンサート会場まで行くのにどうやったら「必ず」安全を確保できるというのか、ですね。
自宅にいたって安全が確保できるかどうかなんてわからないんですよ。
まして外出して安全が確保できるわけがない。
最初からできっこないことをファンに求めている時点で主催者は無責任のそしりを受けても仕方がないと思います。
そりゃファンであれば、好きなアーティストのコンサートが開かれるとなれば、雨が降ろうが、槍が降ろうが、台風が来ようが、行きますよ。
それがファンってものだから。
ファン心理というものは時にまともな判断を下せなくさせるものです。
今回のコンサート開催はそのファン心理に付け込んだ、どこまでも営利を目的とした下衆な興行だった、といって過言ではないでしょう。
確かに今回の台風では予想していたほどのには被害が出ませんでした(九州南部で多大な被害が出たことは知っています。こちら。)。
コンサートの帰路、ファンが何らかのケガをした、という話も聞きません。
ただし、それはあくまで結果的にそうだった、というだけです。
もしケガ人が出ていたら?
それでも主催者は「安全を確保できる方のみ来場してください」と事前に言っていたのだから自分たちには何の責任もない、そう言うつもりなんですかね。
自分たちがエサを撒いておいて、そのエサに釣られて小鳥が罠にかかったとしても、小鳥が罠にかかったことは自分たちとは無関係だ、っていうんでしょうか。
その逃げ口上はとてもロックとは言えないって思いますね。
矢沢永吉も晩節を汚しましたね。
男を下げた、そう思います。
自然災害の被害は正確に予想出来るに越したことはありません。
しかし人間は神ならぬ身であれば正確に予想出来るはずもないのです。
である以上、過大に予想するか、過少に予想するか、どちらかを選ばなければなりません。
過大に予想した場合、災害が過ぎ去った後、ここまですることはなかったね、と親しい者と笑うことが出来ます。
過少に予想した場合、災害が空き去った後、なぜあのとき災害に備えて準備を怠ったのかと一人で泣くことになります。
どちらが賢い選択なのかは言うまでもないでしょう。
「最悪の事態に備え、最善の策を取る」、この言葉をコンサートの主催者、そして矢沢永吉に送りたいと思います。
主催者側曰く、「ご自身の判断で必ず安全を確保できる方、帰路につける方のみご来場ください」と呼び掛けているのだから、コンサートに行くかどうかはファン一人一人の判断であり、すべてが自己責任という理屈のようです。
まず主催者に問いたいのは、台風接近中、コンサート会場まで行くのにどうやったら「必ず」安全を確保できるというのか、ですね。
自宅にいたって安全が確保できるかどうかなんてわからないんですよ。
まして外出して安全が確保できるわけがない。
最初からできっこないことをファンに求めている時点で主催者は無責任のそしりを受けても仕方がないと思います。
そりゃファンであれば、好きなアーティストのコンサートが開かれるとなれば、雨が降ろうが、槍が降ろうが、台風が来ようが、行きますよ。
それがファンってものだから。
ファン心理というものは時にまともな判断を下せなくさせるものです。
今回のコンサート開催はそのファン心理に付け込んだ、どこまでも営利を目的とした下衆な興行だった、といって過言ではないでしょう。
確かに今回の台風では予想していたほどのには被害が出ませんでした(九州南部で多大な被害が出たことは知っています。こちら。)。
コンサートの帰路、ファンが何らかのケガをした、という話も聞きません。
ただし、それはあくまで結果的にそうだった、というだけです。
もしケガ人が出ていたら?
それでも主催者は「安全を確保できる方のみ来場してください」と事前に言っていたのだから自分たちには何の責任もない、そう言うつもりなんですかね。
自分たちがエサを撒いておいて、そのエサに釣られて小鳥が罠にかかったとしても、小鳥が罠にかかったことは自分たちとは無関係だ、っていうんでしょうか。
その逃げ口上はとてもロックとは言えないって思いますね。
矢沢永吉も晩節を汚しましたね。
男を下げた、そう思います。
自然災害の被害は正確に予想出来るに越したことはありません。
しかし人間は神ならぬ身であれば正確に予想出来るはずもないのです。
である以上、過大に予想するか、過少に予想するか、どちらかを選ばなければなりません。
過大に予想した場合、災害が過ぎ去った後、ここまですることはなかったね、と親しい者と笑うことが出来ます。
過少に予想した場合、災害が空き去った後、なぜあのとき災害に備えて準備を怠ったのかと一人で泣くことになります。
どちらが賢い選択なのかは言うまでもないでしょう。
「最悪の事態に備え、最善の策を取る」、この言葉をコンサートの主催者、そして矢沢永吉に送りたいと思います。