けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

鉄道杯2

2007-08-06 01:30:13 | football
スカパーに加入していて、かつマドリーに興味をお持ちの方。TVE(ch.332)で鉄道杯のマドリー対PSV戦を放送してます(というかいきなり始まった)。今日は4時か5時までは開放デーなので、契約してない方も見られるはず…。

約2時間後
Real Madrid C.F. 1-2 PSV
マドリーの得点:ハビエル・ペドロ・サビオラ(57)
PSVの得点:アイサネティ(33)、ゾネフェルト(45)

負けました。

雑感
TVEでサッカーを見るのは実に久しぶり。私がTVEの契約を始めた頃は、スペイン代表の試合とか当時セグンダのラージョの試合とか放送してまして、2004年のユーロでスペインの初戦を放送したのも見た記憶があります。が、確か日本でのユーロの放送権を持っていた某W局が介入したらしく、その後は試合どころかスポーツニュースから映像まで削られ…ユーロの後は何回か代表の放送があったかな?でもとにかく久しぶりに、少々カメラが引くと選手の形状がぼやけてしまうという映像を堪能しました。


ロコモティフ戦から中一日とあって、先発はだいぶ入れ替わりがありました。また特筆すべきは、ほんの5日ほど前に合流したばかりのコパ・アメリカ組(&ワールドユース組)が出てきたこと。先発ではピボーテにガゴが、左ラテラルにマルセロが入りましたし、後半にはロビーニョとバチスタが登場。
この試合、GKはデュデクでした。先発をよく見ずに試合を見ていたので、GKがデュデクだと認識したのは最初の失点のときでした。1失点目は確かにゴラッソで止めようがなかったんですが、あまりジャンプしないGKを見て「イケル一応飛べよ~」と思った次の瞬間に、これはイケルではないと認識。FKからの2失点目も、つい「イケルだったらどうかなー」と思って見比べてしまいます。もちろんイケルなら止められたかと言われれば保証はないですが、動きの範囲というか活動性?ではデュデクは少々物足りない。もっとも至近距離のシュートへの反応の速さはさすが。見事でした。
右SBシシーニョ…うーん、苦しい。シシーニョはプレシーズンの最初からトレーニングをしているわけで、そろそろ起用に対する確実な答えを出さないといけない。のですが、上がって半端なところでウラを取られ、あけたスペースを使われ、戻ってくるのも遅いし…ラウルが右サイドバックのフォローに入ったりしてましたからね。もっとサイドをついてくるリーガ的クラブと対戦すると、さらにピンチが増えてしまいそう。やはり右ラテラルはセルヒオ・ラモスが1stチョイス、サルガドもいるし。シシーニョはいっそ右ウィングとかできないかな…。
現時点でCBの組み合わせが一番安定しているのは、やはり昨シーズンからやっているカンナバーロとセルヒオ・ラモスでしょう。が、補強もしたしラモスは右で使いたい。とすると後半に組んだ、カンナバーロ&ペペ。どっちも武闘派というかフィジカル派というか、言ってしまえばリーガらしくないCBセットのような気がしますが、メツェルダーも加えてこの3人でうまくやっていくしかないですね。ペペも慣れてきたような気がしますし、もう少し時間をかけていけばなんとかなるかもしれない。
ピボーテは前半はデラレーとガゴ、後半はガゴとグティ、ディアラとグティ。デラレーとガゴは、プレッシャーの有無もあるかもしれませんが、質の良いパスを出せますね。一番目立っていたのは後半頭から出てきたグティでしょう。前半はぱっとしなかった攻撃が、グティが入ることで一定の形を持ったチャンスが作れるようになったという感じです。特にグティとサビオラの相性はかなり良さそう。最終ラインの裏に通すグティのパスにサビオラが呼応して走り出す、というのがパターンになりそうです。言ってしまえばサビオラはよく動くロナウド的な存在かもしれない。このプレシーズンの様子を見ていると、今シーズンもグティはチームのキーになりそうです。しかしグティのヒゲ、濃くなりましたね。


シュスターは、あとはファン・ニステルロイー待ちでしょう。現時点では、合流したばかりのロビーニョは妙な力が入っていてチャンスをつぶし、ラウルも中途半端なポジションでまた居場所をなくしつつある感じですし、イグアインがFWになるのか右サイドに置かれるのかもわからない。エースを中心に攻撃を作りたいでしょう。ということで現時点での総括は、「もっと時間がほしい」というところかもしれません。