けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

さよなら、グティ

2010-07-25 20:11:54 | football

最後は笑顔で終われたようで、それは良かった。



公式より、会見に先立って流されたトリビュートビデオ。会見場には、グティが獲得した15個のタイトル(トロフィー)が置いてあったそうです。
TVEの放送。


グティはプレスカンファレンスで、レアル・マドリーを離れることを認めました。20時10分頃から始まって20時45分頃まで、受けられるだけプレスからの質問に回答。あとで各紙がどこまで載せてくれるかわかりませんが(どうせ公式はマズイ質問は載せない)、とりあえずMARCAの記事から。
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ホセ・マリア・グティエレス“グティ”は、既に知られている秘密を認めた。レアル・マドリーの「14」は、ベルナベウのプレスルームで、彼のすべてのキャリアを過ごしてきたクラブを離れることを宣言した。グティは15年前、マドリーのトップチームに、当時監督であったホルヘ・バルダーノの手によって、デビューした。

「ただレアル・マドリーに感謝したいだけだ。素晴らしいことも、厳しいこともあるステージを過ごしてきた。俺はレアル・マドリーで成長した。このクラブで、人生のうち24年間を過ごしてきた。そのうちトップチームでは15年間だ。俺はプレイし続ける。でも俺のハートは、レアル・マドリーにあり続ける。」

「俺をサポートしてくれたすべての人に感謝したい。いつも傍にいてくれた家族や友人たち。そして俺にすべてを与えてくれる子供たち。」
またベルナベウのファンに対しても「俺たちにはたくさんのファンがいて、彼らと共に、俺は本当に素晴らしい時間を過ごしてきた。マドリディスモは俺を愛してくれているし、俺も彼らを愛している。」

「さっきも言ったように、俺にとっては素晴らしいステージだった。フットボールを離れる時がきたら、このクラブに戻ってきたい。ただそう願うだけだ。俺は9歳でこのクラブに入り、33歳で出て行くことになるが、レアル・マドリーからのあらゆる価値のあるもの(勇気)を得てきた。この決断は、簡単なものではなかった。」

これがレアル・マドリーの一時代の終わりであるかと聞かれ、
「時代の終わりだとは思わない。レアル・マドリーには非常に優れた選手たちがいる。ただ俺がクラブに求めたいことは、カンテラの選手たちを起用し続けてくれ、ということだけだ。このクラブは常に、カンテラとビッグプレイヤーたちの混合、というキャラクターがあった。これからもそうあってほしいと願っている。」

(将来についていくつも質問が飛んだが、グティはそれを明らかにしなかった)
「まだ決めていない。ベシクタシュからは興味深いオファーをもらっている。でも、まだ決めていないんだ。確かなことはわからないが、どこへ行こうと自分のベストを尽くすだろう。」
「どこでキャリアを終わることになるかはわからない。でも、俺のフットボール選手としてのキャリアを終える時には、レアル・マドリーにいるチャンスを得たい。」

プレスカンファレンスが終了すると、「14番」には、プレスルームからはスタンディング・オベーションが送られ、何か言葉をかけるホルヘ・バルダーノとハグを交わした。
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15年間(MARCAの画像集)

公式が、一気にグティ特集記事を上げてるのを見ると、いったいいつから用意してたんかな…と思ってしまいます。ま、彼らのお仕事なんでしょうけど。




やっぱり泣いてた…会見の冒頭の声、ガラガラだったから。グティの涙って、記憶がないかも。


アルベロア
あんたって人は……(なんか、こういうのの方が泣かされる)。



ASから、もう少し詳しく
さらに長く続いてしまいますが、見た感じ、一番詳しいようだったASの記事。上のMARCAとは少しニュアンスが違う部分もいくつか。
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ホセ・マリア・グティエレス“グティ”は、今日、サンチアゴ・ベルナベウのプレスルームで、ホルヘ・バルダーノに伴われ、レアル・マドリーを離れることを告げた。「14番」は、トップチームで15シーズンを過ごした白のクラブでの長いキャリアに、こうして別れを告げた。「フットボールは続けるだろうが、俺の心はいつでもマドリディスタだ。」

グティは、クラブ、家族、そして何よりもファンへの感謝を述べることを望んでいた。「彼らと共に、本当に素晴らしい時を過ごした。俺は、マドリディスモが俺を愛してくれたことを知って、ここを離れるんだ。」「信じられないくらい素晴らしい時間だった。将来、この家に戻ってこられたらいいと思うよ。」
「クラブに対しても、自分へも大きな愛情があった。このクラブに人生の半分を捧げてきた。9歳でクラブに加入し、33歳で出て行くんだ。このユニフォームが人々に伝えてきたものは本当に重要なものだし、俺たちの誰もが、マドリーでプレイすることがどれくらい重要かを理解している。」
「時間が終わる時がある、ということには気づかなければならない。輝かしい時をここで終えて、若い人たちに道を開いてやらなければいけないんだ。どう言われようと、今日の俺のように、難しい時というのは訪れるものだ。マドリーを離れなければならないという。」
「24年間も過ごしたクラブを出て行くというのは簡単なことではない。クラブにとって、そして自分にとってベストのことを、相互に決めたんだ。マドリーで引退しない悲しさというものは、常にある。」
「フットボールには時期(時代)があり、良い時をキープしていく必要がある。俺たちは、非常に素晴らしい時を過ごしてきたし、前を見ていかなければならない。俺はマドリディスタだと感じていて、その時代が終わるのは今年かもしれないし来年だったのかもしれない。でもそれは今終わるということなんだ。ホルヘ(バルダーノ)とは長い間の付き合いがあって、彼にははっきりと話をすることができた。俺たちは友人同士でもあり、合意に至るまでに、完全にお互いを理解しあってきたから。」
(会見の間、感情的な状態になっていたか質問され)
「そうだね。でも、俺は自分の感情を見せないできた。俺の心の中がどうかというのは、家族がわかっている。どう言われようと、こういう時は訪れるものだし、毅然としていなければいけない。」
「誰もがミスを犯すものだ。プロフェッショナルのレベルでも、個人のレベルでも。後ろを振り返る必要はない。やってしまった悪いことは、消せないものだ。マドリーで多くの年月を過ごした今、自分で批判するのは、公平なものだとは言えないだろう。」
「自分が失敗したであろうことを見ていくつもりはない。俺には変えれらないことだ。俺は、もっとプレイして、もっと決定的な存在になりたかった。それでも俺は、過ごしてきた年月でこれだけの優勝杯を手に入れた。俺たちが勝ち取ってきたものだ。」
(グティは、キャリアの中での特別な一瞬、というのは選べなかったが、その代わりに特別なチームメイトの名を挙げた)
「それは難しい、俺たちは本当に素晴らしい時代をすごしてきたんだ。チームメイト? ラウルとアルバロ(ベニート)だ。彼らは、長い時間を俺と一緒に過ごしてきた。人々(前述の2人を指す?)には、俺がマドリディスタであるということを一緒に感じ続けていて欲しいし、他のクラブへ移籍する重要なチャンスを見逃してきたのも、ここにいて欲しいと彼が望んだからだ。」
(最後の文の指示代名詞は、誰を指してるのかわからない。2人かな…)。

「もし皆が、俺がいなくなって寂しいと思ってくれるなら、それは、俺が良い仕事をしてきたということだろう。俺も、レアル・マドリーを寂しく思いだすだろう。(それでも)俺は、フットボールを続けていきたいし、ほかの事も楽しめたらと思っているんだ。」
(将来について、グティははっきりしたことは述べなかった。それでも、ベシクタシュが行き先として可能性があることは認めた)
「既に言ったように、良いオファーがある。そのオファーを検討し、あらゆることを考える必要がある。気持ちをひきつけられる理由の一つは、ベルント(シュスター)だ。この先に、何が起こるかはわかっていくことだろう。」
「まだベシクタシュを選んではいない。俺はマドリーを出るけれど、この先のことはこれからだ。これ以上は、プレッシャーはないだろう。なぜなら、レアル・マドリーで14シーズン戦うこと以上のプレッシャーなど、そこでは考えられないだろう。そこ(ベシクタシュ?)でのフットボールがどういうものかは知らない。でもここでは、俺たちは試合に勝つだけではなく、タイトルも勝ち取らなければならない。トルコの、そうでなければどこか行く先の、ファンが幸せになるように、うまくできるよう挑戦していくつもりでいる。」
(将来レアル・マドリーと対戦することになったら、と聞かれ)
「ベルナベウのビジター用ロッカールームで着替えて、一緒にプレイしたたくさんの選手たちを見て、それが対戦相手……でも、すべては仮定の話だ。俺にとっても、俺と一緒にロッカールームを分かち合った人たちにとっても、奇妙なものだろう。」
(またグティは、新監督であるモウリーニョとは、まったくコンタクトをとらなかったと明らかにした)
「俺は、ホルヘと話しただけだ。彼(バルダーノ)と俺とで話し合い、最終的にこの決断に行き着いた。俺の将来が宙に浮いていた時に、監督と話すのはばかげていたことだろう。」
「彼とうまくやれたかはわからない。それに、俺はクラブを離れるから、そういうアプローチもしない。彼は優れた監督であり、レアル・マドリーを、そうあるべき地位に押し上げるだろう。一番上、タイトルを獲るということだ。マドリーには、素晴らしい監督と良いプロジェクトがある。」
(グティとラウルの離脱はサイクルの終わりかと聞かれ)
「ラウルがいなくなることは、俺が入ることのできないであろうトピックだ。俺にとってはサイクルは終わりだが、ここから始まるものがある…同時に、とても素晴らしいカンテラから選手たちが上がってくる。俺がレアル・マドリーにいることを誇らしく思うのは、この家の選手たちとビッグプレイヤーたちの融合があったからだ。」
「レアル・マドリーは、カンテラの選手たちを使おうとしなければならない。そういうことが行われていることに、ファンはプライドを感じる。カンテラに従兄弟がいるけれど、彼には長い年月続けて欲しいと思っている。」
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その他
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お知らせ

2010-07-25 08:43:11 | football
マドリー公式:グティとバルダーノのプレスカンファレンス
本日13時(7月25日、日本時間20時)より、サンチアゴ・ベルナベウのプレスルームにて、スポーツ・ディレクターのホルヘ・バルダーノに伴われ、ホセ・マリア・グティエレス“グティ”のプレスカンファレンスが行われます。
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オフィシャルの情報はここまでですが、他の報道をまとめると、
「このプレスカンファレンスで、グティはマドリーにアディオスを言う。既にグティとクラブは、残る1年の契約を、給与全額支払い(300万ユーロ)を条件に解消することで合意。そしてユスターのいるトルコのベシクタシュとの間で、今後2シーズン、年俸250万ユーロ(300万ユーロとも)での契約がまとまったようだ。」



ディ・ステファノ安定
金曜日、「軽い心不全・呼吸不全の症状」によってサニタス・ラ・モラレハ病院に再入院したディ・ステファノですが、治療が効果を示しており、安定した状態にあるとのこと。ただしまだ状態を観察する必要があるそうです。

爺ちゃん、入院してる間に、孫が2人いなくなるよ。