けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

試合の後で

2013-11-28 20:01:21 | football

ヒーロー、アルベロア
「後半はとても良かったね。監督が戦術変更を成功させたんだ。僕たちは、素晴らしい後半の戦いを見せた。」
「セビージャ戦で、観客は僕にブーイングをした。その時、そうしてサポートしてくれたこと、僕が悪いプレイをしたからそうしたんだということに感謝した。観客はよくわかっている。良いプレイをすれば、それにもまた報いてくれる。」
(ゴールについて)「会長に、クリスチアーノがいない時は、僕がゴールするって伝えていたんだよ。だからってご褒美があるわけじゃないけど、でも満足している。」
(クリスチアーノ)「ベルナベウが、クリスチアーノに対する愛情を示したのは重要なことだ。バロンドールを獲ろうと獲らなかろうと、彼が僕たちの重要選手だということが誇らしいね。」
(PKを得るに相当したプレイでの問題)「あれはPKだ。イエローじゃないよ。確実だ。審判にそう言ったんだ。ホイッスルを吹きたいか吹きたくないかじゃなくて、見ただろうって。でもイエローを出された。違うのに…。」
(ピッチ脇でゴールを大喜びしてくれたシャビ・アロンソへの賛辞)「前にも、僕のゴールをああやって喜んでくれたのを見たことがあるよ。僕たちは良い友人だ。7年間一緒にやっているけど、これからもさらに続いていってほしいね。彼がやることは、なんであれサポートするつもりだ……でも、もう彼にも言ったけど、どこへ行ってもここより良い場所なんてないだろう。彼のような人は、世界のどこにもいない。彼が契約延長を確実にしたら、一緒にお祝いするつもりだ。僕たちがシャビに依存している、とよく言われる。それは、僕たちのせいじゃなく、彼のせいだ。チームの基本となる選手、チームの要石だ。彼のポジションで、あれほどの選手は他にいない。攻撃でも守備でもリズムを作り出せる、彼のような選手は他にいない、彼は絶対に欠くことができない存在なんだ。」
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誰もが待ち望んでいる(はず)のシャビ・アロンソの契約延長交渉。今シーズンで契約が切れるので、今年中にどうにか始末をつけないと、1月からは自由交渉できる状態になります。なんとなく誰も口に出さないできたのが、アルベロアがはっきりとこのタイミングで「ここよりいい場所はないだろ、お前は最高だ、残ってほしい」というメッセージを出してくれたのが心強い。既に交渉は始めているようなので、上手くまとまってくれればいいなと思います。
CRが出られなかったら、俺がゴール決めてくるよ!という下り、冗談なんだろけど、アルベロアらしい頼もしさです。


たぶん怒ってます:アンチェロッティ
試合後記者会見のコメントは、日本語公式でも見られるんですが、あそこは少しソフトにまとめる傾向があるので、もう少し生っぽいASの記事から
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10人での試合
「選手を1人欠いた状態で戦わなければいけなくなり、我々は勇気とパーソナリティをもって戦った。後半は良く戦った。10人で試合をするのは簡単なことではないが、全選手がともに働き、良いプレイをしてくれた。この試合は、セルヒオ・ラモスの退場で難しいものとなった。彼が決勝トーナメントに出場できるよう願っている。前半は良いものではなく、試合のスピードがなかった。我々は試合をコントロールし、10人になった後、試合は変わった。前半、我々はスローなスタートを切り、ポゼッションに困難を抱えていた。それからチームは良くなって、試合をうまくコントロールできた。10人で、我々は非常に良い試合ができた。」

退場とヘセの交代
「悲しかった。ヘセを代えなければいけなかったからね。ヘセは非常に良い時間を過ごしていたのに、私は彼を代えなければいけなくなった。ディフェンダーを入れなければならなかった。チームは良く反応したと思うし、チームのクオリティは非常に良いものだ。」

ラモスのミス
「私は、ディフェンダーはリスクを犯す必要がない、ただ背後をケアするもの、と考えている。我々の背後は十分にカバーできていなかった。リスクを犯す必要はないということだ。このことは彼に何回も伝えている。(ディフェンダーたちには)背後をケアしなければいけないと伝えている。何回も言う必要がないことだ。我々の背後は、うまくカバーされていなかった。危険は背後にある、前にではない。」

グループ2位
「わからない、どこが2位になるか私にはわからないことだ。ユベントスには可能性が高いだろうが、でも容易なことではないだろう。ユーベには、さらにオプションがある。」

マドリーの戦い
「今は良い時期にいる、我々は多くのゴールを挙げている。我々が見せているレベルに満足できている時期だ。後半にあったような深さが必要だった。3人を中盤に置いて(イジャラ、カゼミロ、ディ・マリア)、ベイルとイスコがその前だ。シャビ・アロンソが入り、チームはより快適な状態になった。」

カゼミロ
「守備面ではアグレッシブで、多くのボールを回収していた。他の選手と同様のチャンスが彼にはある。イジャラメンディとシャビは良いプレイをしていたし、カゼミロも今日は良かった。モドリッチも戻ってくる。ケディラが離脱していても、我々はうまくやれる。」

ガラタサライの出来が良くなかったこと
「私がここにいるのは、ガラタサライについて話すためではなく、レアル・マドリーについて話すためだ。それはガラタサライの監督に聞くことだ。」

ベイル
「彼は、右でプレイしている時により危険だと考えている。他の位置でもよくやっていたが、右でやっている時が一番快適だろうと考えている。」
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ラモスのミスについてのコメントが怖いですね。あのアンチェロッティにここまで言わせるとは。プレカンの映像を見ていないので、苦笑いなのか冗談ぽく言った可能性もあるかもわかりませんが、退場直後の様子を見ると…怒ってるだろうな。でもラモスだからなあ…カペッロが監督をしようと、モウリーニョが3年間仕込もうと、こういう……治らないだろうなあ。


おまけ:さすがイケル

今日はアルベロア

2013-11-28 07:10:15 | football
13/14 UEFA Champions League 5
Real Madrid C.F. 4-1 Galatasaray

マドリーのゴール:ベイル、アルバロ・アルベロア様、ディ・マリア、イスコ
画像

MVPアルベロア(のはず)
1ゴール1アシスト、10人少ない中で右サイドからも左サイドからも果敢な攻撃参加、獅子奮迅の活躍。最高です。





短い感想。
ヘセが先発!と喜んだのと、イジャラ、カゼミロ、イスコの若い中盤に一抹の不安を感じつつの試合。不安の方が当たってしまい、ブチブチとつながらない、何かがまとわりついているようなサッカー。ディ・マリアが左、ベイル右が基本でしたが、ディ・マリアなんてどこへ行ってしまったのか…というくらい目立たない。
そんな流れがそのまま出てしまったのか、セルヒオ・ラモスが30分もたずに退場。1発赤に相当するようなファウル、行為だったとは思いませんが、反応がゆるかったのも確かで。これでヘセが下がりナチョがイン。ラモス、前も早々に退場して、モラタを交代させてなかったっけか。交代枠も1つ使ってしまい、これがなければ後半にモラタも出したりできたかもしれないのに……。とはいえ、ナチョがよくやっていて、これが頼もしかったです。ずっと使われていなくて、この試合も出場の可能性は薄かったと思いますが、急な出場でも落ち着いてドログバやらなんやら相手にして。良かったです。
で、10人になったわけですが、まさかここから4点取るとは…さすがというか何というか。ベイルのFKの落ち方もすごかったですが、その直後に失点。それでも後半からだいぶ気持ちも持ち直したのか、前線のちぐはぐ感は残しつつも、両ラテラルが積極的に攻撃にくっついていったり、イスコもよくつないだり、ディ・マリアも生きてきて、ゴールゴールゴール。アルベロアが一番前にいるシーンも何度もあったし、マルセロ、ディ・マリアの左サイドもえぐかった。ディ・マリアのゴール(アルベロアのアシスト)も、それからイスコのゴールも、落ち着いていて上手かったです。
あとはもう、毎試合のように書いてる気がするけど、アロンソ。本当に替えの効かない存在。カゼミロもがんばっていたとは思うけど、もうやっぱり存在感も、チームの落ち着きも全然違う。後半から最後まで、落ち着いて試合が運べたのも、アロンソがいたからこそだと思います。アルベロアのゴールの喜びっぷりには笑いました。

クリスチアーノ不在&お面祭りとか、試合外で盛り上がってましたが、後半から持ち直して無事勝利。これでようやく勝ち抜け&首位が決定です。