スペイン国王ファン・カルロス1世、退位
というのが、いまの各スペイン紙のトップニュース。退位し、フェリペ王子に王位を譲ることを宣言したそうです。
カシージャスがカップを掲げる時はいつもファン・カルロス国王がいる、というイメージがあります。コパのファイナルの時は、表彰式で不安定な足場に立って、プルプルとカップを掲げるイケルの足を、国王陛下がしっかり掴んでくださっている…などという微笑ましい(?)場面もあったなあ…。と思い出してみたりしましたが、退位されたと言っても名誉職的に、またこれからもいろいろなところに顔を出されるんじゃないかと思います。
イケルの足を支えている国王陛下
ベンゼマ
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Q:現在のマドリーでのあなたはどんな状況ですか?
A:嬉しいよ。マドリーにいて、自宅にいるように感じている。
Q:でも難しい時もありました。
A:そうだね、そして難しい時を乗り越えてきた。初めは、朝起きて自分でこう言ってた。「畜生、何もしたくない」って。でも、諦めることを受け入れられなかった。
Q:一生懸命やってないと批判されたりもしました。
A:トレーニングは大好きだ。マドリーでは、僕たちは毎日11時からのトレーニングのために、10時半に集合することになっている。僕は9時半に着いている。トレーニングの後は、ジムに行く。これは、クリスチアーノがそうしているからなんだ。最初は僕も他の選手たちと同じように10時半に来ていた。でも、目標は高くしなければいけないと気付いた。彼と同じように早く来ようとね。
Q:批判されていると感じますか?
A:良い試合と非常に良い試合の違いに気づかない人もいる。僕が普通の試合をしても、そういう人は僕は弱いと言う。
Q:アンチェロッティからは何を得ましたか?
A:沈着でいること。選手にプレッシャーをかけない。モウリーニョは別の方法、やり方を取っていた。
Q:あなたは「ガト(猫)」と呼ばれてましたが…
A:最初は思ったよ、「なんだって?」って。でもそのあとでは、気にしなくなった。
Q:冗談だったんでしょうか?
A:当時はノーだね、でも今は、チームメートたちが「ガト」って呼んでくる。フレンドリーにね。僕は猫でも犬でもない、何も関係ないよ(笑)。
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ディ・マリア(続き)
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Q:ファイナルのMOMになりました。今シーズン、世界のベストプレイヤーたちの1人としての地位を確立したと感じますか?
A:以前にも言ったように、すべてを出し尽くそうとすることに、世界のベストプレイヤーの仲間入りをするという報いがあるわけではない。これまでも、素晴らしいシーズンを送り、ビッグクラブでプレイしたのに、世界のベスト10にもベスト50にも入らなかった。それは気分を落ち込ませ、がっかりさせるものだ。そういうグループに入れるよう一生懸命やっていても、うまくいかなければ、入らないものだ。でも、僕は決してあきらめないし、一生懸命やり続ける。今シーズンはスペクタクルなものだったし、来シーズンどうなるか見ていくことになるだろう。
Q:チーム内のアシストランクでトップでしたが…ゴールよりもアシストの方が好きなのですか?
A:そうだね、何度も言われたことなんだけど、ペナルティアークまで来たらシュートを打てばいいのにって。クリスチアーノも、すごくそう言ってくるよ。でも、皆にいつも言うのは、アシストを決められたら、それが自分のゴールのように感じられるんだということ。クリスには、8回アシストした。これが僕にはすごく嬉しいことなんだよ。
Q:「ディ・マリア」は、誤った認識をされてきたと思いますか? マスコミから、ファンから…
A:マスコミ側からは、僕が良いプレイをしている時でも、認識されてこなかったね。何度か問題があり、彼らには別の好みがあるんだろう。ファンについては、ノーマルなことだ。マドリーはビッグクラブで、多くのスター選手がいる。そしてファンの要求は高い。デシマを勝ち取り良い仕事ができて、僕はファンの愛情を勝ち取れたと思っているよ。
Q:では、クラブ側からは?
A:結局のところ、この数か月、クラブの首脳陣たちがより身近になり、少しだけ多くの愛情を感じられていた。時には彼らの愛情も必要なもの。彼らの近くにいれば、クラブにいることが快適だと感じられる。
Q:でもあなたのチームメイトたちは、マドリーでもアルゼンチンでも、あなたを認めてくれていますね。
A:そうだね、彼らについては何も言うことはないよ。いつでも僕のチームの誰とでも、素晴らしい関係がある。問題は何もないし、問題にかかわるのも好きじゃないよ。
Q:あなたは世界で唯一、クリスチアーノとメッシと一緒にプレイする選手です。彼らがどう似ているか、どう違うかを言うのに、あなたほどふさわしい人はいません。
A:僕にとってはありがたいこと、本当にラッキーなことだと感じるよ。それに付け加えるなら、ピッチの外でも彼らとは本当に良い関係なんだ。どう違うかって? クリスは、パワー、強さ、遠くからでも強烈なパンチ力があって、毎シーズンたくさんのゴールを決める。そしてレオは、素早い。1対1でも、1対3でも、1対4でも……こんな重要なスターたちが一緒だというのは、僕たちを落ち着かせてくれるものだ。
Q:クラブに給与アップを言ったことは?
A:ない、僕たちは何も求めたことはないし、そうしたことについて話したこともない。今シーズンは、マドリーのこと、タイトルを獲ることだけを考えていた。
Q:他チームからオファーが来ているかどうか知っていますか? あなたを欲しがるクラブがいるというのは嬉しいものですか?
A:正直なところ、僕はうそをつくつもりはないから、僕に興味を持ったりオファーをしているクラブがあるのは知っている。彼らは、マドリーが求めるだけのものを払えるクラブだ。でも僕は本当に落ち着いていて、ワールドカップのことだけを考えている。僕の代理人とマドリーに聞けばわかることだろう。もし僕が残らなければならないとしたら、僕は残る。僕はレアル・マドリーに長く残るために、1年をかけた。
Q:あなたは、マドリーで続けていけるような、多くのチームはないと言いましたね?
A:そう、レアル・マドリーがそうであるようなトップに位置するチームは多くないと言った。去年の夏にすべてが通り過ぎて行った時、カルロと話をした時、残りたいと思っていた。もしマドリーが僕を好まない、僕の仕事を必要ないと思ったら、それはもう僕次第の話ではなくなる。
Q:ワールドカップが始まる直前の今、あなたの将来をはっきりさせたいでしょうか? あなたがマドリーに移籍したのは、W杯南アフリカ大会の時でした。
A:そうだね、今回はもっと落ち着いていたいよ。僕自身に、僕の家族に何が起こるのかを知っていたい。特に僕の妻と娘のために。もし移籍しなければならないなら……僕が知りたいのは、僕が続けていけるのかどうかということ。何があるか見ていくことになるけど、ワールドカップに集中できればと思っているよ。
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「必要とされないなら、それは仕方がない」という辺りは、冷静過ぎる感じもありますが、こういうのは南米の選手らしい仕事人らしい感じもします。とはいえ、必要としないわけがない。欠かすことのできない選手の1人、点取りたがりの人たちにとっても、大事な存在のはずです。イングランドやフランスのお金持ち辺りがうるさいようですし、できるだけ早いうちに、来季もいてくれるんだとファンが安心できるようにしてほしいです。
OB戦:マドリーvsユベントス
本日18時30分より、トリノにて、レアル・マドリーvsユベントス(レジェンドマッチ)が行われます。
かわいそうなナチョ
CLファイナル、決勝点となったベイルのゴールのシーンで、スタンドから飛び降り、ピッチ脇を疾走して祝福の輪に突撃していったシャビ・アロンソの雄姿(?)は非常に注目を集めました。その一方で、非常に、非常にかわいそうな話が……。
MARCAによると、あの瞬間、スタンドから飛び降りたのはシャビ・アロンソ1人ではなかったそうです。この試合でベンチ入りからも外れていたナチョも、アロンソに続いてピッチへ飛び降り! たところで、セキュリティスタッフにつかまり、ロッカールームへ送還されてしまったそうです。しかもその後のゴタゴタの中で、(誰もナチョがいなくなったことに気付かず)、なんとマルセロのゴールも、クリスチアーノのゴールも、目にすることができなかったとか……。結局、最後はピッチでの祝福に加わることができたわけですが、あの大切な瞬間を逃すなんて……かわいそうに。
比較的試合直後の画像…に映っているので、ちょっと一安心
というのが、いまの各スペイン紙のトップニュース。退位し、フェリペ王子に王位を譲ることを宣言したそうです。
カシージャスがカップを掲げる時はいつもファン・カルロス国王がいる、というイメージがあります。コパのファイナルの時は、表彰式で不安定な足場に立って、プルプルとカップを掲げるイケルの足を、国王陛下がしっかり掴んでくださっている…などという微笑ましい(?)場面もあったなあ…。と思い出してみたりしましたが、退位されたと言っても名誉職的に、またこれからもいろいろなところに顔を出されるんじゃないかと思います。
イケルの足を支えている国王陛下
ベンゼマ
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Q:現在のマドリーでのあなたはどんな状況ですか?
A:嬉しいよ。マドリーにいて、自宅にいるように感じている。
Q:でも難しい時もありました。
A:そうだね、そして難しい時を乗り越えてきた。初めは、朝起きて自分でこう言ってた。「畜生、何もしたくない」って。でも、諦めることを受け入れられなかった。
Q:一生懸命やってないと批判されたりもしました。
A:トレーニングは大好きだ。マドリーでは、僕たちは毎日11時からのトレーニングのために、10時半に集合することになっている。僕は9時半に着いている。トレーニングの後は、ジムに行く。これは、クリスチアーノがそうしているからなんだ。最初は僕も他の選手たちと同じように10時半に来ていた。でも、目標は高くしなければいけないと気付いた。彼と同じように早く来ようとね。
Q:批判されていると感じますか?
A:良い試合と非常に良い試合の違いに気づかない人もいる。僕が普通の試合をしても、そういう人は僕は弱いと言う。
Q:アンチェロッティからは何を得ましたか?
A:沈着でいること。選手にプレッシャーをかけない。モウリーニョは別の方法、やり方を取っていた。
Q:あなたは「ガト(猫)」と呼ばれてましたが…
A:最初は思ったよ、「なんだって?」って。でもそのあとでは、気にしなくなった。
Q:冗談だったんでしょうか?
A:当時はノーだね、でも今は、チームメートたちが「ガト」って呼んでくる。フレンドリーにね。僕は猫でも犬でもない、何も関係ないよ(笑)。
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ディ・マリア(続き)
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Q:ファイナルのMOMになりました。今シーズン、世界のベストプレイヤーたちの1人としての地位を確立したと感じますか?
A:以前にも言ったように、すべてを出し尽くそうとすることに、世界のベストプレイヤーの仲間入りをするという報いがあるわけではない。これまでも、素晴らしいシーズンを送り、ビッグクラブでプレイしたのに、世界のベスト10にもベスト50にも入らなかった。それは気分を落ち込ませ、がっかりさせるものだ。そういうグループに入れるよう一生懸命やっていても、うまくいかなければ、入らないものだ。でも、僕は決してあきらめないし、一生懸命やり続ける。今シーズンはスペクタクルなものだったし、来シーズンどうなるか見ていくことになるだろう。
Q:チーム内のアシストランクでトップでしたが…ゴールよりもアシストの方が好きなのですか?
A:そうだね、何度も言われたことなんだけど、ペナルティアークまで来たらシュートを打てばいいのにって。クリスチアーノも、すごくそう言ってくるよ。でも、皆にいつも言うのは、アシストを決められたら、それが自分のゴールのように感じられるんだということ。クリスには、8回アシストした。これが僕にはすごく嬉しいことなんだよ。
Q:「ディ・マリア」は、誤った認識をされてきたと思いますか? マスコミから、ファンから…
A:マスコミ側からは、僕が良いプレイをしている時でも、認識されてこなかったね。何度か問題があり、彼らには別の好みがあるんだろう。ファンについては、ノーマルなことだ。マドリーはビッグクラブで、多くのスター選手がいる。そしてファンの要求は高い。デシマを勝ち取り良い仕事ができて、僕はファンの愛情を勝ち取れたと思っているよ。
Q:では、クラブ側からは?
A:結局のところ、この数か月、クラブの首脳陣たちがより身近になり、少しだけ多くの愛情を感じられていた。時には彼らの愛情も必要なもの。彼らの近くにいれば、クラブにいることが快適だと感じられる。
Q:でもあなたのチームメイトたちは、マドリーでもアルゼンチンでも、あなたを認めてくれていますね。
A:そうだね、彼らについては何も言うことはないよ。いつでも僕のチームの誰とでも、素晴らしい関係がある。問題は何もないし、問題にかかわるのも好きじゃないよ。
Q:あなたは世界で唯一、クリスチアーノとメッシと一緒にプレイする選手です。彼らがどう似ているか、どう違うかを言うのに、あなたほどふさわしい人はいません。
A:僕にとってはありがたいこと、本当にラッキーなことだと感じるよ。それに付け加えるなら、ピッチの外でも彼らとは本当に良い関係なんだ。どう違うかって? クリスは、パワー、強さ、遠くからでも強烈なパンチ力があって、毎シーズンたくさんのゴールを決める。そしてレオは、素早い。1対1でも、1対3でも、1対4でも……こんな重要なスターたちが一緒だというのは、僕たちを落ち着かせてくれるものだ。
Q:クラブに給与アップを言ったことは?
A:ない、僕たちは何も求めたことはないし、そうしたことについて話したこともない。今シーズンは、マドリーのこと、タイトルを獲ることだけを考えていた。
Q:他チームからオファーが来ているかどうか知っていますか? あなたを欲しがるクラブがいるというのは嬉しいものですか?
A:正直なところ、僕はうそをつくつもりはないから、僕に興味を持ったりオファーをしているクラブがあるのは知っている。彼らは、マドリーが求めるだけのものを払えるクラブだ。でも僕は本当に落ち着いていて、ワールドカップのことだけを考えている。僕の代理人とマドリーに聞けばわかることだろう。もし僕が残らなければならないとしたら、僕は残る。僕はレアル・マドリーに長く残るために、1年をかけた。
Q:あなたは、マドリーで続けていけるような、多くのチームはないと言いましたね?
A:そう、レアル・マドリーがそうであるようなトップに位置するチームは多くないと言った。去年の夏にすべてが通り過ぎて行った時、カルロと話をした時、残りたいと思っていた。もしマドリーが僕を好まない、僕の仕事を必要ないと思ったら、それはもう僕次第の話ではなくなる。
Q:ワールドカップが始まる直前の今、あなたの将来をはっきりさせたいでしょうか? あなたがマドリーに移籍したのは、W杯南アフリカ大会の時でした。
A:そうだね、今回はもっと落ち着いていたいよ。僕自身に、僕の家族に何が起こるのかを知っていたい。特に僕の妻と娘のために。もし移籍しなければならないなら……僕が知りたいのは、僕が続けていけるのかどうかということ。何があるか見ていくことになるけど、ワールドカップに集中できればと思っているよ。
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「必要とされないなら、それは仕方がない」という辺りは、冷静過ぎる感じもありますが、こういうのは南米の選手らしい仕事人らしい感じもします。とはいえ、必要としないわけがない。欠かすことのできない選手の1人、点取りたがりの人たちにとっても、大事な存在のはずです。イングランドやフランスのお金持ち辺りがうるさいようですし、できるだけ早いうちに、来季もいてくれるんだとファンが安心できるようにしてほしいです。
OB戦:マドリーvsユベントス
本日18時30分より、トリノにて、レアル・マドリーvsユベントス(レジェンドマッチ)が行われます。
かわいそうなナチョ
CLファイナル、決勝点となったベイルのゴールのシーンで、スタンドから飛び降り、ピッチ脇を疾走して祝福の輪に突撃していったシャビ・アロンソの雄姿(?)は非常に注目を集めました。その一方で、非常に、非常にかわいそうな話が……。
MARCAによると、あの瞬間、スタンドから飛び降りたのはシャビ・アロンソ1人ではなかったそうです。この試合でベンチ入りからも外れていたナチョも、アロンソに続いてピッチへ飛び降り! たところで、セキュリティスタッフにつかまり、ロッカールームへ送還されてしまったそうです。しかもその後のゴタゴタの中で、(誰もナチョがいなくなったことに気付かず)、なんとマルセロのゴールも、クリスチアーノのゴールも、目にすることができなかったとか……。結局、最後はピッチでの祝福に加わることができたわけですが、あの大切な瞬間を逃すなんて……かわいそうに。
比較的試合直後の画像…に映っているので、ちょっと一安心