けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ヘセ、コエントラン、FP、カルロ

2014-06-07 13:43:24 | football
ヘセ
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バルデベバスはすべて休業してはいない。このシウダ・デポルティーバのドアは常に、トップチームのある選手のために、毎日開かれている。それがヘセ。3月に負った膝の重大な負傷は彼のシーズンを終了させ、また夏のバカンスも取り上げることになった。チームの一部はブラジルでのワールドカップに備え、また他は休暇を楽しんでいる一方で、このカンテラーノは、できる限り早く復帰することを目指して、バルデベバスでサマーキャンプを行っている。
ヘセは毎日毎日、できる限り復帰までの時間を短くし、可能な限り早くアンチェロッティの指揮下に戻れるようにという目標を目指して奮闘している。ヘセの回復は、感染症で急きょ手術を受けたドイツへ戻らなければいけなかった最初の1か月を過ぎた今は、順調に進んでいる。
ヘセがリハビリのための特別プランに戻れたら、今度はジムでのトレーニングと理学療法士の治療を受けるために多大な時間をかけるということになる。
ヘセにとっては、非常につらい夏が待っている。たくさんのトレーニング、そして他の仲間たちがいないのだ。バルデベバスでの孤独には慣れなければいけないだろう。休暇が終わるとアメリカツアーがあるが、それは2週間1人でいるよりも、さらに孤独なものになるだろうから。彼のチームメイトたちは、この数か月間非常に重要な存在だった。彼らのサポートは、皆からの愛情を受けているヘセにとって、大切なものだ。

アンチェロッティは、チームにとって基本となるであろう選手の回復を、注意深くフォローしている。監督にとって、メディカルチームにゆだねられているヘセがいつプレイできるようになるかを知ることは縦横だろう。ヘセはカギとなるピースなのだ。「彼がいたら、リーガの終盤は違うものになっただろう」と話し、シーズンの重要な時期にその不在が大きかったことを示している。
ヘセが負傷したのは3月18日、シャルケとのCLの第2戦が始まって数分というところだった。第1戦を1-6として迎えたこの試合は、特に話題もないものだった。理解できなかったのは、コラシナツが、危険性のない場面で、ヘセに圧し掛かったことだ。ヘセは、右膝の十字靱帯の完全断裂を負った。これはヘセ自身にとっても、またBBCの一番の従者を失ったアンチェロッティにとっても、大打撃だった。
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コエントラン、契約延長(したらしい?)
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ファビオ・コエントランの、レアル・マドリーの選手としての契約更新が、既にサインされ、締結されている。昨年の夏以来、クラブ側は彼の契約の延長を目指していることが知られていたが、クラブ側と選手側、両者が契約にサインしたのは、最近になってのことだ。
これは思いつきの契約延長などではない。なぜなら両者がサインした契約は、その期限を5年先にするものだからだ。2011年の7月に、ファビオ・コエントランがベンフィカから移籍してきたときのことを思い出してほしい。彼は、ジョゼ・モウリーニョが最初に要求した選手のうちの1人だった。3000万ユーロを超す移籍金は、多くの議論を巻き起こした。当初の契約は6シーズン、2016/17シーズン終了時までであった。
今回の新たな合意は、ファビオ・コエントランとレアル・マドリーとが2018/19シーズン終了まで共にあるということを意味する。その際には、コエントランは31歳になっている。この契約延長は、レアル・マドリーが、このポルトガル人ラテラルが良い方向に進むであろう年月と、プロフェッショナルとしての成熟を保証することを意味する。
この契約延長には、給与の引き上げも付帯している。ファビオ・コエントランはおよそ400万ユーロの年俸、レアル・マドリーのロッカールームでは平均にあたる給与を受け取ることになるからだ。
この新たな契約が既に計画されていた中、コエントラン自身は素晴らしいシーズンを過ごした。現在のチームの中で自身の役割を完ぺきにこなし、カルロ・アンチェロッティが必要とするときには常に素晴らしいレベルを示した。特にマルセロの負傷をよくカバーした。彼は、最終的にリーガ、チャンピオンズ、コパ・デル・レイで重要な役割を果たした。
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娘さんかわいい…。


フロレンティーノ・ペレス
ラジオ番組で語ったという内容を、4日付の記事から。
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ユニフォームについて
「我々は常に最も多く売り上げている。常に注目を集め、常に素晴らしい成功を収めている。」

UEFAの罰則
(ファンの差別的行為により、ベルナベウの一部を閉鎖しての試合という罰則が発表された)
「我々は、ベルナベウの観客席2ブロック閉鎖というUEFAの判断に、控訴するつもりだ。」

イケル
「カシージャス、彼の代理人と一緒に朝食をとったよ。出て行きたいなどとは一切聞いていない。カシージャスは9歳からマドリーにいて、そのキャリアをここで終えたいと思っている。少なくとも私が知っているのはそうだ。今シーズンもレアル・マドリーで続けていくことになる。契約は完遂されるはずだし、解除条項が付帯している。」

バイエルン
「レアル・マドリーに敗れたが、今は良くなったようだ。バイエルンにペナルティシュートで敗れた日は、最悪の負けの1つだった。」

チャンピオンズ
「我々はデシマを取るのに非常に苦しんだ。7回準決勝に出たんだ。」

移籍
「我々はマーケットで動いていない。モラタとは話し合うことになるだろうが、まだ何も移籍の話はない。私はユベントスの首脳陣とは友人だが、彼らと移籍の話はしていない。モラタが出て行く可能性はない。」

ワールドカップ
「現地には行けない。会社と、レアル・マドリーとでたくさん仕事があるから。」

負傷者
「カカやドイツ代表でのケディラのように、ワールドカップ(代表の試合)で選手たちが負傷するかもしれないということを心配している。クリスチアーノのような選手たちは、コンディションが完全な時に、プレイしなければいけない。」

ジダン
「彼がどうしたいのかは知らない。彼は監督になりたいと思っている。来週に話し合うことになるだろう。」

補強
「来シーズン、アグエロもポグバも来ることはないと確信している。」

デシマ
「ノベナ(9個め)の時よりもデシマを楽しんだよ。妄執になっていたからね。全員が共有する喜びだ。アンチェロッティは、彼がやってくれるはずと皆が思っていたことをやってくれた。」

モウリーニョ
「おめでとうというメッセージを送ってくれたよ。彼もマドリディスタだからね。」

継続
「基本的に全選手が続けていく。なぜなら我々はとても若いチームだからね。」

喜び
「デシマは、私が人生の中で最も喜んだタイトルになったよ。」

責任
「自分自身がすることすべてを、私は非常によく考えなければいけない。私は、FIFAによれば20世紀で最高のクラブの会長なんだ。」

カルロ
「アンチェロッティは、選手たちと共に大きな家族を作り上げたし、今は私も彼らと一緒の家族関係だ。」
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アンチェロッティ
3日付……レアル・マドリーTVで語ったもので、公式の記事にもなってます。日本語公式が、最初に見た時はかいつまんだ内容だけだったので、じゃあもう少しじぶんで読んでみよう…と思ってやったんですが、いつの間にか日本語ページが完成されてました…。ま、2013/2014シーズンの総括ということで。元記事はAS
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大志
「全員の考えは勝利であり、我々はそれを成し遂げた。とても満足している。人は常に夢を抱いているものだが、常にかなうとは限らない。これは技術面の問題というだけではなく、精神面の問題でもある。また少しの幸運が必要、それで重要な時期に到達できるのは、有利な条件だ。」

サイクル
「このチャンピオンズ・リーグを獲ったことは、サイクルの終わりではない、むしろサイクルの始まりだ。我々はクオリティを備えた非常に若いチームだ。来シーズン成長していくだろう選手たちがいる。今シーズン来たばかりのイジャラやイスコのように。」

今回のチャンピオンズ・リーグ
「この優勝杯は、来シーズンさらによくなろうというように、我々を後押ししてくれる。過去のこの数年もまた、苦い経験を経て、チームのモチベーショと強さを高める役割を果たしていた。セミファイナルに3度到達しながらファイナルを戦えなかったというのは、容易なことではない。」

ラ・デシマ
「レアル・マドリーには、デシマを獲れるだけのクオリティがあると思っていたし、常に高い確信を抱いていた。チャンピオンズ・リーグのどの試合も、ロッカールームには違った空気が流れていた。それは、デシマが誰にとっても高いモチベーションとなっていたからだ。誰もがラ・デシマについて話しをし、それは我々に、こういった試合を個性と勇気をもってプレイするだけの自信と強さを与えるものになっていた。ラ・デシマのプレッシャーは、ポジティブなプレシャーだった。」

ラモスのゴール
「私がファイナルで敗れるとは、決して思っていなかった。私はとても楽観的なんだ。時間は非常に早く過ぎて行ったが、チームは非常に良くやっていた。追いついた時は残り2分だったが、その前にも同点にするチャンスが何度かあった。」

ジエゴ・コスタ
「試合がハイペースで進むだろうと我々は理解していたが、アトレチコは耐えきれなかった。そしてジエゴ・コスタが負傷したことで、交代を1枠使ってしまった。」

延長戦
「ラモスのゴールはあまり祝っていられなかった。延長戦をどうするか、チームをどう配置するか考え始めていたから。マルセロがゴールを決めた時、試合は終わったと思った。我々はヨーロッパのチャンピオンになったと。ラ・デシマは手の中にあった。」

フィエスタ
「デシマを獲った後のような光景は見たことがなかったよ。ミランで獲った時も、街中で素晴らしいお祝いをやった。でもこれは、レアル・マドリーのための世界的なお祝いだ。優勝にここまでやるようなのは見たことがない。我々は大きな喜びをマドリディスタたちに贈ることができた。狂喜だったよ。レアル・マドリーはただのフットボールチームではない、世界的な宗教となり始めている。ファンの動画をたくさんみたけれど、どれも本当に信じられないようなものだった。ファンのサポートには本当に感謝しているよ。」

11個目(ラ・ウンデシマ)
「いくつか問題がある。第1に、サンチアゴ・ベルナベウのショーケースを拡張することだ。来シーズンやらなければいけないことがたくさんあるし、今シーズンそうしてきたように、可能な限りベストな方法で挑戦していくことになる。我々には非常に素晴らしい将来があり、優れた選手たちがいる。その基礎となるものは非常に強固で、好ましいものだ。」

フロレンティーノ・ペレス
「我々がチャンピオンズを獲って、会長は皆の中でも一番満足していた。誰もが喜んでいた、でも誰よりも喜んでいたのが会長だ。彼はいつも私に信頼を寄せてくれる。シーズンの終盤には、ロッカールームで選手たちを励まし、彼らに信頼と士気を与えてくれた。これがチームを助けてくれた。思うに、彼は一番のマドリディスタ。ハートにレアル・マドリーを抱いている会長というのは、生まれた時からそうしていない会長とは異なるものなのだ。」

クリスチアーノ
「クリスチアーノの数字は難しいことはない。1試合に1ゴールだ。もしクリスチアーノが出場するなら、1-0の状態からスタートするということだ。彼が非常に真剣で、プロフェッショナルで、チームのリーダーであるということにとても驚かされた。重要なゴールを決める選手、というだけではない。同時に、ベンゼマ、ベイル、クリスチアーノの関係も、決定的なものだ。ゴールにアシスト、彼はファンタスティックなシーズンを送った。」

ベイル
「イングランドから加入すると、問題を抱える選手たちがいる。しかしベイルは違う。スタートはうまくいかなかったが、それはプレシーズンを過ごしていないからだ。その後、彼は良くなった。よく働くし、2度のファイナルで2ゴールを決めた。彼がプレシーズンを完ぺきにこなしたら、どうなるかわからないよ。国王杯ファイナルのバルセロナ相手に決めたゴールは、モーターが付いているようだった。彼にはフィジカルと、素晴らしいクオリティがある。あのスピードで彼がするプレイは、他の誰も真似できない。」

ラモス
「クリスマス後、彼は別の選手となり、タイトル獲得に決定的な存在となった。彼は、マルディーニが備えていたものすべてを持っている。個性、テクニックのクオリティ、ピッチの中でも外でもリーダーとなれる能力。私は誰もマルディーニと比べたことはなかった。いま現在、セルヒオは世界最高のディフェンダーだ。」

ヘセ
「彼は誰にとっても驚きだった。私は彼を知らなかったが、ジダンが私に彼を高く評価していることを伝えてくれたし、トレーニングで彼を見た時にそれで理解した。彼は我々にとって非常に重要な存在だったし、彼がいないことは、クリスチアーノやベイルに問題があったシーズン終盤に大きな影響になった。ヘセがいたら、リーガの終盤は別のものになっていただろうと思う。」

マドリー
「マドリードに住む人々からは大きな愛情を受けている。ここにいて非常にうまくやっているよ。住みやすい街で、ローマのようなイタリア南部の街によく似ている。私は映画が大好きで、よく見に行っている。歌うのも好きだがね。」

歌手
「ホセ・アンヘルに、チャンピオンズを獲ったらスタジアムで歌うと言ってあったんだよ。それにラ・デシマのイムノは素晴らしい。デシマを獲らなければいけないね、また歌うつもりだから。スーペルコパでは、全員で歌いたいと願っているよ。」
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あのカラオケ、自発的だったんだ。