ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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クリスマス・トゥリー

2007年12月02日 | クリスマス

 12月に入り、いよいよクリスマス・ムードが盛り上がってきました。
 クリスマスになるとかかる定番ソングはたくさんありますが、ロマンチックなラブソングあり、悲しい失恋の歌ありで、誰にでもそれぞれの想い出の曲があると思います。



 キリスト教でクリスマスは、主イエス・キリストの生誕祭です。日本人のイベント感覚のクリスマスとは全く違い、大変神聖な日なのです。
 そのため、讃美歌にせよ、ポップなクリスマス・ソングや童謡にせよ、クリスマス・アルバムは普通のアルバムよりも3~4割り増しの売り上げを記録するそうです。ですから、キリスト教の国の歌手は、必ずクリスマス・アルバムをリリースしています。

 ルネがデビュー・アルバム”L'oiseau”の次に出したのも、クリスマス・アルバム”Ave Maria”でしたしデビュー25周年記念にもクリスマス・ベストを出していますbebo-musicographiesimardでは、ルネだけでなく、妹ナタリーのクリスマス・アルバムも聴くことができます。ルネの歌った曲の伴奏をそのまま使ったナタリーの歌もあるので、聴き比べてみるのも楽しいですよ!
http://www.bebo.com/Profile.jsp?MemberId=2591195085

 さて、ルネの全曲日本語によるオリジナル・アルバム『君のすべてがほしい』の中に、クリスマスをテーマにした歌があります。
 この当時、カナダでは家族や自然などをテーマにした歌を中心に歌っていたルネに、大人の恋の歌を歌わせた日本のスタッフの挑戦が感じられますが、ルネ・ファンの中には、手厳しい辛口な評価をする方もいて面白いです。
※Boys Choir World @ lapilazu
http://lapilazu.asablo.jp/blog/cat/boysinger/



 ここで紹介するのは『クリスマス・トゥリー』。恋人と別れたばかりの女性が、恋人と過ごした幸せだったクリスマスを忘れられずにいる、失恋の歌だと思っていましたが、momoさんは、陰りのある中年か初老の男性が昔を偲んでいるイメージで、ピングーパパさんは、幼い恋のイメージでとらえていたことを知って、人それぞれとらえ方が違うのだなと、しみじみ思いました。
 ルネのファースト・コンサートに参加した山下達郎氏の『クリスマス・イヴ』にも通じるしっとりとした大人の歌を、当時14歳のルネが歌っています。 
 当時はあまりに大人っぽい歌だったので、感情移入ができませんでした。今聴くと、この様な想い出はないものの、ロマンチックな曲として味わうことができます。大人の女性歌手に歌わせても良い感じの曲ですね。

 蛇足です。歌詞の中の「クリスマス・トゥリー♪」が「クリスマス・リー♪」としか聞こえないのですが、私だけではなくピングーパパさんも疑問に思っていました。仏語的な発音でそうなったのでもないので、単にルネがはっきり発音していないだけ?! そのまま収録してしまったということは、カナダで録音したので録り直しができなかったのかもしれませんね。

     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

       クリスマス・トゥリー

 山上路夫(作詞) 村井邦彦(作曲) 松任谷正隆(編曲)

窓の外は音も立てず 粉雪が降りつもる
屋根も道もただ白い きれいなクリスマス
だれか通り唄いながら 楽しげにゆくけれど
部屋の中で過ぎた日を 私はしのぶだけ
灯りをともす クリスマス・トゥリー
あの日のように 飾ってみたけど
愛し合った人はいない あの頃は帰らない
愛をなくしはじめての クリスマス・イヴよ

夢のように流れ去った 幸せな愛の日よ
カード書いてみたけれど あなたに出せないの
過ぎた時がきれいすぎて あの頃を忘られず
今も私生きている あなたの想い出に
灯りがゆれる クリスマス・トゥリー
小さな星も 可愛く光るけど
愛し合った人はいない あの頃は帰らない
愛をなくしはじめての クリスマス・イヴよ

コメント (11)
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