すっかり更新が遠のいてしまった。なんとなく書きたくない時期、書いてもしようがないなあ、という気持ちが湧く時があって、正月からなんとなくそんな気分であった。
もっとも待っている読者がどれほどいらっしゃるのか、と考えると、やや気鬱にもなってくるものである。
ともあれ、卑近なテーマを持ち出すと、女房がたまたま休日、留守になって、晩飯を自分で用立てなければならなくなった。糖尿病の私ではあるが、たまに食いたくなるものがある。
そのひとつにカツカレーがある。外ではまず食べないが、レトルトのカレーをかけて市販のトンカツを乗せて、うちで食べてみようと思った。
お昼ごろ、女房を送って、手近なスーパーに寄ってみた。私が想像するカツカレーには、ちょっと厚くて大きなトンカツを売っていた。ロースとんかつとして、単体のおかずで食べるなら、問題のない大きさではあるが、カツカレーにはやや大ぶりと思った。
次のスーパーに行った。こんどは大きいことも大きいが、衣がつきすぎていて、カツカレーには座りが悪そうだった。三軒目のスーパーでは売っていなかった。最後の四軒目でしかたなく妥協して購入した。ここのトンカツが一番高くて360円だった。
そもそもカツカレーのトンカツには、さほど見栄えのいいローストンカツである必要はない。薄っぺらで肉質も脂が多めで、大きさも買ったトンカツの2/3程度のものであればいい。
要はカツが主役ではなく、カレーとカツ、ご飯の渾然たる味が堪能できればいいのである。しかも糖尿病であるから、トータルカロリーは低めに抑えたい。もっとも効果があるのは、トンカツの量を少なめにすることだ。
四軒回って買ったトンカツが、それでは情けなかった。かといってヒレカツでは、まったくカツカレーの道からは外れている。やはりロースであり、単体ではみっともないぐらいのロースカツであるのが理想だ。
結局、自分で肉を買ってきて、衣をつけて揚げればいいことではあるのだが、わが家は何年も天ぷらや揚げ物の料理をしていない。そういうものは買ってくることにしているから、準備自体が面倒だし、汚せば女房にどやされるだろう。
スーパーの方々、どうだろうか。現在のロースカツの半分程度のボリュームのカツカレー専用カツを発売できないだろうか。病気持ちや高齢者には、そういう調理こそ望まれていよう。
むろん二人や三人で分ければいいのであるが、ひとりになってはじめて食べたい料理もあるものである。もっともひとりで気を許して、酒を飲みすぎて、食べるのが面倒になってしまう最悪のケースも考慮にいれなければならない。
さて、今日の夕飯は無事に終わるのだろうか。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。
もっとも待っている読者がどれほどいらっしゃるのか、と考えると、やや気鬱にもなってくるものである。
ともあれ、卑近なテーマを持ち出すと、女房がたまたま休日、留守になって、晩飯を自分で用立てなければならなくなった。糖尿病の私ではあるが、たまに食いたくなるものがある。
そのひとつにカツカレーがある。外ではまず食べないが、レトルトのカレーをかけて市販のトンカツを乗せて、うちで食べてみようと思った。
お昼ごろ、女房を送って、手近なスーパーに寄ってみた。私が想像するカツカレーには、ちょっと厚くて大きなトンカツを売っていた。ロースとんかつとして、単体のおかずで食べるなら、問題のない大きさではあるが、カツカレーにはやや大ぶりと思った。
次のスーパーに行った。こんどは大きいことも大きいが、衣がつきすぎていて、カツカレーには座りが悪そうだった。三軒目のスーパーでは売っていなかった。最後の四軒目でしかたなく妥協して購入した。ここのトンカツが一番高くて360円だった。
そもそもカツカレーのトンカツには、さほど見栄えのいいローストンカツである必要はない。薄っぺらで肉質も脂が多めで、大きさも買ったトンカツの2/3程度のものであればいい。
要はカツが主役ではなく、カレーとカツ、ご飯の渾然たる味が堪能できればいいのである。しかも糖尿病であるから、トータルカロリーは低めに抑えたい。もっとも効果があるのは、トンカツの量を少なめにすることだ。
四軒回って買ったトンカツが、それでは情けなかった。かといってヒレカツでは、まったくカツカレーの道からは外れている。やはりロースであり、単体ではみっともないぐらいのロースカツであるのが理想だ。
結局、自分で肉を買ってきて、衣をつけて揚げればいいことではあるのだが、わが家は何年も天ぷらや揚げ物の料理をしていない。そういうものは買ってくることにしているから、準備自体が面倒だし、汚せば女房にどやされるだろう。
スーパーの方々、どうだろうか。現在のロースカツの半分程度のボリュームのカツカレー専用カツを発売できないだろうか。病気持ちや高齢者には、そういう調理こそ望まれていよう。
むろん二人や三人で分ければいいのであるが、ひとりになってはじめて食べたい料理もあるものである。もっともひとりで気を許して、酒を飲みすぎて、食べるのが面倒になってしまう最悪のケースも考慮にいれなければならない。
さて、今日の夕飯は無事に終わるのだろうか。
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