夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

散歩をしながら昔の事を思い出した

2012年07月01日 | 面白い話
このところ穏やかなお天気が続きました。
昨日散歩にでて中央公園の外周を歩きました。
昔とすっかり変わってしまった遠景↓を見て
父の事を思い出しました。
昔(約60年程前)中央公園は田んぼが広がっていました。

現在の市民会館がある場所は墓地でした。

墓地の近くに父母が耕していた畑がありました。
田んぼを見下ろすかなり広い畑でした。
小さい頃私も父についてサツマイモ畑の
蔓返し
の手伝いをしたりしました。が・・・
父はこの場所にある畑が嫌いでした。
というのはお墓の傍には火葬場(赤丸印)が
あったからです。昔は土葬が多かったのですが
墓地が手狭になり火葬が主になってきて、田んぼの
淵で遺体を火葬にしました。
今のように設備の整った火葬場ではなくシンプルに
薪を積み上げただけで遺体を火葬にしたので、
父はお葬式の音(昔は野辺送りのとき鐘や太鼓を
鳴らしながら墓地まで歩いた)が聞こえると
「今日はこれでお終いにするべぇ」といって
そそくさと帰る用意をしました。
風向きによって遺体を火葬にする匂いがするので
それが嫌だったようです。
その後その畑は市が市営住宅を建てたいので
「売って欲しい」といってきたとき、母は
大反対したものの、そんな土地柄と貧乏には
勝てません。父は二つ返事でOKしました。
後年お墓が取り崩され市民会館が建つことになり、
駅前の一等地にある土地を持っていたら我家も
「左団扇の大金持ちになった」と姉と話してます。

夕方の日差しはきれいでパークゴルフ場には
ムクドリが餌を求めて歩き回り

帰りがけの夕空は秋の空のように高い。

中央公園パークゴルフ場脇に咲いていた赤詰め草
摘んできてコップに挿しました。なかなかきれいです。
 
花のないテーブルには野草も立派な花になります。
コメント
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