漫画家の水木しげるさんが亡くなったと
お昼のTVニュースに出た。
水木しげるといったら「ゲゲゲの鬼太郎」で
一躍有名になった漫画家である事はほとんどの
方がご存知でしょう。
アニメでは鬼太郎のお父さんの目玉おやじが
頭のてっぺんから出す「キタロー」と呼ぶ声が
思い浮かびますし、子供が小さい頃はTVゲームの
「ゲゲゲの鬼太郎」でよく遊びました。
鬼太郎の中に出てくるキャラクターの「子泣き爺」
を見ると昔々「子泣き爺」にそっくりな爺さんが
いた事を思い出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/95/a20606e6aa5a5ac870715b3db6eb4ba8.jpg)
その爺さんは私が小さい頃、家の前の東金街道を
よたよた歩いてくる。酒を飲んでいるのかいつも
酒臭く、足が悪かった(脳梗塞で不自由になった?)
ので足を引きずりながら歩いてきました。
街の人からは「イシ(石)」と呼ばれていた。
足を引きずりながら歩くイシの姿を悪ガキどもが
面白がって真似してイシの後をぞろぞろ歩く。
イシが悪ガキどもに気ずいて
「あんにゃ~(何だ)」と振り向くと悪ガキは
蜘蛛の子を散らしたように逃げ去る。遊びでした。
そんなイシが、ある夏の朝、我が家の物置小屋の
リヤカーの下で酔いつぶれて寝ていたのを母が見つけ
「イシ、そんなところで寝ちまって、帰らなきゃ
ダメだぞ」と母は握り飯一つ食べさせ帰らせた。
私はリヤカーの下にひっくり返っているイシを
恐々のぞいていましたが、イシは蚊に刺された
身体をボリボリかきながら帰って行きました。
私が中学生になるとイシの姿は見えなくなりました
聞くところによるとイシはリハビリのために
毎日歩いてきて、農家の薪割りなどをして代わりに
酒を飲ませてもらっていたらしい。悪い人間では
なかった。子泣き爺を見ると悪ガキを引き連れて
歩くイシの姿を思い出します。
水木しげるさん93歳でした。冥福を祈ります。
お昼のTVニュースに出た。
水木しげるといったら「ゲゲゲの鬼太郎」で
一躍有名になった漫画家である事はほとんどの
方がご存知でしょう。
アニメでは鬼太郎のお父さんの目玉おやじが
頭のてっぺんから出す「キタロー」と呼ぶ声が
思い浮かびますし、子供が小さい頃はTVゲームの
「ゲゲゲの鬼太郎」でよく遊びました。
鬼太郎の中に出てくるキャラクターの「子泣き爺」
を見ると昔々「子泣き爺」にそっくりな爺さんが
いた事を思い出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/95/a20606e6aa5a5ac870715b3db6eb4ba8.jpg)
その爺さんは私が小さい頃、家の前の東金街道を
よたよた歩いてくる。酒を飲んでいるのかいつも
酒臭く、足が悪かった(脳梗塞で不自由になった?)
ので足を引きずりながら歩いてきました。
街の人からは「イシ(石)」と呼ばれていた。
足を引きずりながら歩くイシの姿を悪ガキどもが
面白がって真似してイシの後をぞろぞろ歩く。
イシが悪ガキどもに気ずいて
「あんにゃ~(何だ)」と振り向くと悪ガキは
蜘蛛の子を散らしたように逃げ去る。遊びでした。
そんなイシが、ある夏の朝、我が家の物置小屋の
リヤカーの下で酔いつぶれて寝ていたのを母が見つけ
「イシ、そんなところで寝ちまって、帰らなきゃ
ダメだぞ」と母は握り飯一つ食べさせ帰らせた。
私はリヤカーの下にひっくり返っているイシを
恐々のぞいていましたが、イシは蚊に刺された
身体をボリボリかきながら帰って行きました。
私が中学生になるとイシの姿は見えなくなりました
聞くところによるとイシはリハビリのために
毎日歩いてきて、農家の薪割りなどをして代わりに
酒を飲ませてもらっていたらしい。悪い人間では
なかった。子泣き爺を見ると悪ガキを引き連れて
歩くイシの姿を思い出します。
水木しげるさん93歳でした。冥福を祈ります。