夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

篆刻(てんこく)展示会の展示作業に行く

2024年12月01日 | 篆刻
今日は篆刻展示会のための展示作業に打瀬の公民館まで
出かけました。今日は歩きで行ったので集合時間に少し
遅れてしまった。
篆刻サークル「石門印会」20周年ということです。
会員が集まって展示作業です。公民館の通路に展示

今回は20周年という事で力作が揃った。

20年間でたくさん刻した印。

「名前印は人にあげちゃったから、印は手元に
 残っていない」という。
かわいい印を貰った人は喜んだでしょう。
 
可愛らしいデザインの印、虫食いの葉っぱは本物
 
展示作業が終わって記念撮影。たくさんいた会員数も
お年を召して退会する人が多くなりました。

早速、見る人がいました。

篆刻は知っている人が少なく
「要はハンコです。石に彫ります」というと
「硬い石に掘るの?」と驚く。説明すると納得します。
珍しそうに見ていきました。
展示会は21日迄、興味のある方は見に行ってください。

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篆刻(てんこく)作品展の作品制作と仕上げ

2024年11月30日 | 篆刻
打瀬の公民館で12月2日から篆刻作品の展示会を
開きます。篆刻サークル「石門印会」が20周年になる。
早いものでそんなに長く篆刻を習っていたか。です。

作品は3点出します。1年間の月例競刻を一枚にして

他は小品(楓林江色寒)と来年の干支(乙巳)を刻す。
 
楓林・・・には楓の文字がついているのでカエデの
葉っぱを小学校から拾ってきて入れてみた。

ボランティアで忙しく木、金と身を入れて作品作り
何とか出来上がりました。明日、展示作業です。
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11月の篆刻(てんこく)勉強会に行く

2024年11月17日 | 篆刻
今日は月に一度の篆刻勉強会でした。
11月とは思えない程、暖かい。お天気が良く打瀬の
街路樹のナンキンハゼが紅葉してきました。
 

サークルの皆さん全員集合して10月の篆刻の
課題「楓林江色寒」(ふうりんこうしょくさむし
楓の林に霜が降りて葉は赤く景色がひとしお寒く見られる)

講評を先生から受けます。印の大きさ八分(約2、5m)
から一寸(約3cm)以下先生の講評

  
小篆を印面にバランスよく配置し刀線の伸びやかさは
すばらしい。丁寧な刻は氏の定評であり感嘆の作である。

Nさんは趙之謙、徐三庚を参考にしているとの事。

  
「木」ヘンを二文字に共通のアイデアは良い。ただし
「林」の字が読みにくい。刀線の動きの変化は小気味よい。


  
細部まで刀味の切れ味あるも文字の配置にやや難がある。
左行は三等分でよろしいのでは。


  
回文の作なるも、その必要があったのか。右二文字が
重い。雅味を入れ過ぎて字形が崩れる注意。


  
左右の重さの配分に差がある。刀線の太・細も気になる。
「色」字が目立つ。左下部の朱の空間の処理が一考あり。


  
小篆でよく配置された好印たるも「寒」字が他字比して
強さ欠く。辺縁に太さの変化をつけること一考。


  
三字・二字の配字でよくまとめている。細部までよく
伸展あり辺縁太くてもよかったか。


  
印面に十分伸展した印にて迫力を感じさせる力作である。
印篆の風格十分の作である。

  
  
印面にバランスよく配置されているが文字今少し太く
補刀すると力感がでよう。白文は特にこのこと大事。


  
伸びやかでよく分間布白を考慮した作である。明快で
余白生々とした好印たり。


先生の参考印
1、「万象」辺縁を手本とせよ。
 
2、「體露金風」章法、一文字でもせんの太・細を入れる。
 
3、「墨戯」周縁回線も、太さ、入線する辺縁も考慮せよ。
 
辺縁回線を入れるのも難しい。
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篆刻(てんこく)11月の課題を刻す

2024年11月15日 | 篆刻
今日は雨模様だったので篆刻の月例競刻の
課題を刻しました。11月の課題は賀状印
印の大きさ一寸(約3cm)
先ずはパソコンで賀状に相応しい語句を検索
いろいろありましたが「慶賀光春」に決めた。
篆書文字を辞典で調べ、印稿を作り鏡に映して
石に写しとる。
 
今回は一寸の青田石を使いましたが、ガラス質(ケイ素)が
多く、あまり良い石ではなかった。引き刀で刻すと
印刀が滑ってしまい、押し刀で刻した。

私は弘法さんにはなれない。
なんとか出来上がりです。

ちょっと「賀」が小さくなってしまったか?
刻し直す時間が無い。これで提出です。
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篆刻(てんこく)10月の課題を刻す

2024年10月19日 | 篆刻
明日は篆刻サークルの勉強会です。
昨日は暇だったので、10月の課題を刻した。
課題は楓林江色寒(ふうりんこうしょくさむし 楓の林に
霜が降りて葉は赤く景色がひとしお寒く見られる)と
今回は五文字「林」「江」「色」は画数が少なくて
いいものの「楓」と「寒」は結構複雑な画数です。
 
この五文字を八分(約2、5cm)印に入れなければ
ならない。
何とか頑張って出来上がり。朱文 白文
 

今日は片付けボランティアで朝から忙しかった。
物置小屋の片付けです。発泡スチロールの箱の
中身10箱分くらいを処分しました。
相棒と2人、3時間半かけてきれいにしました。
「私たちも、こんな事(片付け処分)よくやるね〜」
物置の前通れるようになって家主喜ぶ。
80代の婆さん2人、流石にヘトヘトになった。

帰ってきて篆刻課題の仕上げをして、明日提出です。
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篆刻(てんこく)9月の勉強会

2024年09月16日 | 篆刻
昨日は忙しかった午前中は打瀬の公民館へ篆刻勉強会に
行きました。
8月の課題(福以徳招=福は徳を以て招く、と読む。
幸福は善行を以て招くものである)の講評を先生から受けました。


  
文字は細目でよく伸展して印全体が明るい。
辺縁も程よい太さで締りあり。福の「示」の
形状を一考してもよいか。


  
辺縁の変化に小気味さありて好感。文字は
切り抜き文字のようでやや硬さが残る。
刀線を打破して雅味をつけるがよろしい。


  
印を四等分に配し画数を考慮して文字を
考えている丁寧な朱文、小篆の作である。


  
正確な運刀の手さばきには感心。印面に
過不足なく文字を配しバランスがよい。


  
朱文、小篆で伸びやかな作である。「招」の
「手ヘン」の曲げはいかがなものか。再考されたし。


  
白文の刀味としてはやや太めで満白印を意図
したものか。単に太いだけでは鋭味を欠くことに留意。



  
力強く運刀し、力感を伴う好印たり。辺縁の
効果も十分にて内容の濃い作となった。


  
辺縁の左、下側を太くして印面を締めている。
文字は伸展により違和感なく収めている。
丁寧の作たり。


  
所々に小篆風趣をだしながら印篆の硬さを
残した作といえる。欲をいえば刻風の味が
散漫な点が見える。いかがか。


  
一見、古代の金属印封泥の趣を出し、独特な
風趣は見事なり。文字の布字、辺縁の太さに
工夫の余地あり


  
印の刻風が今一つ統一されていないようだ。
一考されたし。運刀は強さあり辺縁も変化
十分であるが、やり過ぎないよう留意


先生の参考印 十字界線の入れ方。四文字白文
 
多字(一寸、約3cmに18文字の朱文印)
ただし、失敗作、語順が逆

こんな細く刻せるなんて凄いね。
「何歳ごろの作品?」
「若い頃でした。いつ刻したか忘れました」と先生。

「福以徳招」徳とは道徳心や善良な心のことです。
つまり「善の心をもっていれば幸福を招く」という意味です。

とYahoo知恵袋に出ていた。ボランティアも善の心を
持って行えば幸福が来るか?です

勉強会終了後、公民館を出たら空高く箒で掃いたような
筋雲が見られた。秋というのにまだまだ暑い。

サークル仲間から「敬老の日」という事でお赤飯と小豆餡を
頂く。嬉しいね。今日のお昼はお赤飯をありがたく頂きました。

午後から草取りボランティア2時間半、流石に疲れ果てた。

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篆刻(てんこく)9月の課題を刻す

2024年09月14日 | 篆刻
篆刻サークルの勉強会が明日あります。
昨日今日で作品を仕上げました。
課題は「秋にふさわしい語句」という事で秋に
ふさわしければ課題は自由。これが難しい。
パソコンで秋にふさわしい語句を検索。いろいろ
ありますが今回は「初秋涼夕」しょしゅうりょうせき)
にしました。印の大きさ八分(約2、5cm)
朱文白文の出来上がりです
 
初秋の涼夕、秋の涼しい夜のこと、とありますが
今年は猛暑続きで、秋らしい雰囲気が未だない。
夜、外に出てみると月に夜風が涼しく感じられますが
 
未だ暑さは続きそう。今日は月例12、0
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篆刻(てんこく)勉強会に行く

2024年08月25日 | 篆刻
今日は月に一度の篆刻勉強会でした。
大ちゃんのお母さんに打瀬の公民館まで送迎してもらった。
湯浅宗中先生に篆刻を習い始めて20年になる。
「そんなに(20年)なるのかしらね〜」と、
月日の経つのは早いものです。あちこちにあった支部も
今では千葉(打瀬公民館)と市原だけになりました。
今年の展示会(12月)20周年という事で
頑張ってやりたいね。とみんな。

さて7月課題(夏にふさわしい語句)を先生から
講評を受ける。

松竹水聲涼(しょうちくすいせいりょう:青々とした松に
 翠(緑)の竹流れる水の音がひときわ涼しく感じられる )

三文字と二文字を印面にバランスよく配置
小篆の点画がよく伸展してさすがである。


昌阜(しょうふ:盛んになること)

古銭の形に古色の文字がよく似合う。
印型を刷り込んでの作とのこと労作である。


炎陽

回りの印影の太さが個性的である。変化も
よろしい。その古色に文字よく合うも
やや弱含みか。


白砂青松

点画線を伸展させて各字の重みを調整している
工夫の作。満白印も考慮してもよいか。


独歩青天(自分で生きる)

丁寧に刻された作である、やや空間が広く
縦界線を入れるのも一興であろう。


風吹古木

一見して左右の字画の差による重みが
気になる。左半分を白文にしてり点画線を
伸展さす工夫もある。


雪渓

二字を左右均等に配置した落ち着きのある
好印「雪」を圧縮して上下に空間をとりこむのも
応用として面白いかも。一考されたし。


清風入梧竹(せいふうごちくにいる:爽やかな
 風が桐や竹に吹く)

一見して左右の位置のズレを感じる。左行を
上にあげるのも一手。又、周縁界線により印面を
締めるのもよいかも。


土用曝書(どようばくしょ:土用に本を日にさらす。
虫干し)

朱白同印の作にて変化ある作となった。左半に重みが
あるので対角に変えてみるのもよろしいかも。


青山不語(自分のことを語らない)

画数の差がある四字を工夫して刻して、さすがの作
字の大きさを変えるのも一手か。「語」字がやや窮屈か。


青山不語

対角の承応を考えての字画の工夫がある。そこに文字の
大小変化を加えるのも一手。辺縁安定せり。


青山不語

周縁界線と古色を表出し、合わせて文字も金文を
刻し鋭味十分の作たり。この風趣は氏の得意と
するところなり。


麦秋

一見して左字の長い線が気になる。左字やや下に
下がるためバランスをとったか。原稿段階で推敲されたし。


先生の参考作品 千載一遇
  
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篆刻(てんこく)8月の課題を刻す

2024年08月24日 | 篆刻
昨日今日と篆刻8月の課題を刻しました。
8月の課題は「福以徳招」(ふくはとくをもってまねく)
印の大きさ八分(約2、5cm)
昨日は朱文を推し刀で刻してみました。
私は人差し指が使えないので中指を人差し指の
代わりに使いますが、推し刀を長くやっていると
指がつってしまう
白文は引き刀で刻しました。なんとか出来上がり。
 
明日の勉強会に提出です。
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鳩居堂で見た篆刻印材

2024年08月23日 | 篆刻
先日、絵画展に行った帰りに銀座に出て鳩居堂
寄ってみた。1階は買い物客でいっぱい。
ガラスケースの中にウオーターマンのボールペン
置いてありました。結構なお値段です。
私が使っているウオーターマンのボールペンは
頂き物。ソフトで書きやすい。
 
2階に書道や篆刻材があるので覗いてみた。
色々な印材がありました。

どれも目ん玉が飛び出るくらい高い。
 
銀座の高級店では印材もこんなお値段になる。
とても買えません。
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篆刻(てんこく)小さな印を刻す

2024年08月11日 | 篆刻
篆刻YouTuberの雨人さんの画像を見ていたら
印を押し刀で刻している。私はいつも引き刀で
刻しています。推し刀は刃が滑ってしまうようで
難しそうですが、推し刀はどんな感じかかやって
みる事にした。
友達や先年お亡くなりになったYさんから頂いた
小さな石がたくさんある。

それを使って名前印(朱文)を推し刀のみで刻してみた。
 
私は右手人差し指が使い物にならず、あまり上手く
刻せませんでしたが慣れると推し刀も刻しやすいかも。
4点出来上がり。印の大きさ1、2cmと1cm
 
篆刻は何度も刻してみてやり方(感覚)を覚えるといい
と先生が言います。失敗したら紙やすりで削り
また作り直すことができるのもいい。
推し刀で刻した小さい印、難しいけどなかなか面白い。
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7月の篆刻(てんこく)勉強会に行く

2024年07月21日 | 篆刻
7月の篆刻勉強会に行きました。打瀬の公民館です。
みなさん集まって先ずは先生による6月の課題の講評です。
6月の課題は実用印を刻す。以下先生の講評です。

堂号印「富岳望堂」白文

富士を望めるとはうらやましい限りなり。
温和な印風で優しさが伺える好印たり。

 
同じく堂号印「富岳望堂」朱文

朱文四文字の作は大変丁寧に刻され柔和な
刻風が心地よい。刀味に細太変化が伺え
印趣も上出来である。

「Nさんのマンションから富士山が見えるのね」
「見える。東京湾を挟んで横浜ランドマークの
 向こうに富士山が見えるよ」
この印は両面印(一つの石の上下に刻す)で
上が白文、下が朱文として刻してありました。


三顆の作にそれぞれ趣が感じられ、努力の
作とみてとれる。印刀のせいか、刻に鋭味を
欠くのは今後の課題とす。

小さい印を刻すのはなかなか難しい。

「雪絵」

一見して気楽な風趣が見てとれ、それなりに
楽しめるが、ベテランの策としては不満が残る。


「りつ」

一種デザイン的な刻で文字を模様の一部にして
表現。他の作にはない個性的作である。

りつの「り」は真ん中「つ」は右の葉っぱのような形
面白い。Sさんはこのような楽しい印が得意です。


朱文印二顆は温和な小篆刻で好感たり。白文印は
気楽さ十分なるも、やや手を抜いた感あり。

「先生に見抜かれた〜」


四印それぞれ風趣を変えて芸域の広さが
感じられる。自分の推しはどの印かな?

推しは「和」

「文晴」

朱文二字は丁寧に刻され、いつもの氏の
刻と一風を画す。文字柔和さに辺縁よく
合うが力感、表現は一考か


「小杉文晴」

四字姓名印は優しさある刻に徹し、ゆったり感
あ理。辺縁やや変化が多く、今少しすっきりと
修正したい。


「光俄」白文

左字の縦画を強調して、見ばえあり。刀味は
やや平板で鋭味を欲す。


「光俄」朱文

文字回りに余白を広めにとり印面に広がりを
もたせる工夫がよい。辺縁変化も十分たり。


「光俄」朱文

小篆がよく伸展して空間の間合いが程良く
安定した作。辺縁の太さが印面を引き締めている。


蔵書印

朱白同印に作であり、右の草体はすばらしい。
比して左半分重く、一考の余地あり。

蔵書印は朱文で刻した方が良い。白文は印泥が
多くつくので本が印泥で汚れる。
なるほど

のし袋用印「寿」

変形に加工した中に一字を広々と配置し
その安定感は他の範たり。刻趣の高さに
脱帽である。

こんな細い線はどうやって刻すのか?
欠けもないし。

以下、先生の参考印
「藤田浩明」

白文四文字姓名印。文間布白参考になります。
文字と文字の間を空けるのはなかなか難しい。
印稿(文字のデザイン)をしっかり考えないと
いい印は出来ないということなのでしょうか。
「先生は印稿に時間をかけなさい」という。
雨人さんの印稿作り
「直子」

朱文二文字名前印、字体のユニークさに雅印と
して参考になります。
「直」の「目」を図案化してあるのも面白い。



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篆刻(てんこく)7月の課題を刻す

2024年07月19日 | 篆刻
今日は篆刻の課題(夏にふさわしい語句)を刻しました。
課題があると楽なのですが自由課題で「夏にふさわしい語句」
と言われても何の語句にしたら良いか?と言うわけで
ネットで検索。結果、
「炎陽」(照りつける太陽のこと、また夏のこと)
「白砂青松」
朱文、白文の出来上がりです。
 
いつもギリギリになって作品を刻しますが、今回は
少し余裕を持って仕上げました。
今度の日曜日の勉強会に提出です。

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6月の篆刻(てんこく)勉強会に行く

2024年06月16日 | 篆刻
今日は月に一度の篆刻サークルの勉強会でした。
全員が集まり5月の課題「意自如」(いじじょたり=心が平然としている事)
の講評を先生から受けました。以下先生の講評です。

  
三文字ではこの様に左に二字が良いと思う。
印篆で安定した配置と運刀はさすがである。
欲をいえば、やや画一的な作となったと思える。


  
小篆の朱文印で伸びやかさに好感あり。
中央に縦の一字界線を入れてアクセントを
つけた。辺縁も太くするのも一興か。


  
印面に文字よく伸展して好感。下部に横画が
そろったのは一考のこと。どちらか形を
変えるべし。


  
三文字の場合この配置も考えられるが無理がある。
左に二字が無難であろう。「自」が横に伸びすぎて
しまったが、左右のバランスが不良。


  
右に二字のため右側に重みが寄っている点を
一考したい。辺縁がやや変化が多すぎたようである。


  
直線的な刻で鋭味を感じさせる作。「自」字は
横画がきつくなるので下に伸展させて余裕を
もたせたい。「如」字は半分くらいに圧縮
させたらいかが。


  
三文字の字形に創意工夫がみられ、全体として
古拙感が出て好感たり。左側の二文字は上下の
大きさを逆にしたら。


  
やや「意」字が大きくみえるが、いかがか。
運刀は雅味がよく出て暖かさ見ゆ。鋭味は不足か。


  
印面一杯に刀線が活躍し力感十分の作。
下部の横画の長短に差をつけたのもよい。


  
左右の文字の表現に差がありて異和感あり。
「如」字は縦線を伸ばさず朱の空間を
残すのも一手と思う。


  
小篆作にて刀線はよく伸び柔和さ十分
「意」の下部「心」が押されてみえること
一考。「如」字も小さくみえる。


  
氏の個性的な刻であり、温和さ表出。
印の形状はやや打刻しすぎかもしれぬ。
原稿段階で吟味されたし。


雨人さんはこんな小さな石(6mm)に刻している
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篆刻(てんこく)6月の課題を刻す

2024年06月14日 | 篆刻
このところ草取りボランティアが忙しく篆刻サークルの
課題が出来ていない。今日、明日で何とか作れるだろうと
高を括っていたら、明日はお出かけの予定が入っていたのを
すっかり忘れていた。
これは大変と今日、必死になって何点か仕上げました。
6月の課題は姓名印、名前印、雅号印、豆印、蔵書印
イニシャル印 等など、大きさは四分(約1、2cmから
八分(約2、5cm)
とても大きい印は刻すことが出来なかったので
小さい印ばかりです。
四分の名前印を刻していて、途中で気がついた。
あらら、鏡文字になっていなかった。刻し直しです。
 
もう一つはイニシャル印。この印材は翡翠のような
きれいな色が入っていますが材質はわからず。
刻してみたら兎に角硬い、太い印刀で何とか刻しました。
 
もう少し作ろうと思いましたが私の腕では時間が足りない。
出来上がり作品

「いつも、切羽詰まってやるなぁ」と父ちゃん。
切羽詰まって仕上げる作品ではいい作品ができないな。
反省です。

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