きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

有り難い

2014-10-07 22:01:00 | 徒然に2014-2015
「で、その日僕は池田池っつーとこ走っていたわけよ、で丁度ハーフぐらい走ったぐらいかな携帯が鳴ってあら鳴ってるなと思って取ったら『先生急患です手術お願いします』って呼び戻されたわけよ」
そうです。その急患が儂です。
「でジョギング中にはねられて怪我したっつうからさ、麻酔かける前の意識がはっきりしていた時に『フルどれぐらいで走るの』って聞いたのそしたら『前回は3時間20何分でした』っていうからおお(愛媛マラソンで云うと)アスリート(枠)だわって」
思い出しました。そうでした。

今日は、退院時に指定されていた定期受診。

CTとレントゲン撮ってひたすら待った。

今回の怪我は、頭の骨も折れて出血していたのだがその頭蓋骨の骨折に対しては手術しなかった(保存的処置?)ものの、眼窩骨折の修復について救急で運ばれた1つ目の病院の眼科の先生の「眼がやばい」という診断で転院し、緊急手術となったわけで。で、総合的な術後管理は脳外科の先生がしてくださっていた。
マラソンの話、したわ確かにと思ったところで、マスクをしていて分からなかったが、この先生が執刀医だったんだと思い出し本当に頭が下がる思いだった。
診察室に入るなり、先生は開口一番「次の大会は?」「は?」って感じでスタートした。で冒頭の会話へと続いた。先生もランナーということでたくさん話をしていただいた。一昨日も今治シティ走ったよ愛媛マラソンも当選ししたしとのこと。新居浜の池田池の大会、今年で終わりらしい、あの玄人好みの大会に参加するぐらいだから結構走られるのだろう。
「せんせ、すんません折角走っている所をお呼び出しして」と訳の分からん相槌を打つ。

実を言えば執刀医である形成外科の先生と会うのはこの日がまだ2回目。この日ようやく傷の細かな説明も受けた。
折れたところにあるボルト(正式名忘れた)もプレートもCTで見えた。述前に眼科上壁の骨が折れて眼に当たっているのも見えた。痛そうだった(ヨメさんの話では、眼は取り出さずにできたと言われたそうだがイメージし難い)。実際痛かった。
ラッキーとセーフが重なって早い復帰になった。何より本当にいろいろな方に助けていただいたと思う。

この先生の受診の前、脳外科でずっと見てくださっていた先生にも、「経過が順調で良かったこれから何かで社会に貢献して(仕事して)いかないとね」とありがたいことばもいただいた。
「脳の損傷がないから何より」ということで、結構な大怪我にもかかわらず、とりあえず、生活制限なしでこれからがんがん完全復帰に向けて鍛えていかねばと思った。

ただ、実のところ、ジョギングは先週から勝手に始めているのだが長くも速くも走れないし、仕事にしても、事故前に増してもたもたしているしで、短期間でもブランクができると取り戻すのは思ったよりきつい。
治療はないが打った頭と縫った目の上は痛いと云うより違和感がまだまだ残っている。これは時間に任せるしかないな。
あと、ボルトとプレートは、1年後を目安に再手術して取るらしい。術前術後のもろもろを考えると、正直気が重いが、まあ、ラッキーな方だと思うようにする。
完治は1年後か。まあそれでも完治すりゃ御の字。

いずれにしてもありがたいことである。

感謝。いろいろな方に。
そして。いろいろなことに。

本当に助けてもらいました。ありがとうございました。