きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

独立リーグ

2015-09-07 19:00:00 | 徒然に2014-2015
ネーミングはともかくとして、坊っちゃんスタジアムっていうのは、地方球場にしてはレベルが高いと思う。見る人にも配慮された、観客席の傾斜と高さ。

一方で、野球をする側にしても、この天然芝はかなりグレードが高い筈。野球好きの少年なら、たとえそんなに給料が貰えなくても、野球を続けたくなるのではないか。
昔、幻の球団となったホリエモンのライブドアフェニックスが、松山をフランチャイズにする案もあったようだが、要は、それぐらいのレベルだということ。むしろニンジニアをもう少し何とかせんと。

ということを思いながら球場に行く。
この日はマンダリンパイレーツ(これもネーミングはともかく、で、コトバに拘るE県、M市らしからぬ、と思う絶対、マンダリンパイレーツじゃなくみきゃんズだろう)の試合。チケットを頂いてから、ずっと行けず今日が多分ラストチャンス。職場から走って行くと開始に間に合わないのでJRでワープ。球場に行くには、松山の次の市坪で降りるが、15分余りの連絡待ちの時間が勿体無いので、そこから走る。

ショートカットといえば、聞こえはいいが、単にT字路に突き当たり、見つけたエスケイプルート。

日が沈む時刻が早くなっている。

到着。

売店も開いていた。

麦もあった。事前にネットで調べてもこの辺りの情報がなかなかなかったのだが。やれやれである。
お目当ての藤川の登板はなかったが、元日ハムの正田が投げていたので、その投球を堪能する。

四国アイランドリーグの試合観戦は2回目。選手に馴染みがないのが難点。かかわりがあったら見に来る。とすれば、アイランドリーグの選手が地域密着型の活動をしているのは理にかなっている。

愛媛FCは、3000人以上入っていても、J2最下位。マンダリンのこの試合、3桁だが雰囲気は悪くはない。まあ、独立リーグならではの雰囲気、ということか。
何より、席に余裕があるから隣に気を遣わないでも観れるというのは個人的にポイントが高い。球場自体、結構なレベルだし、売店あるの分かったし。

硬球の重々しい響きが良い。儂は怖くてようせん。
プロ経験者の正田の投球は、何となく、レベルの違いを感じる。速くはないが打てない。キレというやつか。配球か。
そういえば、元中日の野口の高校の時の球は速かった。母校の応援に行った時に見た。全然速さが違う。けど全然遅い相手には負けた(相手はN市の某進学校だったから「頭」で負けたかと当時思った)。昔の堀之内にあった市民球場だったか。

売店で買ったと思われるお好み焼き食べている親子がいたり、家族連れがいたり、子供が走り回っていたり、静かに拍手して応援しているおっちゃんがいたりして、これはこれで日本的ではないかと。独立リーグならではというか。
野球好きオヤジ、通いそうである。というよりシーズンもうすぐ終わってしまう。

独立リーグというのは、上を目指す前提がありながら、マイペースが許される場所でもあるのかもしれない。見る人もする人も。それぞれのスタンスで野球を楽しめるからこそ、みんな集まってくるのだと。

でももう少しお客さん入らんと、球団がなくなるよ、とそれは思う。

抽選には外れたが、この日は勝利。見応えがあった。マンダリンパイレーツ、頑張れ!である。
でもやっぱり、ネーミング的には「愛媛みきゃんズ」の方が、サポートは集まると思う。絶対。