本当にできるのかと半年前に考え始める。
具体的な試行錯誤は先月の鎌倉漕走の後。
これまでランでは2回走破したにしても。
車椅子は2日かけるとしても制約は多い。
A 行き帰りの交通機関と漕走開始時刻
B 宿泊
C トイレ
D 坂道(橋に至るアプローチ)
距離は70キロ余りを2日間で、となるので数字だけ見ればそんなにたいしたことはない(本当?)。ただ、あのアップダウンと橋の自転車道へのアプローチはランのときよりも影響を受けるのは確実。
また、ランのときは、JRまで自転車で行き、加えてスタート地点のサンライズ糸山までは波止浜駅から行けたが、車椅子の場合どちらも使えない(これまでのようなJR各停の利用は郊外電車が動いていない早朝なので駅まで行くのが難しいこと、最寄りの波止浜駅での降車は不可能なことから。但し、JR特急の利用なら今治まではそこそこの時間に着くことはできる)ので1から練り直す必要がある。
ということで、まずはAとBを練り直してみた。
1 6時始発の郊外電車で市駅へ。
2 7時発の今治行き特急バスで今治駅へ。
3 8時半過ぎの路線バスでサンライズ糸山へ。
4 9時半、出発(到着後、トイレなど出発準備で時間が必要なため)。
1日目は、サンライズ糸山 → 吉海レンタサイクルターミナル (→ 宮窪レンタサイクルターミナル)→ マリンオアシスはかた → 多々羅しまなみ公園までの約30キロ余り。漕走時間は7時間ぐらいとして「4.5キロ/時」で考えると、約32キロ漕げる。
5 17時までに、多々羅しまなみ公園着
6 18時までに、瀬戸田PA内高速バス乗り場着(さらに5キロぐらい漕ぐことになる)
7 19時に高速バスで福山市内着、ホテルへ
で、多々羅しまなみ公園には17時までに着けばいいのだが、ここで泊まるところはない。一番良いのは近くの旅館に泊まることだが、何せ車椅子。何かと不便で難しい筈。よって島外へ一旦出て、翌日再び同じ場所に戻って再スタートという形にならざるを得ない。
次の日まだ結構な距離が残っているので、一番良いのは一つ先の瀬戸田PAのバス停まで漕いでおくのがいいが、このバス停に車椅子で行けるのかどうかがどうも怪しい。高速道路は高いところにあるのでそこで乗り降りするバス停はかなりの急傾斜の上にある。階段や急坂がないとは云い切れない。
ここから福山までは1時間ぐらいで行けるので、バスにさえ乗れれば大丈夫なのだが。
で、バスに乗れると仮定してホテルを予約し(尾道、今治も移動はできるがもう予約がいっぱいだった。特に今治はホテルそのものが少ない)、2日目の検討。
8 7時発の高速バスで瀬戸田PAへ
9 8時過ぎに瀬戸田PA出発(一応トイレには入る)
10 8時半ぐらいに自転車道コースへ合流
2日目は、瀬戸田サンセットビーチ → 尾道市因島フラワーセンター → 立花臨海公園 → ONOMICHI U2(尾道駅)までの約36キロ余り。漕走時間は8時間ぐらい確保できるので、「4.5キロ/時」で考えると、約36キロとなる。やや微妙。というのは、自転車道への合流までを含めると約38キロになるので、ベースアップは不可欠だが、各橋手前の自転車道へのアプローチルートの「急坂」の関係で見通しがたたない。
11 17時までに尾道駅着
そして。
12 18時までにタクシーで新尾道駅着(これまで使っていた向東BSは、進入路の傾斜がきつく細い道なのでまず車椅子では無理。尾道から新尾道まではバスも出ているが本数が少ないのでここだけタクシー利用で5キロということにする)。
13 20時半に高速バスで市駅到着。
14 20時半過ぎにに郊外電車で市駅発。そして21時過ぎに帰宅。
一応計算はできる。出発時間を早くしようと思ったらタクシー使うとかもある(使いたくないが)。ただ、あの各橋までのアプローチは結構な急坂で車椅子で上れるのかということと、上れても時間がかかりすぎるだろう。急坂は1時間かけても1キロぐらいしか上れないことは経験済み(では下りはというと危ないのでスピードは殺し気味になるから上りと相殺という感じにはならない)。時間がかかると云うことは時間切れの心配があるということ。これはもう不安と云うより事実でしかない筈。
で、検討を重ねるうちに、いくつか変更する。
1日目のホテルを止めて自宅に一旦帰り、翌日再び自宅から出発する。荷物と泊まり(ホテルのシーツ汚したらいかんし)の余計な気遣いをなくすため。但し2日目の距離が長いので早めにスタートしたい。ということで電車の始発に乗ってJRに行くのではなく、車でJRに行くことにする。これで特急列車に乗り、今治からの高速バスで7時過ぎには瀬戸田PA出発、というのは可能になる(JRまではタクシーも検討したが、やっぱり性に合わん)。これは有効期間の長い特急の回数券を買っておき、当日(の帰りに)使っても使わなくてもいいような形にした上で「駅でトレイン」というJR四国のサービスを利用することにする。
駐車場が車椅子用でないので幅が狭い、うまく乗り降りできるか分からないが、とりあえず、杖とか使ってでもやるしかない。当日は呑んでいるので車で帰る予定はないから、翌日まで借りることができたのは良し、である。
もう一つは、2日目の帰りの高速バスは、新尾道から乗るのではなく因島大橋のバス停から乗ることにする。因島大橋のバス停は、大浜PAに隣接されているらしいので、車椅子でも大丈夫そうである。ここにしておくと、万が一、松山行きに乗れなくても、今治行きに乗って今治から特急列車で松山という「保険」も効く(但し、大浜PAの詳細は現時点でまだ確認できていない。しとかないかんな)。
AとBについてはこんな感じ。Cはまだ未確認。Dは結局のところやってみんと分からん。それでも、これを考え始めたときは、全然行ける気がしていなかったが、とりあえず、うまく行くかどうかは3対7か4対6ぐらいまではきた。これまでと違い、失敗するということも視野に入れつつやるしかないのかなと。あと、天気が悪ければワークマンの合羽の購入とかも検討していたが、そこまで心配することがないのは有り難し。
で、もう一つ、後日バス会社に電話してみた。
〇 特急バスは乗車可能(高速バスのように車椅子はトランクへ収納)
〇 瀬戸田PAのバス停での乗り降りについては、1社目は「無理」と言われる。共同運行の別の会社に尋ねると「さあ・・・」と絶句され、結局PAの売店に電話する。「急な坂になっている」とのことであきらめかけたが、その先の瀬戸田BSのアプローチルートの話になり、そちらの方が距離がある分傾斜はまだましだとそういうもろもろの話をするうちに、PAからの道も「距離はかかるが別の道もなくはない」ということが分かる。
日はあまりないが、一度行ってみるかと。
ということで、次稿へ。
今日は祝日で休みでしかも暖かかったのですが、こういうことしながら一日引きこもり、でした。
具体的な試行錯誤は先月の鎌倉漕走の後。
これまでランでは2回走破したにしても。
車椅子は2日かけるとしても制約は多い。
A 行き帰りの交通機関と漕走開始時刻
B 宿泊
C トイレ
D 坂道(橋に至るアプローチ)
距離は70キロ余りを2日間で、となるので数字だけ見ればそんなにたいしたことはない(本当?)。ただ、あのアップダウンと橋の自転車道へのアプローチはランのときよりも影響を受けるのは確実。
また、ランのときは、JRまで自転車で行き、加えてスタート地点のサンライズ糸山までは波止浜駅から行けたが、車椅子の場合どちらも使えない(これまでのようなJR各停の利用は郊外電車が動いていない早朝なので駅まで行くのが難しいこと、最寄りの波止浜駅での降車は不可能なことから。但し、JR特急の利用なら今治まではそこそこの時間に着くことはできる)ので1から練り直す必要がある。
ということで、まずはAとBを練り直してみた。
1 6時始発の郊外電車で市駅へ。
2 7時発の今治行き特急バスで今治駅へ。
3 8時半過ぎの路線バスでサンライズ糸山へ。
4 9時半、出発(到着後、トイレなど出発準備で時間が必要なため)。
1日目は、サンライズ糸山 → 吉海レンタサイクルターミナル (→ 宮窪レンタサイクルターミナル)→ マリンオアシスはかた → 多々羅しまなみ公園までの約30キロ余り。漕走時間は7時間ぐらいとして「4.5キロ/時」で考えると、約32キロ漕げる。
5 17時までに、多々羅しまなみ公園着
6 18時までに、瀬戸田PA内高速バス乗り場着(さらに5キロぐらい漕ぐことになる)
7 19時に高速バスで福山市内着、ホテルへ
で、多々羅しまなみ公園には17時までに着けばいいのだが、ここで泊まるところはない。一番良いのは近くの旅館に泊まることだが、何せ車椅子。何かと不便で難しい筈。よって島外へ一旦出て、翌日再び同じ場所に戻って再スタートという形にならざるを得ない。
次の日まだ結構な距離が残っているので、一番良いのは一つ先の瀬戸田PAのバス停まで漕いでおくのがいいが、このバス停に車椅子で行けるのかどうかがどうも怪しい。高速道路は高いところにあるのでそこで乗り降りするバス停はかなりの急傾斜の上にある。階段や急坂がないとは云い切れない。
ここから福山までは1時間ぐらいで行けるので、バスにさえ乗れれば大丈夫なのだが。
で、バスに乗れると仮定してホテルを予約し(尾道、今治も移動はできるがもう予約がいっぱいだった。特に今治はホテルそのものが少ない)、2日目の検討。
8 7時発の高速バスで瀬戸田PAへ
9 8時過ぎに瀬戸田PA出発(一応トイレには入る)
10 8時半ぐらいに自転車道コースへ合流
2日目は、瀬戸田サンセットビーチ → 尾道市因島フラワーセンター → 立花臨海公園 → ONOMICHI U2(尾道駅)までの約36キロ余り。漕走時間は8時間ぐらい確保できるので、「4.5キロ/時」で考えると、約36キロとなる。やや微妙。というのは、自転車道への合流までを含めると約38キロになるので、ベースアップは不可欠だが、各橋手前の自転車道へのアプローチルートの「急坂」の関係で見通しがたたない。
11 17時までに尾道駅着
そして。
12 18時までにタクシーで新尾道駅着(これまで使っていた向東BSは、進入路の傾斜がきつく細い道なのでまず車椅子では無理。尾道から新尾道まではバスも出ているが本数が少ないのでここだけタクシー利用で5キロということにする)。
13 20時半に高速バスで市駅到着。
14 20時半過ぎにに郊外電車で市駅発。そして21時過ぎに帰宅。
一応計算はできる。出発時間を早くしようと思ったらタクシー使うとかもある(使いたくないが)。ただ、あの各橋までのアプローチは結構な急坂で車椅子で上れるのかということと、上れても時間がかかりすぎるだろう。急坂は1時間かけても1キロぐらいしか上れないことは経験済み(では下りはというと危ないのでスピードは殺し気味になるから上りと相殺という感じにはならない)。時間がかかると云うことは時間切れの心配があるということ。これはもう不安と云うより事実でしかない筈。
で、検討を重ねるうちに、いくつか変更する。
1日目のホテルを止めて自宅に一旦帰り、翌日再び自宅から出発する。荷物と泊まり(ホテルのシーツ汚したらいかんし)の余計な気遣いをなくすため。但し2日目の距離が長いので早めにスタートしたい。ということで電車の始発に乗ってJRに行くのではなく、車でJRに行くことにする。これで特急列車に乗り、今治からの高速バスで7時過ぎには瀬戸田PA出発、というのは可能になる(JRまではタクシーも検討したが、やっぱり性に合わん)。これは有効期間の長い特急の回数券を買っておき、当日(の帰りに)使っても使わなくてもいいような形にした上で「駅でトレイン」というJR四国のサービスを利用することにする。
駐車場が車椅子用でないので幅が狭い、うまく乗り降りできるか分からないが、とりあえず、杖とか使ってでもやるしかない。当日は呑んでいるので車で帰る予定はないから、翌日まで借りることができたのは良し、である。
もう一つは、2日目の帰りの高速バスは、新尾道から乗るのではなく因島大橋のバス停から乗ることにする。因島大橋のバス停は、大浜PAに隣接されているらしいので、車椅子でも大丈夫そうである。ここにしておくと、万が一、松山行きに乗れなくても、今治行きに乗って今治から特急列車で松山という「保険」も効く(但し、大浜PAの詳細は現時点でまだ確認できていない。しとかないかんな)。
AとBについてはこんな感じ。Cはまだ未確認。Dは結局のところやってみんと分からん。それでも、これを考え始めたときは、全然行ける気がしていなかったが、とりあえず、うまく行くかどうかは3対7か4対6ぐらいまではきた。これまでと違い、失敗するということも視野に入れつつやるしかないのかなと。あと、天気が悪ければワークマンの合羽の購入とかも検討していたが、そこまで心配することがないのは有り難し。
で、もう一つ、後日バス会社に電話してみた。
〇 特急バスは乗車可能(高速バスのように車椅子はトランクへ収納)
〇 瀬戸田PAのバス停での乗り降りについては、1社目は「無理」と言われる。共同運行の別の会社に尋ねると「さあ・・・」と絶句され、結局PAの売店に電話する。「急な坂になっている」とのことであきらめかけたが、その先の瀬戸田BSのアプローチルートの話になり、そちらの方が距離がある分傾斜はまだましだとそういうもろもろの話をするうちに、PAからの道も「距離はかかるが別の道もなくはない」ということが分かる。
日はあまりないが、一度行ってみるかと。
ということで、次稿へ。
今日は祝日で休みでしかも暖かかったのですが、こういうことしながら一日引きこもり、でした。