きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

岡崎漕走

2019-03-26 20:19:39 | 遠くへ~少しだけ非日常
立春の直前に控えた日、京都へ。
気温が高いという予報だったので、夜行バスの予約をする。
初めての夜行バスは、やっぱりというかあまり眠れてなかった。ただまあ、トイレの失敗はなかったので良し。

京都タワー。京都駅でトイレを探し身支度。やはり時間はかかる。20分あまり後に出発。与えられた時間は4時間。

まずは、河原町から本町筋を目指す。


本町通り。ここを通ったのは正解だった。おじゃましますという感じでゆっくりと路地を通る。

建仁寺へ。でっかい寺である。

境内から人が出てくるので、行ってみることにする。柵が見える。行けないかもとどきどきする。

行けた。ほっとする。境内を抜ける。


抜けたところが祇園。ここに通じるとは全く知らんかった、というより祇園の位置自体がよく分かってなかった。

四条に抜け、見慣れた八坂神社の前を通る。ここは何回か来たことがあるので京都の中の「位置」が分かる。さっきの祇園は一度も行ったことがなかったということは、路地一本の違いで全く違う景色があるということ。これは京都の面白さだと思う。

知恩院の前を通りかかる。ここも境内から行けそうなので、向きを変える。

知恩院。やや坂。ここを越えると目指す目的地になる筈。

良正院。脇の歩道は斜め上りの角度できつい。

ここは親鸞関係の場所らしい。

平安神宮の大鳥居が見えた。もうすぐ蹴上。

で、ようやく蹴上へ。

上にあるのは分かるが行けない。ネットで調べていて、車椅子は恐らく無理かもということは分かったいたが、それでもかなりしつこくもがく。
見られなかったが、とりあえず行けるところまでは行った。

南禅寺に向かう。ここも初めてでしかもでかい。由緒とかそういうのより、月に行く某アパレル関係の社長の別宅もここらしくつまり馬鹿高い値段が付くところであるという俗っぽい話ばかりよく覚えていて。

境内にある水路閣。近所の大学生と思われるカップルがちらほら。近所なら京大だがさて。

高い湯豆腐の店とバリアフリーということで某サイトで紹介されていた永観堂さんの傍を通って哲学の道へ。

ここから。ところがこの先、急な傾斜が一カ所あって断念しかかる。上がれんかと思ったが、通りすがりの女の人に助けられる。わざわざ来た道を引き返すような感じで、しかも急坂でかなり押すのも大変だった筈。ありがとうございました。

ようやく入り口へ。


決して物思いにふけることができる道ではない。がたがたで傾いていて、車椅子なら漕ぐのに必死。

それでも来て良かったか。

銀閣寺へは行かず。そろそろ折り返す必要がある。


とりあえず、歩道がある大きな通りを避けて(逆に漕ぎにくいので)、だいたい駅の方へという感じで漕ぎ進める。

そして、平安神宮。現在の位置がだいたい把握できた。遠くに応天門が見えたが、時間が気になって止め。

龍馬の結婚式場跡。龍馬は日本で初めて新婚旅行に行ったとかそういう人でもある。



川沿いを通る。

来た道と一つか二つ筋違いのところ。

松原通りだったか。

ここは流石に引き返した。川筋を行けば道を間違うことはないと踏んでいるのか、どうしても川があるとそこに入っていく。

もう少し大きければもののけに出てきそうな感じ。

長宗我部さんの関係の寺らしい。

遠くにタワーが見えてきた。やれやれ。

これどこやったっけ。結構大きなところの裏門みたいな。

景観重視で茶色のファミマ。

本願寺前から少し大回りして駅へ。

無事着いた。これで帰れる。となるとまずは土産。駅ビルの中は高い。それでも何とか買う。

終わるとトイレへ。

そういえば哲学の道の最後のところで少し手間取ったときだろうか。ブレーキのカバーを落としたらしい。まあ仕方がないか。

乗り込む。大阪までは貸し切り状態。

バスは使い慣れてきた気がする。ただ、神戸までならまだしも京都になると流石に長いな。夜行便で東京までになるとトイレの心配は今回以上に必要だろうし。

それでも、思いつきで動いたにしては、大きなトラブルもなく、何とかなった。