穏やかで過ごしやすい師走の入り、と思ったら一転して暴風警報が出るほどの天気になり大荒れの師走の入りになりました。特に2日の雨はすごかったです。久々にザックの中が水浸しでカッパ代わりのピステやウインドパンツも役立たずです。と思ったら昨日の首都圏は10月上旬並みとのことで訳が分かりません。師走に入る前後でしたか「北の大地」でも真冬日を記録したようです。先々月に、所用で北の大地に行ってましたが、そのころの気温が今の四国ぐらいだったでしょうか。気候帯は「冷帯」ですからね。北の大地は、学生時代に就職試験を受けに行って以来なので約20年振りでした。その時は単車でしたから兼ツーリングという感じだったでしょうか。今回は、当然お仕事がメインなので無茶はできなかったのですが、ここでも毎日のRUNは欠かさずにしてました。ジャーニーランとまではいかなかったのですが以下、記録です。
初日は昼まで仕事をしてから午後の飛行機を乗り継ぎ夜に札幌入り。二日目に早朝3時半に起き小樽を目指しました。目指すは「銭函」という駅です。ここまで行けば海が見えるはずでした。昔から単車でぶらりと出かける時は海までというパターンが多かったのですが、今回も相変わらずそんな感じでした。
ホテルの外に出ると雨でしたが、そうたいした降りではなかったようなのでとりあえず出発しました。まだ真っ暗の午前4時です。道道124号から国道5号線を目指し、小樽へ一直線というわかりやすいルートです。
寒い雨は少し強くなっていました。街灯が煌々とついていて足下はよく見えます。琴似、発寒という標識に記された地名を見ながら、北東に進みます。札幌自動車道をくぐり、予定通り国道5号線に入りました。まだコンビニや24時間スーパーもあり、何となくにぎやかです。道も広い。あたりまえですが。四国から出るといつも四国の道はなんて貧弱なのだろうと思います。
とにかく時間制限があります。到着したらJRに乗ってホテルに帰り、身支度をして時間に間に合うようにしなければなりません。帰りのJRと表示の地名、距離計、あらゆる情報を頭に取り込みながら、与えられた残り時間を計算します。それにしても寒いし雨が止みません。稲積、手稲、稲穂と稲がつく地名が目につく頃にはだんだんと街から離れてきたなという感じの風景になって来ました。市街を走っている訳ではないので仕方がないですが、明かりも少なくなってきました。ペースはのんびりという訳にはいきません。水分補給もカロリー補給もせずひたすら進みました。
地図でうろ覚えの国道との分岐(国道337号線オロロンライン)です。この分だと目指す海まではあと少しのはずです。少しだけ空が明るくなり、雨が思ったよりも降っているのがよく見えました。やがて目指す「銭函」の表示。駅に行きたいのですが、この先どの辺で右折するかで悩み、おおよそで坂を登り切ってから右折。踏切をわたり、駅らしい建物を探します。左手にそれらしきものが見えました。こういうときは間違えることの方が多いのですがこの時はセーフ。割合いいところで曲がったようでした。
駅と海は思った以上に近く、息を整えてから、空き地を横断し、駅の前、石狩湾を臨みました。
20年振りの海でした。それだけで満足しました。静かな駅前のしんとした空気も満喫し、予定より2つ早いJRで帰ることができました。
二日目は前日夜の懇親会の影響(チャンポンこそしなかったが、つまみをほとんど食べずに飲むという二日酔い一直線のルートでした。話し込むとこういうパターンになりがちです)で、頭が重い状況での早朝RUN。それでも6時に目覚めホテル近くの北海道大学の周りをぐるりと一周。約6.5キロでした。チョビの漫画「動物のお医者さん」の舞台です(懐かしい・・・)。
気分が相当悪いながらも、今日はちょっと大事な用件があるので、終わる頃には気持ちだけはしゃきんとしていました。しかしまあ、一周約6.5キロ余りですから大したもんです。景色は良かったです。農場が広くて、大学って感じののびのびしたところが。
儂がいた大学も、結構夜通し学生がサークルしたり、研究室でごぞごぞしてたりするようなところでしたが、そういうちょっと世間から離れたような空間の懐かしさを感じました。住宅街に入ってしまったと思ったら家の向こうに敷地があったり、大学の裏にあたるようなところにも立派な門があったり、途中で幅広の片道三車線道路が敷地の「下(!)」を通っていたり(本当かどうかは確認できませんでした)して、スケールの違いを楽しみました。ただ頭が痛くて写真とる余裕はそれほどなかったです。北大の場合は、冬はキャンパス内を移動する時に遭難することだってあるかもしれませんし、うっかり飲み過ぎて空き教室で寝てたりすると凍死しかねんでしょうね。
二日目の夕方は、懇親会もなくようやくのんびりできる時間ができましたが、観光するような時間帯ではないのでまたRUN。ちょこちょこと市内を気の向くままに走ってみることにしました。ホテルに帰り、大通り公園、市内電車、豊平川と頭にインプットした地図を頼りに探りながらとりあえず進みます。
体が重かったのですが、約5キロぐらいでしょうか電車通りを見つけてからようやく体がなじんできました。「ふつうの」街走りに喜びを感じながら、ちょっと冒険しながら走りました。川を越えてからは、平岸やら豊平やらとピンとこない地名に、どちらの方角を走っているのか見当がつかず、しばらく迷走したようでしたがテレビ塔の近くを通り、何とか駅周辺に戻りました。
閉店間際の東急百貨店でお総菜を買い、ホテルでようやくくつろぎました。距離にして13㎞。北海道限定サッポロビールをしみじみといただきました。
最終日の朝は、ルートの検討に時間がかかり(ホテルで30分ぐらい地図とにらめっこ)、結局約10㎞弱の丘珠空港までの片道を走ることにしました。北海道内の便が離着陸する空港です。
朝の最低気温は、一ケタ(!)ということでしたので、気合いを入れて走りました。北へ北へと走りますが、とにかく道幅が広くてまっすぐです。ダイソーと書かれた4階建てビルや、神社(あまり見なかったので新鮮でした)など、路上観察しながらそれでもテンポはいつもより速めに進みます。人は思ったよりも少ない気がしました。北34条、北35条と数えながら、だいたいの位置を確認し、北40条ぐらいでしたか、右折して自衛隊前を過ぎ、空港前に到着して地下鉄駅までUターン。
で、ジャーニーランもどき北海道編は終了となりました。丘珠空港は、小さな空港で、離島行のフェリー乗り場のようでした。外国の地方空港なんかこんな感じなんかなと思いました。
日程に余裕があれば、新千歳までRUNというのも楽しみたいところでしたが、翌日も仕事なのでとりあえず急いで帰らなければならず、JRに揺られて空港へ。天気が悪いのか何なのか分かりませんが、離陸が遅れ乗り換えの羽田でダッシュ(というのは大げさであくまで小走り程度)するという余分なRUNもして帰りました。
非日常でありながら、どこかで日常とつながっていたRUNでした。たぶんいつもそうなんでしょうけども、あるポイントを目指しているようで、実はそこへ至る道中で見たことそして感じたことが強く残っているから日常の延長上にあるのかなと思いました。
初日は昼まで仕事をしてから午後の飛行機を乗り継ぎ夜に札幌入り。二日目に早朝3時半に起き小樽を目指しました。目指すは「銭函」という駅です。ここまで行けば海が見えるはずでした。昔から単車でぶらりと出かける時は海までというパターンが多かったのですが、今回も相変わらずそんな感じでした。
ホテルの外に出ると雨でしたが、そうたいした降りではなかったようなのでとりあえず出発しました。まだ真っ暗の午前4時です。道道124号から国道5号線を目指し、小樽へ一直線というわかりやすいルートです。
寒い雨は少し強くなっていました。街灯が煌々とついていて足下はよく見えます。琴似、発寒という標識に記された地名を見ながら、北東に進みます。札幌自動車道をくぐり、予定通り国道5号線に入りました。まだコンビニや24時間スーパーもあり、何となくにぎやかです。道も広い。あたりまえですが。四国から出るといつも四国の道はなんて貧弱なのだろうと思います。
とにかく時間制限があります。到着したらJRに乗ってホテルに帰り、身支度をして時間に間に合うようにしなければなりません。帰りのJRと表示の地名、距離計、あらゆる情報を頭に取り込みながら、与えられた残り時間を計算します。それにしても寒いし雨が止みません。稲積、手稲、稲穂と稲がつく地名が目につく頃にはだんだんと街から離れてきたなという感じの風景になって来ました。市街を走っている訳ではないので仕方がないですが、明かりも少なくなってきました。ペースはのんびりという訳にはいきません。水分補給もカロリー補給もせずひたすら進みました。
地図でうろ覚えの国道との分岐(国道337号線オロロンライン)です。この分だと目指す海まではあと少しのはずです。少しだけ空が明るくなり、雨が思ったよりも降っているのがよく見えました。やがて目指す「銭函」の表示。駅に行きたいのですが、この先どの辺で右折するかで悩み、おおよそで坂を登り切ってから右折。踏切をわたり、駅らしい建物を探します。左手にそれらしきものが見えました。こういうときは間違えることの方が多いのですがこの時はセーフ。割合いいところで曲がったようでした。
駅と海は思った以上に近く、息を整えてから、空き地を横断し、駅の前、石狩湾を臨みました。
20年振りの海でした。それだけで満足しました。静かな駅前のしんとした空気も満喫し、予定より2つ早いJRで帰ることができました。
二日目は前日夜の懇親会の影響(チャンポンこそしなかったが、つまみをほとんど食べずに飲むという二日酔い一直線のルートでした。話し込むとこういうパターンになりがちです)で、頭が重い状況での早朝RUN。それでも6時に目覚めホテル近くの北海道大学の周りをぐるりと一周。約6.5キロでした。チョビの漫画「動物のお医者さん」の舞台です(懐かしい・・・)。
気分が相当悪いながらも、今日はちょっと大事な用件があるので、終わる頃には気持ちだけはしゃきんとしていました。しかしまあ、一周約6.5キロ余りですから大したもんです。景色は良かったです。農場が広くて、大学って感じののびのびしたところが。
儂がいた大学も、結構夜通し学生がサークルしたり、研究室でごぞごぞしてたりするようなところでしたが、そういうちょっと世間から離れたような空間の懐かしさを感じました。住宅街に入ってしまったと思ったら家の向こうに敷地があったり、大学の裏にあたるようなところにも立派な門があったり、途中で幅広の片道三車線道路が敷地の「下(!)」を通っていたり(本当かどうかは確認できませんでした)して、スケールの違いを楽しみました。ただ頭が痛くて写真とる余裕はそれほどなかったです。北大の場合は、冬はキャンパス内を移動する時に遭難することだってあるかもしれませんし、うっかり飲み過ぎて空き教室で寝てたりすると凍死しかねんでしょうね。
二日目の夕方は、懇親会もなくようやくのんびりできる時間ができましたが、観光するような時間帯ではないのでまたRUN。ちょこちょこと市内を気の向くままに走ってみることにしました。ホテルに帰り、大通り公園、市内電車、豊平川と頭にインプットした地図を頼りに探りながらとりあえず進みます。
体が重かったのですが、約5キロぐらいでしょうか電車通りを見つけてからようやく体がなじんできました。「ふつうの」街走りに喜びを感じながら、ちょっと冒険しながら走りました。川を越えてからは、平岸やら豊平やらとピンとこない地名に、どちらの方角を走っているのか見当がつかず、しばらく迷走したようでしたがテレビ塔の近くを通り、何とか駅周辺に戻りました。
閉店間際の東急百貨店でお総菜を買い、ホテルでようやくくつろぎました。距離にして13㎞。北海道限定サッポロビールをしみじみといただきました。
最終日の朝は、ルートの検討に時間がかかり(ホテルで30分ぐらい地図とにらめっこ)、結局約10㎞弱の丘珠空港までの片道を走ることにしました。北海道内の便が離着陸する空港です。
朝の最低気温は、一ケタ(!)ということでしたので、気合いを入れて走りました。北へ北へと走りますが、とにかく道幅が広くてまっすぐです。ダイソーと書かれた4階建てビルや、神社(あまり見なかったので新鮮でした)など、路上観察しながらそれでもテンポはいつもより速めに進みます。人は思ったよりも少ない気がしました。北34条、北35条と数えながら、だいたいの位置を確認し、北40条ぐらいでしたか、右折して自衛隊前を過ぎ、空港前に到着して地下鉄駅までUターン。
で、ジャーニーランもどき北海道編は終了となりました。丘珠空港は、小さな空港で、離島行のフェリー乗り場のようでした。外国の地方空港なんかこんな感じなんかなと思いました。
日程に余裕があれば、新千歳までRUNというのも楽しみたいところでしたが、翌日も仕事なのでとりあえず急いで帰らなければならず、JRに揺られて空港へ。天気が悪いのか何なのか分かりませんが、離陸が遅れ乗り換えの羽田でダッシュ(というのは大げさであくまで小走り程度)するという余分なRUNもして帰りました。
非日常でありながら、どこかで日常とつながっていたRUNでした。たぶんいつもそうなんでしょうけども、あるポイントを目指しているようで、実はそこへ至る道中で見たことそして感じたことが強く残っているから日常の延長上にあるのかなと思いました。
そんなところをのんびりと走ってみたいですね。