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R is for “Trevor Rabin”!!!!



Rはトレヴァー・ラビンのR!!!!
Make it Easy by Yes


ライヴで♪じゃーじゃじゃっじゃじゃ!!!!♪のロンリーハートをやる時に
必ずイントロ部分が演奏されていた「メイク・イット・イージー」
これはその全曲版でトレヴァー・レイビンがリードヴォーカルです


もれなくこのイントロがついてくる「ロンリーハート」はこちら

トレヴァー・ホーンのコンサートでのイエス版ドリーム・チームのシネマ~メイクイットイージー(イントロ)~ロンリーハート 「メイク・イット・イージー」は4分44秒当たりです
わたしがこのイエスの部分をヘビロテしてたらうちの母はあらF1???って。違うから!
この曲はイエス再結成の1983年に至る前、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トレヴァー・レイビンの3人で(後にトニー・ケイが合流)バンド『シネマ』が結成されたとき、最初の頃に作られた作品。
イエスのアルバムには1991年のボックスセット『イエスイヤーズ』に収録されていますが、後に2004年と2009年のイエスの作品リマスターの際に、『ロンリーハート』のボーナストラックとしても収録されました。




Trevor Rabinは1954年、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれのギタリスト、シンガーソングライター、キーボーディスト、ベーシスト、コンポーザー。ユダヤ系。
好きな現代の作曲家はバーナード・ハーマン。クラシックではシェーンベルクが大好きで、あとはブラームス、ベートーヴェン、シベリウス、エルガー、チャイコフスキーからも影響を受けたそうです。
好きなギタリストはジミ・ヘンドリクス、スティーヴ・ムーア、ジェフ・ベック、ジョン・マクラフリン。
奥さんのシェリー・メイとの間に生まれたライアンは現在ドラマーとしてオルナタティヴ系のバンド「Grouplove」在籍。

トレヴァーのお父さんはヨハネスブルグシンフォニーオケのヴァイオリニスト、お母さんはピアニストで女優で、幼い頃から自然と音楽に親しみ、ピアノを習い、ギターに転び、、という典型的な音楽一家の男の子パターン。
南アフリカ時代にバンド「ラビット」でデビューし、イギリスに渡ってソロアルバムを3枚リリース。
その後イエスの再結成に加わり、83年から94年までギタリスト&ヴォーカリストとして参加。
イエス脱退後はソロ活動より、、映画音学作曲家として大活躍しています。ロサンゼルス在住。
ミュージシャン・トレヴァーが恋しい数年でしたが、2012年に23年ぶりのソロアルバムをリリースしました♪



初めて買ったイエスのレコード 「90125」(ロンリー・ハート)
ロンリー・ハート
1. ロンリー・ハート 2. ホールド・オン 3. イット・キャン・ハプン
4. 変革 5. シネマ 6. リーヴ・イット
7. アワ・ソング 8. シティ・オブ・ラヴ 9. ハーツ

10. リーヴ・イット(シングル・リミックス)* Bonus Track
11. メイク・イット・イージー* Bonus Track
12. イット・キャン・ハプン(シネマ・ヴァージョン)* Bonus Track
13. イッツ・オーヴァー* Bonus Track
14. ロンリー・ハート(エクステンデッド・リミックス)* Bonus Track
15. リーヴ・イット(ア・カペラ・ヴァージョン)* Bonus Track
ワーナーミュージック・ジャパン 2004年リマスター盤
オリジナルは1983年

わたしが買ったときは9曲目までしか入っていなかったのですが、リマスター化の際にメイクイットイージーが全編入っているのが楽しみでCDで買いなおしました。

イエスの再結成前夜  トレヴァー・レイビンのデモ・トラック集
主に90125収録曲ですが、ビッグ・ジェネレーターの曲やほかの曲も入っています。 
 Torevor Rabin 『90124』
90124
1. Hold On 2. Changes 3. Moving In
4. Would You Feel My Love? 5. Where will you be? 6. Owner of A Lonely Heart
7. Walls 8. Promenade 9. Love will find a way 10. Miracle Of Life
11. Cinema
Voiceprint UK 2003年

「90125」と聞き比べるのも面白いです。
本家に比べて、ロック色が強かったり、「泣きのギターメロ」だったり、面白いです。
わたしはトレヴァーが大好きなので、トレヴァーが一人で歌ってるのはもちろん嬉しいんですが、、、
それにしても。
90124を聴くとバンド『シネマ』のメンバーがジョン・アンダーソンを必要としたのがよくわかります。


CINEMA - It's Over (previously unissued)

バンド『CINEMA』としての未発表曲
「ロンリーハート」のリマスター盤収録

Yes - Leave it (official video)

シングルカットされた『リーヴ・イット』
リマスター盤にはこの曲のア・カペラ バージョンも追加されました。





わたしがトレヴァーを知ったのは1983年イエス再結成アルバム「ロンリー・ハート」でした。
例のごとく、、、フォリナーだのボストンだののように『ファンの人はずっと待ってて大変だよなあ』などと他人事のように思いつつ。
また、フォリナーのとあるジャケットみたいに「ずっと待ってて、このシンプルすぎるジャケットって・・・」なんて思ったりしましたが、でも音を聴いて「うわわーーーーーー!!!!!かっちょいい!!!!」でした。

アルバムを手に入れる前にシングルの「ロンリーハート」をラジオで聴いたり、プロモ映像を見たりはしていましたが、トレヴァーのトの字もよくわかっていませんでした。
元「ラビット」の南アフリカ共和国出身の凄腕ギタリストが加入した、そうはちらりと聞いていても、何せ当時中学生のワタクシ、そうそう情報を追いきれるわけではなく。
アルバムのライナーの写真だって特別かっこいいとは思わなかったし、なんとなくトレヴァーは他の人より若そうだとは感じていたものの、大人たちが聴いきた歴史のあるバンド「イエス」=おっさんず 彼らのサウンドに酔いしれていました。



愛聴盤『ビッグ・ジェネレーター』
Big Generator
1. Rhythm Of Love  2. Big Generator  3. Shoot High Aim Low
4. Almost Like Love  5. Love Will Find A Way  6. Final Eyes
7. I'm Running  8. Holy Lamb
Atco 1987年


『ビッグ・ジェネレーター』の頃にはそれまでのイエスの作品を聴いたり、『ロンリーハート』はアホみたいに聴きまくり、プログレのイエスもロンリーハートも両方いいじゃ~ん、と夢中だったんですが、、、
「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」のビデオでトレヴァーってかっこいいんだと気がつきまして。(←遅い・・・・)
で、いろいろライヴ映像なんかも見て、白(天使ジョン)に対しての黒というか影っぷりに酔いしれ(白と黒の対比。ザ・王道!)、
あのいかにもロックギタリスト的なぎゅい~んな弾き方と音色に酔ったものでした。

それまであんまりかっこいい華のあるロック・ギタリストに免疫がなかったせいもあります。
リック・スプリングフィールドくらいじゃないかなあ。
あとはある程度年齢のいった素敵なおじさまギタリストしか見たことなくてですね。
それに彼らはカリスマというか、もはや伝説になってたというか。


まあ当時(今も)好きになったギタリスト、キース・スコットは笑顔と声にやられてたから論外(きちんとギタリストとして認識したのはかなり後になってから)、
デリンジャーもちゃんと聴くようになったときはおっさん化してたし、おっさん化しててもなにせ見かけはキュート・パペットだし、
ほかに好きだったのがなんせルークとスティーヴだからなあ。(←何気に失礼な書き方。でもほんとに好きなんだよ。。。。)
ポール・ワークターはこれまたかなり変わってたしなあ。
この人のギター好きだなあと思ってても、ジェイ・グレイドン、マイケル・ランドー、ジェームス・ハラーやバズ・フェイトンなんかはアルバムでしか聴いたことなくて、目で見たこともなかったし。
元々が基本、太鼓やベースのリズム隊のほうに目が行くので、ぎゅい~~~ん、ばばーーーーーん!ってギターは後回し。ギタリストが歌ってると、歌のほうメインに脳にはインプットされてるし。
(そしてヴィジュアル的には「髭クマ」「金剛力士像」タイプに弱いってのがあって)


それに当時、ぎゅいーーーーんはキース・エマーソンのオルガンで満たされていたという。

そんなこんなでぎゅいーーーーーん、ばばばばばーん、じゃじゃじゃじゃーん、というエレキギターサウンド的な欲求も満たしてくれ、
キャッチーな歌ものが得意な彼の曲作りにはまり、
さらに彼のサウンドを表現するのは「イエス」であり、天使(キャラも声も天使)ジョン・アンダーソンという最高の楽器が歌ってて、、、、


これでトレヴァーを嫌いになれってのは、無理。。。

90125を受け入れ難い昔からのファンにしたって、トレヴァーが嫌いってわけじゃないだろうし。

イエスの長いバンド歴の中で、トレヴァーの加入ほどいろいろ言われたことは無いと思うんですが、
わたしも、トレヴァーのいた時期のイエスってのはちょっとカラーが違うとはわかっています。


でもジョンは「シネマ」のデモテープを気に入って、イエスに合流しました。
「やっぱり俺のやりたいのと違う」と思ってまた出ていっちゃうまで約5年、わたしにとって、トレヴァーの声の上をはわわ~~~~~んと歌うジョンの声が大好きでした。
クリス、アラン、トニーのコーラスも最高で、、、、。

トレヴァーがいなかったら、たぶんイエスの再結成はなかったかもしれないし、あっても、もっと遅かったと思う。
(妖精ちゃんスティーヴがなにしろエイジアで成功してたしねえ)
そしてあの最初の2枚、ロンリー・ハートとビッグ・ジェネレイターの5年間、アメリカに拠点を置いてたあの時期があったからこそ、その後のイエスの原点回帰?じゃないですけども、自分達のやりたい方向性がはっきりしたのだと思うんですよ。

トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズがメンバーとして参加したアルバム『ドラマ』を「ジョンじゃないから云々」
トレヴァー・レイビンの曲を「イエスのこれまでのサウンドじゃない云々」
ジェフがメンバーとして、ホーンがプロデュースして、ジョンじゃない人が歌った『フライ・フロム・ヒア』を「ジョンじゃない、リックじゃない、トニーじゃない云々」で
『イエスじゃない』って断固拒否するのは、それはその人の自由だけども、、、、
そうなってくるとそういう人には
バンド「イエス」が好きなのか、
自分が抱いているこう「あってほしいイエス」が好きなのか、
どっちなのかなあ。

『ドラマ』や『ロンリー・ハート』や『ビッグ・ジェネレーター』ってそんなに駄目かなあ?
アルバム自体を聴いて、「ここが高駄目だ」という意見は「ああ、そういう見方があるんだな」と自分とは感じ方が違う意見にうなずいたり、いや、やっぱりいいと思うよ、って反論したりしますが、
単に『イエスじゃないんだ』みたいないわれ方だと??????って思っちゃうのですよねぇ。
生理的に受け付けない、嫌いだ、ってのはいいんですが、
「イエスじゃない」って言われても、、、、。


イエスのサウンドって、イエスのメンバーが演奏して歌っているからイエスのサウンドだと思うんですが、、、
イエスって、なんでもありのバンドだとわたしは思います。
(だって、ジョンのある種節操の無いというか、あの自由な精神がね、自分のそのときやりたいことを追い求め、なんでもかんでもやってたじゃんよ。。。)





それにね。
ロックだキャッチーだプログレじゃないといろいろ言われましたが、、、、
トレヴァーが2003年に出したデモ・トラック集『90124』聴くと。

90125はまさしくイエスの音ですよ!!!!!
Trevor Rabin- "Owner Of A Lonely Heart" 90124 2003

「90124」の「ロンリーハート」はけっこう明るい曲

90124の音が純然たるポップ・ロックに対して、90125のあの音はどうですか!
爽やかコーラスとキャッチーな歌にだまされちゃいけない。
しれっと、、、変なことやってますからね。さすがイエスですよ。

Trevor Rabin- "Promenade" 90124 2003

もひとつ「90124」から
ムソルグスキーの展覧会の絵から『プロムナード』

やりたかったんだね!アルバムに入れたかったんだね!! 知ってたぜ!!!
やっぱりムソルグスキーの曲っていいですよねぇ。
もしもトレヴァーのアレンジで全曲聴けたらなあ。
ELPの巨大な(そしてど派手な)壁が立ちはだかってるけど、いつかやってほしいなあ。






Trevor Rabin-Something to hold on to.


How to play Yes' Owner of a Lonely Heart Solo

トレヴァーのマスタークラスビデオから
「ロンリーハート」のソロのあたり

Best Trevor Rabin Live Guitar Solos



Trevor Rabin - Getting To Know You Better

ラビット時代とかぶってるのかそれともラビット解散後?1978年南アフリカ共和国在住時にリリースした
トレヴァー初めてのソロアルバムから
アルバム1曲目のGetting To Know You Better


ファーストソロアルバム 『Getting To Know You Better 』
Trevor Rabin
1. "Getting to Know You Better" 2. "Finding Me a Way Back Home" 3. "All I Want Is Your Love"
4. "Live a Bit" 5. "Fantasy" 6. "Stay With Me" 7. "Red Desert"
8. "Painted Picture" 9. "Love Life"
One Way Records Inc 2003年再発売
オリジナルは南アフリカで1978年



Trevor Rabin Heard you cry wolf

ソロ3作目『ウルフ』から Heard you cry wolf


Wolf
1. Open Ended 2. Heard You Cry Wolf 3. Do Ya Do Ya Want Me
4. Stop Turn 5. Lost In 6. Looking For A Lady - (Wolfman)
7. Pain 8. Take Me To A Party 9. She's Easy
10. Long Island
Voiceprint 1981年

トレヴァーは南アフリカ共和国を出て、イギリスでソロアルバム3枚をリリースします。
ただ南アフリカ共和国出身者は、当時南アフリカのアパルトヘイト政策への対抗措置などで仕事をする上で苦労していました。
トレヴァーがマルチプレーヤーなのは、まあ普通に自分で何でも出来ちゃったというのと、イギリスではコネクションがろくになかったというのもあるのでしょうが、そういう反アパルトヘイト政策という面での制約もあったのかもしれません。1、2枚目はほんとにマルチでした。
しかしこの3枚目はトレヴァーのミュージシャンとしての実力が認識されたのか、ジャック・ブルース(b)、モ・フォスター(b)、マンフレッド・マン(k)、ラビット(k)、サイモン・フィリップス(dr)、クリス・トンプソン(vo) ら豪華絢爛ゲストが参加しています。

このあとのアルバムのためのデモを聴いたクリス・スクワイヤ(とアラン・ホワイト)がトレヴァーを気に入って、一緒にやらないかと誘ったのが幻のバンド「シネマ」です。

シネマのプロジェクトにトニー・ケイが加わり、トレヴァー・ホーンがプロデューサーとして参加することになり(「ウルフ」を気に入ったとかなんとかどこかで聞いた)、、、そしてそこにジョンが合流して『イエス再結成』に至るわけです。


トレヴァーはイエスに83年から94年まで参加。オリジナルアルバム4枚とライヴアルバム1枚にしっかりと足跡を残しました。
彼のラビット時代~ソロ、イエス時代~イエス脱退後から現在のディスコグラフィーはこちら

Armageddon Trailer Score (Trevor Rabin)

トレヴァーはイエス脱退後はコンポーザーとしての活躍のほうが多いのですが、
これはその中でも初期に手がけたメジャー大作映画『アルマゲドン』


映画を観に行ったのは大好きなウィリアム・フィシュナーが(例のごとくやなヤローの役で)出ていたからですが、
映画のラスト近くもどういうわけかビルの出番が多くてニヤニヤしてて、(ま、嬉しいけどさー。嫌な役が多いから、出番だけは増やしてくれてありがたかった)ぼんやりクレジット見てたらTrevor Rabinと出てきて椅子から転げ落ちそうになりました。
「は~~~~~~?」って。
パンフレット確認しちゃったもんね。(これもビルのために買ったんだけどね)


Trevor Rabin Documentary

ラビット時代のアイドル風なトレヴァーの貴重な映像がちらり


そんな感じで、映画音楽作曲家として成功街道まっしぐらのトレヴァーに接してきたここ数年。
まあ基本的にメジャー作品ばかりなので、映画を見なくともサントラを入手しやすいというありがたさ。
ありがたい反面さみしくもあり。

途中の「90124」やらトレヴァー・ホーンのコンサートでのドリームチーム・イエスぐらいでしかギタリストやエレクトリック・バンドでのトレヴァーには出会えませんでしたが、ほんとにほんとにもう諦めていたときに出ました!
Trevor Rabin - Anerley Road

いかすサラバンド。泣けるー。カッコイイ!

Jacaranda
23年ぶりのソロアルバム!!!!!おかえりトレヴァー!!!!
Jacaranda
1 Spider Boogie
2 Market Street
3 Anerley Road (Tal Winkenfeld gest)
4 Through The Tunnel
5 The Branch Office
6 Rescue (Liz Konstasntin gest)
7 Killarney 1 & 2
8 Storks Bill Geranium Waltz
9 Me And My Boy
10 Freethought
11 Zoo Lake
12 Gazania
Varese Fontana 2012年


トレヴァーはマルチ・プレーヤーでほぼ自分でやっちゃう人ですが、これまでのアルバム同様ドラム以外全部自分でやってます。
ドラムはリチャードの友人で名ドラマーとして有名な(変人としても有名)ヴィニー・カリウタと息子さんのライアン・レイビン。
またゲストとしてAnerley Road はジェフ・ベック・バンドのベーシスト、タル・ウィルケンフェルドが、
Rescueはリズ・コンスタンティンがヴォーカルで参加しています。

トレヴァーのヴォーカルはなくて(ちと残念だが)ジャズ、フュージョン、プログレ風、ヒステリックロック風、クラシックよりなもの、、いろいろな音楽が楽しめて、トレヴァーのサウンドが好きな人にはたまらないアルバムです。

タイトルのJACARANDAは、、、母国南アフリカへの思いをこめてなのか、単に好きな花の名前なのかわからないのですが、、、
わたしはついつい『ビッグ・ジェネレーター』の中の『アイム・ランニング』を思い出しました。
歌詞の最初のほうにJacarandaが出てくるんですよね~。

I'm Running by Yes

ビッグ・ジェネレーターの中の隠れ名曲というか、難曲(これ演奏するの難しい!)というか珍曲。
いいですよ~。
ラテンプログレっていうのかなあ。
ライヴなんかだと、もう、馬鹿じゃないの?ってくらい、みんな好きにやってました。

この曲から最後の『ホーリー・ラム』への流れが好きでした。。。

『ビッグ・ジェネレーター』は出来上がるまで難産で時間がかかりすぎた分まとまりを欠いているのは否めません。
トレヴァー・ホーンは途中で降りちゃうしねえ。(あとはトレヴァー・レイビンがプロデュースを引き継ぐ形に)
いい曲いっぱい入ってるんだけども「イエスの作品」としてのこれといった売り、、、ポイントがぼけちゃってるんですよね。
1個1個はいい曲なんだけども、ひとつのアルバムに収めるには詰め込みすぎな気がします。
大好きなアルバムだけに(ある意味ロンリーハートより好きかもしれないです)、こうなっちゃったのは切ない。

ただまあ、そんな中でも、シングルヒットになった楽曲はおいといて。
「アイム・ランニング」のぶっ飛び具合と「ホーリーラム」の天使ちゃんがあるのはこのアルバムにとって救いだと思います。
「アイム・ランニング」が好きな人は多いはず。


たぶん今の年齢のトレヴァーがプロデュースしたら、ビッグ・ジェネレーターは名盤になってたんじゃないかな、なんて感じます。あのときのトレヴァーおそらくイエスをバンドとして継続するほうに必死だったと思うので。
それでもあの爆発しちゃった「ビッグジェネレーター」と、あの2枚のアルバムの頃のイエスは、わたしの中では一番身近でリアルタイムの、愛しい『イエス』サウンドでした。




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