goo

Лауренсия~2016年1月5日ミハイロフスキー劇場「ローレンシア」


Лауренсия  Лауренсия
Tokyo Bunka Kaikan
С участием Ирины Перрен и Ивана Васильева

Командор/Михаил Венщиков
Эстеван/Алексей Кузнецов
Лауренсия, его дочь/Ирина Перрен
Хуан/Роман Петухов
Фрондосо, его сын/Иван Васильев
Менго/Денис Морозов
Хасинта/Анастасия Соболева
Паскуала/Татьяна Мильцева
Флорес /Павел Масленников
Ортуньо/Владимир Цал
танец с кастаньетами/
Мариам Угрехелидзе  Алексей Малахов  
Фламенко/
Ольга Семёнова  Александр Омар  Андрей Касьяненко


Сценическая версия по мотивам драмы Лопе де Вега «Овечий источник»
Музыкальная редакция Михайловского театра
Хореография Вахтанга Чабукиани в редакции Михаила Мессерера
Сценография и костюмы: Вадим Рындин
Балетмейстер-постановщик: Михаил Мессерер
Художники воссоздания: Олег Молчанов (сценография), Вячеслав Окунев (костюмы)
Художник по свету: Михаил Меклер
Музыкальный руководитель постановки: Валерий Овсяников
Декорации и костюмы изготовлены театрально‑творческими мастерскими ООО «Возрождение»

Премьера в Михайловском театре: 5 июня 2010

ミハイロフスキー劇場「ローレンシア」
2016年1月4日 19:00開演 渋谷オーチャードホール


ローレンシア(エステヴァンの娘):イリーナ・ペレン
フロンドーソ(フアンの息子):イワン・ワシリーエフ
ドン・フェルナン・ゴメス・ド・グズマン:ミハイル・ヴェンシコフ
(カラトラヴァ騎士団の団長)
パスクアラ(ローレンシアの友人):タチアナ・ミリツェワ
ハシンタ(村の娘):アナスタシア・ソボレワ
メンゴ(ヴァイオリン弾きの農民):デニス・モロゾフ
エステヴァン:アレクセイ・クズネツォフ
(フエンテ・オヴェフナ村の議長)
フアン:ロマン・ペトゥホフ
(フエンテ・オヴェフナ村の議長)
フロレス(騎士団の兵士):パーヴェル・マスレンニコフ
オルトゥノ(騎士団の兵士):ウラジーミル・ツァル
パ・ド・シス:
 イリーナ・ペレン  イワン・ワシリーエフ
 ワレーリア・ザパスニコワ  アスティク・オガンネシアン
 アンドレイ・ヤフニューク  ヴィクトル・レベデフ
カスタネット・ダンス:
 マリアム・ウグレケリーゼ  アレクセイ・マラーホフ
フラメンコ:
 オリガ・セミョーノワ
 アレクサンドル・オマール  アンドレイ・カシャネンコ


指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団

第1 幕約40 分 -休憩20 分- 第2 幕約40 分


ミハイロフスキー劇場初演:2010年6月5日



一幕  第一場
スペインののどかな片田舎で村人たち(なんとなくジゼル系にドンキを加味したような衣装・セットと雰囲気)
ローレンシアとフロンドーソはラブブなんだろうけど、ちょっぴりペレン@ローレンシアはツンデレというか、彼氏にちょっと気を持たせつつ、みんなの前ではベタベタするのはいやーん、という感じ。
でもローレンシアの友人のパスクアラ@ミリツェワはヴァイオリン弾きのメンゴ@モロゾフと普通にラブラブいい感じ。

これがねえ。
2日、3日、をご覧になったバレエ仲間さんたちが大絶賛していたように、ミリツェワがキッラキラゴージャスで。
去年やその前の数年、ちょっと「あらら、お疲れ???」なときがあったり、ダブルで少し不安定な時があったターニャでしたが、久しぶりに大全開、絶頂期に戻った感じで、なんかもう、それだけで感動しました。
やっぱりターニャの踊りは華やかで大好き!
ペレンとワッシーも踊りまくるし、2幕のパ・ド・シス組のソリストたちもちらほら現れて踊ってほんと、目の保養。

楽しく村人たちが踊っているところに悪役の領主と部下が乱入。
悪代官はかぼちゃパンツのミーシャ。これが、ドンキのガマーシュやリーズの結婚のアランのような愛すべき敵役ではなく、はたまた、バヤデルカの大僧正のように道ならぬ恋に苦悩とか、ジゼルのハンスみたいな純情一直線ではなく、
ほんとにもう絵にかいたような悪代官。
部下達(マスレンニコフとツァル)も村娘たちをどうこうしようとする、占領軍の兵士の狼藉みたいな感じで、かばう余地なしのわるものっぷり。
悪役3人はフロンドーソに追い払われるところで第一場は終了。

第二場
村から少し離れた小川で村娘たちがお洗濯をしている。
ここでもペレンとワッシー、ターニャとメンゴのラブラブな踊りがてんこ盛り。
領主部下コンビがやってきて、村娘のうち、ハシンタが捕まってしまい、木陰に連れ去られる。
メンゴはあっけなくやっつけられる。まあ音楽家だからな。。。。喧嘩は無理だろう。
レイプ場面の直接的な表現はないものの、ハシンタがぼろぼろの姿で現れて、自分の身に起こった不幸を嘆くところで幕。
ハシンタ役のソボレワは、幸薄そうな風体がものすごく似合うので、この役はぴったりなんだけど、それにしても、ひどい話のバレエだと思う。


二幕 第一場

ハシンタの不幸はどうなったんですか?というくらい、あっけらかーーーーんと、和やかで華やかな宴の場。
ローレンシアとフロンドーソの結婚式。
なんだったのだろう。例えばここで、舞台の片隅で、エスメラルダの母親役だとか、眠りのカラボスみたいな、おどろおどろしたハシンタが恨めしそうにしている、とかならまだしも、
ほんとに、「何もなかったんだよ。ちゃんちゃん。」ってな感じで、宴万々歳なのであります。

ペレンはチャーミングで華やかでした。新春ではテクにキレがなかったという声が多かったですが、ちゃんと持ち直してきていました。さすが。
ワッシーは。
すごいんですよ、ほんと。
言い方は悪いかもだけど、プロペラ機の中にただ一人タイガー戦車が混じっていますが如くの、重量感と圧倒的なオーラ。
でも白い衣装はリスキーというか、、、1幕は黒だからまだよかったんだけども、レベデフ、ヤフニュークと並ぶとちょっと一人だけ浮きまくっておりました。

ワッシーの体形はともかくとして、すんごく飛んですんごく回ってて、観客がワッシーに求めているものを200%出し切ってくれて、これぞ真のプロ、と思いました。
えらいなあ。
彼のこういうところ見ると、マールイの子たちはまだまだ甘い気がします。


老けメイクアンド肉襦袢を着たペトゥホフとクズネツォフ、父親コンビのコミカルなダンスも素敵。

フラメンコ隊やカスタネットの踊りが宴を盛り上げます。
カスタネットダンスは、マラーホフさんが「スペインで買ってきた」というカスタネットを使用した、華麗な踊り。マリアムもゴージャスだった~。
ブラボーでした。
フラメンコはサーシャ、カシヤネンコ、セミヨノワ。まさに眼福至極。最高の組み合わせではないでしょうか。

そこへ領主が乱入し、前回捕まえ損ねたワッシーを連れ去る。追いすがるペレンも捕まってしまう。

絵に描いたような悪役のミーシャはほんとにやなやろー大熱演で、目に美味しい美しさで、ブラボーでした。全然コミカルにならないところがすごい。
宴を台無しにする、あの登場の仕方。御馳走ののったテーブルを足蹴にしながら、出てくるんですよ。食べ物を粗末にするとは!このやろー、死刑だ!って思いましたね。

第二場
心配した村人達は領主の城の前に集まってるんだけど、武器をとる勇気が出ない、ダメダメっぷり。
そこへ領主手下コンビがボロボロになったローレンシアを城門から放り出す。
怒りに燃えたローレンシアは村人達を先導し、反乱を呼び掛けて武器を手に取らせ、城へと乱入していく。このあたり、民衆を率いる自由の女神ちっく。
けっこうあっさりフロンドーソを助け出す。(まあ、2時間弱のバレエだしな。)
領主は財宝を差し出し許しを乞うけれども、殺されてしまう。
最後は私たち、勝ったのね!!!!!ハシンタも加わっての総踊り。かなりド派手な、ソ連イデオロギー映画のような雰囲気。
お城へなだれ込むところは幕に映像を映して、という演出。なんなんだろうな、あれも。


なんていうか、踊りはてんこもり、ジゼルとドンキ系で、のどかな場面や華やかな場面は楽しいし、ソリストの踊り、特にフロンドーソのパートさすがチャブキアーニが作っただけあります!、見ごたえあって、まさにブラボーの嵐なんだけども。
女性には辛いというか、救いがないっつーか、何ちゅー話ですか????な部分があります。
その悲劇を観客に訴えるとか、悲しみを浄化する演出とか、そういう物語でもないし。

物語の展開は非常にはてなマークですが、とにかく踊り・振付は素晴らしいです。
テクニックてんこ盛りの部分も、民族舞踊も、村人の踊りも、ラブラブカップルの踊りも、ほんと、いい振り付けだと思う。


なんだかんだで、少しまだ試運転気味のペレンのせいもあり、ターニャのキレキレ&きらきらっぷりと、ワッシーのプロ根性が一番印象的な舞台でした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

デヴィッド・ボウイ

昨日仕事の休憩中に知った衝撃のニュース。
まさかボウイがこんなに早く亡くなるなんて、思ってもみませんでした。

ただただ悲しいです。

だって、ついこの前、ブラックスターが発売されたばかりなのに・涙

仕事とバレエで席が温まる間がなかったから、ようやく買わなくちゃなあ、って思っていた時なのに。。。。


そんな中、ボウイのファンには、嬉し悲しのニュースがもう一つ。
デヴィッド・ボウイの大回顧展、David Bowie is の日本開催(2017年)決定。このお知らせは、ブラックスター発売のニュースと一緒に届けられていて、狂喜乱舞していたんですよね。。。

2014年の記事で書いたとき、「オランダのあと、日本でやってほしいなあ」なんて夢見たことが実現したわけですけども。


今はただ、ご冥福をお祈りいたします。

辛すぎて、彼の映像も音楽もしばらくは近寄れなさそう。ブラックスター聴くのも当分先になりそうです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )