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2016年9月25日~ミラノスカラ座「ドン・キホーテ」


ドン・キホーテにはいろいろな演出がありますが、ヌレエフ版は
プロローグと第一幕;町の場面からキトリとバジルが逃避行、というところまで)
第二幕;ジプシーの野営地、人形芝居、夢の場
第三幕;酒場の場面、キトリとバジルの結婚式

こんな感じでだいたい結婚式のグランパ、その前のファンダンゴで幕を区切る演出がわりと主流の中、ヌレエフ版は第三幕のスタートが酒場になっています。
また、銀月の騎士の決闘(ドン・キホーテVSガマーシュ)は結婚式の前、というよりは酒場でそのまま行われています。

あとはわりと難しい小技がたっぷりの振付なのと、バジル役のダンサーは通常のバージョンより1.5倍、いや、2倍くらいの踊りの量、ヴァリアシオンも多いので、その代わりと言っちゃあれですが、グランパの友人のヴァリアシオンは1曲のみ。(これ、二人踊らせればバジルちょっとは休めると思うのですが・笑)
まあとにかく何かと、その場その場で、通常の花形ソリストが踊るであろう曲がことごとくバジルにあてられているような感じです。

1幕のバジルのソロの見せ場、キトリのお友だちを脇に置いてのカスタネットのソロの前にも、バリバリすごいヴァリアシオンがあるので(しかも2曲続けて踊る)、普通の版なら、このカスタネットのソロでブイブイ言わせるはずなんだけども(って、表現古いですが)とてもダンサー泣かせと言いますか。
昨日のワシリエフはかなり大変そうでした。
3幕のグランパ・ド・ドゥとヴァリアシオン、コーダ終わってかなり息が上がっていましたし。
もちろん脚だって、ほかのダンサーよりとんでもなく上がっているし、ばんばん跳んでるし、めちゃくちゃ回転もしていますけれども、かなりきつそうでしたね。


まあ、今回は調整不足だと思いたいです。もう少しあと数年は、彼の素晴らしい踊りを見たいと思うので、次に期待します。


マーシャは最高でした。
特に素敵だと思ったのはドゥルシネア姫の踊りですね。

美しくて感動しました。

彼女の持っていた良さが、とてもいい形で伸びている感じで、なんと言いましょうか、、、あれですよ、ワガノワが戦時中、キエフに疎開していて、そこで伝統が守られていた、、、みたいなのあったじゃないですか。
まあへんなたとえかもしれませんが、、、とにかく、「素敵なバレリーナ」になっているのがとても好もしく感じた一日でした。
とても若いとき、20代半ば、30代、みたいにダンサーを見ていけるのもなんかバレエファンの楽しみだなあと。

クラシック音楽で、録音の多い人気のコンチェルトとかありますが、あれも神童時代、20代、30代、40代、って録音していってくれると、その演奏家の円熟味がわかるように、
バレエでも同じ作品の解釈が、その年齢ごとに違うと思うので、今回のマーシャの踊りの充実ぶりに、心が洗われました。

アナスタシア・コレゴワも、学校出たばかりのころにピンで観たから、できればどんなふうに変わっているのか観てみたいなー、なんて思います。


ミラノ・スカラ座のダンサーは、まあ前回よりは足元は踊れているような気はしますが、上半身とか、なんだろうなあ、、、止まるべきところで止まっていないっていうか、メリハリがないっちゅーか、くねくねしているなあと思う部分もあったけども。
でも楽しそうだし、雰囲気もいいし、美術も美しいから、楽しめました。
あと、ニコレッタ・マンニのドリアードは素敵でした。

そしてジプシーの踊り、アントニーノ・ステラも良かったです。


ダンサーのみなさんありがとうございました。楽しい一日を過ごせました~。



ミラノ・スカラ座バレエ団2016年日本公演
「ドン・キホーテ」
全3幕


◆主な配役◆

ドン・キホーテ:ルイージ・サルッジァ
サンチョ・パンサ(従者):アンドレア・ピエルマッテイ
ロレンツォ(宿屋の主人):マシュー・エンディコット

キトリ(ロレンツォの娘)/ドルシネア:マリア・コチェトコワ
バジル:イワン・ワシーリエフ

ガマーシュ(裕福な貴族):リッカルド・マッシミ
二人のキトリの友人:デニース・ガッツォ、ルーシーメイ・ディ・ステファノ
街の踊り子:マリア・セレステ・ロサ
エスパーダ(闘牛士):クリスチャン・ファゲッティ
ドリアードの女王:ニコレッタ・マンニ
キューピッド:アントネッラ・アルバノ
ジプシー:アントニーノ・ステラ
二人のジプシー娘:エマヌエラ・モンタナーリ、フィリピーヌ・デ・セヴィン
ジプシーの王と女王:ジョゼッペ・コンテ、ダニエラ・シィグリスト
ファンダンゴのソリスト:マリア・セレステ・ロサ、クリスチャン・ファゲッティ
花嫁の付き添い:アレッサンドラ・ヴァッサーロ
ほか、ミラノ・スカラ座バレエ団

指揮:デヴィッド・コールマン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


◆上演時間◆

第一幕 13:30 - 14:20

休憩 20分

第二幕 14:40- 15:30

休憩 20分

第三幕 15:50 - 16:25

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ドラゴンボールと言えば


毎週土曜日は弟一家5人が遊びに来ます。
次の日が早番だと、私は寝てしまうので会えないことが多いのですが、一昨夜は20時上がりの勤務だったので、(それでも忙しくて21時過ぎに職場を後にしましたが)ちょこっとだけ会えました~。

そうしたら、ドラゴンボールのアニメ主題歌を集めたCDを流していて、久しぶりに「魔訶不思議アドベンチャー(高橋洋樹)」と「ロマンティックあげるよ(橋本潮)」を聴きました。
やっぱりドラゴンボールと言ったらこの2曲ですね~。そのあとの影山ヒロノブさんの一連のももちろん素晴らしいのですが、、、、(レイジー懐かしいなあ)
アニメのドラゴンボールはずっとは見ていなかったから、よけいに「つっかもうぜ!ドラゴンボール!」と「ロマンティックあげ~るよ~」のイメージが強いんでしょうけども。
部活、アルバイトとかで忙しかったし、あとはどっちかというと私はDr.スランプアラレちゃん世代というのもある。

また、この当時、けっこうアニメって冬の時代だった感じで、逆にテーマ曲と有名歌手のタイアップでリキを入れるような風潮もあって、アニソンらしいアニソンが減ってたような気がするんですけども、
あとはサントラとかBGM集なども、大人が買っても恥ずかしくないようなおしゃれなジャケットなんかでさ。
そんな中、ドラゴンボールのサントラは、本当にアニメらしい、昔のアニソンらしい雰囲気がたっぷりの作りで、「原点回帰」みたいなところも好きでした。

甥っ子(5歳)は夢中で今のドラゴンボールを見ているそうですが、彼にとってはロビン(吉井和哉)が歌う今の主題歌がホンモノらしく(苦笑)、昔の映像(悟空にしっぽが生えていたころ)とか見せると「おかしい」と思うらしいです。
まー、ロビンがドラゴンボールを歌っているとは!全然知らなかったわー。ファン失格ね・苦笑
90年代唯一入れ揚げたバンドがイエモンだったのにこの体たらく、、、、あはは。(もひとつ、オータムストーンというバンドも好きになりかけたけども、消えてしまった?)


魔訶不思議アドベンチャー - Dragon Ball (1st) Opening Theme



超絶☆ダイナミック!【short ver.】 / 吉井和哉

カメハメ派~言うてますねー

どうしても高橋ひろきさんや影山さんを聴いていると、そのままトランザムの高橋伸明さんへと流れたくなってしまうんですよね。高橋伸明さんも去年亡くなってしまいましたね。うう、哀しい。トランザムの全盛期は小さかったから、コカ・コーラのCMとかとんがりコーンの曲とかのイメージが強いのですが。。。たぶんトランザムはめちゃくちゃ売れていたからそうとうテレビも出ていたとは思うんですけども、記憶にあるのはレイジー(影山さんと高崎さん)のほう、、レッツゴーヤングとかの、、なんですよねぇ。
伸明さんをちゃんと聴いたのは河合奈保子と一緒に作ったレコードからかな(あれってほぼ、トランザムのアルバムとみなしていいでしょう)




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