昨日の銀座お出かけ、前の日の夜に考えておいたコーディネイト、きものは決まっていましたが、帯をどれにするか迷って候補は次の二点でした。
着付けの練習もかねて実際に着てみると、
こってりしていて、どこか爽やかさが足りません。帯にも帯揚げにも明るい色、または白っぽい色がないせいでしょうか。
そこで、帯にベージュの入った更紗を~
はい、秋らしさには欠けますが、前よりすっきりしたように思います。
帯揚げは、頂いた羽織をほどいたものです。
実際に着てみると~
帯揚げをブルーグレー系にしてみました。
そのブルーグレーと合わせるために、
半襟にも同系色をもってくることにして急きょ半襟付けを。
で、朝になり、いいお天気。こんな秋の日に、
季節ものの帯をしないのはもったいないだろう、
ということでまたもや変更、
結局、ブルーグレー系に赤の入った紅葉帯をすることにしました。
ブルーグレーの帯揚げでは帯とかぶってしまうので、
臙脂色をもってきて、紅葉の帯留をしました。
きもの・黒に白と臙脂の縞部分が絞りの小紋
帯揚げ・臙脂
帯締め・赤と紺のツートンに紅葉の帯留
いつも思うことですが、前の日に用意しておいたきものや帯、コーディが当日になるとしっくりこないことがよくあります。
まず、夜の電燈の光の色のもとでしたコーディと、朝の太陽の光のしたでのコーディとは発色も違ってきます。
また、着付けの気合の入れ方でも違ってきます。
きれいに着つけたきものが別の表情を見せることを、
改めて着付けを習ってみてわかりました。
洋服でも、雑誌のファッションやショップのコーディをそのままマネても、
同じような感じになりませんが、きものは洋服以上に、
自分が考えたコーディでも、しっくりいかないことがよくあります。
きものは半襟から帯揚げ、帯締めなどのハーモニーに加えて、
髪型や化粧、口紅の色などでも、大きく雰囲気が変わってくるのですね。
夜のコーディでは、その辺りまで手がまわりません
きもの雑誌や本でも、モデルが着ないでコーディをしている企画がありますね。
それを見ていてなるほどと思う反面、少し物足りなく感じるのは、
実際に着たときとは違うことを、無意識のうちにわかっているからかも
きものって、お天気の具合や髪型が合わないとスネてしまうわがままな生き物って感じ。だから面白い、のですね
自分で作った羽織にしても、頭のなかでは明るめのきものに合うと思っていたけどスネてしまって~~。モノトーン同士が相性いいみたい。
後ろはこんな感じ。
夜、頭のなかのコーディと実際に着たときの差がなくなる日は
果たして来るのでしょうか。
いつかそんな日が来るように、
励ましのポチをお願いします。