ご縁があり、「おはなしかご」という
「魔法使いの学校」で、
娘が「おはなし」させていただけることになり、
母も興味があったので、
応援がてら出かけました。
こんな素敵な暖炉のある居間で、
娘は少し緊張しながら、おはなし。
パチパチ、はい、無事に終わりました。
ここは、主に創作童話やお芝居、歌などを通して
子どもたちに豊かな想像力を育てる方法などを
学ぶ場所です。
私は母親らしく?、紺の結城紬に型染めの帯。
典型的な結城紬に型染め帯。
せめて襟元は地味にならないようにと、
ブルーの水玉(写真撮ってないけど)。
それに合わせて帯揚げは浅葱。
帯締めは渋ピンクに灰色水玉。
「~~静かにして、集中して聞いてね」と、
これは娘からの母へのお願い(ハハハ)
とても素敵な出会いがありました。
19歳の女の子です。
彼女は養護施設(ほら、親の事情で育てるのが困難になった
子どもを預ける施設)から
親切な里親さんに引き取られ、
いま保母さんの資格をとるために勉強中。
「施設では大学への進学はできないんです。
妹はまだ施設にいるけど、
私が学費を出して進学させるのが目標なんです」
そして、いつかは養護施設の先生になって、
「妹と一緒に、一人でもたくさんの子どもたちの
力になるのが、もっともっと大きな夢」
という健気な言葉に~~~、
胸が締め付けられます。
「微力ながら応援するからね」と指切り。
足りないものばかり求めている人、
(その代表ワタシ?)より、
彼女のほうがずっと大人で
心は豊かだよね。
「~~みなさんにパワーもらいました」って言うから、
「いやいや、これ以上、パワー取らないで、
しなびるばかりだから」の言葉に大笑いする19歳。
夢に向かって一直線に邁進する彼女に
いっぱいいっぱいのパワーを、
娘も私もいただいてきました。
そんなわけで、ようやく帰りにぱちり。
街は早くも夕暮れて~~。
でも、心だけはほかほか。
「すごいね」と何度も言いすぎたのか、
「お母さん、自分の子ども、
ほかの人と比べないでよ」
はい。
子育てはムツカシイ~~。