地方に行っておりました。
少し前に区の検診を受け、
そのとき肺に異常影があるとのこと。
昨年は、大手の病院で検診したのですが、
今年は区でいいやと受けたところ、
影が見つかったわけです。
私は12年くらい前に、乳がんの手術をしており、
幸いゼロ期だったので、その後異常なく元気に、
若い頃よりずっと元気に暮らしているのですが、
影が見つかったとなると、これはもう転移。
身体のあちこちにもみつかる可能性が高い~~。
こんな本を読んでいました。
大きい病院で再審査の申し込みをしたところ、
二週間待ち、のところ無理やり一週間で予約を取ってもらいました。
前に乳がんの手術を受けたときは手術をしさえすれば、
薬も必要なかった。
だから今回ほど、絶望的にはならなかったんですね。
しかし、転移となると~~、あとどのくらい?
5年くらいかな、という問題になってきます。
幸い子どもたちは大きくなっていますが、
新しい所帯を持つときにも一緒にいてやれないカモ、
孫ができたとしても世話もあまりできないカモ~~など、
まだまだ心配は尽きません。
あと5年しかないとすれば、いったい何をするだろうか。
☆抗がん剤はあまり飲まず、昔の人のように自然に逝く。
☆余計な情報はカットする。
☆長生きして寝たきりになるよりいいかも。
☆残りの人生でできることを書きだす
そうだ、着物の整理しなきゃね。
しかし、肺に影があるにしては咳も出ないし、
まだ顔色も悪くない~~、
ときどき息が苦しくなるのは、仕方がない。
まだ階段の駆け上りもできる。
ろうそくは消える前に一瞬明るくなるというけど、
それと同じ現象なのね、この元気さは、
内部に闇を抱えた見せかけの元気さなのね。
しかし、窓を開けないと息が苦しくなるし、
食欲はあるけど、朝起きたら吐き気がする~~。
この一週間で、これまでの人生で考えた
以上のことを考えた気がする。
病院で順番待ちをしているときーーまた長いのよ、
これがーは、もう覚悟を決めていました。
わかった、あと5年懸命に生きます、と。
それでも世界は美しさに満ちている。
で、病室に入って問診、
もう一度レントゲン撮ってみましょう、
と撮ってみたら、影も形もない~~??
~~遭難して、もうダメだと諦めていたら
救援隊が来たって感じ?
無事に生還したって感じ?
もう載せちゃお、ミス検診。
というわけで、今回は命拾いしたけど、
ものすごいいい経験しました。
残りの与えられた命、どう生きるかを考えました。
本当に大切なものが見えた気がしました。
心は、身体にものすごい影響を与えるもの、
そんなこともすごくよくわかった。
でも不思議と眠れないってことはなく、
普段よりよく寝てた。
これは体力なくなったせいだと思っていたけど、
ある程度腹決まったからかも。
みなさん、検診いたしましょう。
そして、
残りの人生があと0年と決められたら何をしますか?
気が向いたら
応援ポチ嬉しいです。
…ガンは本当に身近な病気ですよね。
私も父を骨髄腫で15年前に亡くしているし、主人の親戚にも膵臓癌、乳癌などありますので、、他人事ではないです。
しかし~~、本当、何事もなく良かったです(o^^o)
初コメントで何なのですが…
うわーん(。>д
父が亡くなってから、死がいつも身近なんです。自分はどこでいつ、どんな風に死ぬのか、そばには誰がいるのか誰がいないのか。その時、後悔や苦しみがあったらどうしよう。最期の時に見る夢はどんな夢だろうかと。
そして、できれば、夏の逝ったあとの頃の穏やかな午後の日差しを見ながら死にたいなんて思います。
でも、こうして死にとり憑かれてしまってはいけないので、命あるものを愛でる生活を続けたいなあ、といつも思っています。これからが華のフィナーレですよ!
びっくりしました。
肺に異常影とあったので。
なんでもなくて良かったです☆
12年前に乳がんの手術をされたそうで、お体を大切になさって下さい。
残りの人生が0年のとき、私なら……身辺整理しながら、やっぱり書きかけの小説をまとめようと、じたばたするかも。家族との時間を大切にしたい、でも、娘たちは遠くで暮らしているし。心残りは家事が何も出来ない夫ですね。しゃあない、一緒に連れて行こうかな、黄泉の国へ。
まあ、そうならないように、私も検診を受けようと思いました。貴重な経験を語って下さり、有難うございます。
胃に影が…と内視鏡入れられ検査
胃に傷があったものの《自然治癒》で
直ってました
取り越し苦労は 何ですけれど
紫苑さまに
何も異常無くて 本当に よう御座いました
ブログ拝見しながら、泣きそうになりましたよ。何事も無く、本当によかったです。毎年、ちゃんと検査へ行ってくださいませね。お節介ですね、ごめんなさい。健康第一ですね。私も持病があり、ふと考えこんでしまうことがあります。深い井戸をのぞくようで、怖くなるのですぐ止めます。今を楽しく生きよう。と脳天気な思考パターンに切り替えます。
とりとめもないことを書いてごめんなさい。紫苑さまのコアなブログファンより
早期発見が売りの検診もミスなんてあるんですね~
いつも読みっぱなしですが、素敵なお着物姿楽しみに拝読させていただいております。
子供が自立してくれたあとは元気で好きなことして人生楽しみたいですよね!そのうちの一つが私もお着物です。
関連過去記事のご友人の記事も読ませていただき、不覚にも涙してしまいました。
私も30代後半の時、同い年の友人を子宮がんで亡くしました。自分が数年前にいち早く子宮の異常に気付いたのもその時の学びのおかげだったかもしれません。
あのときほど死を身近に感じたことはなく、残す伴侶のことを憂い、自分で勝手に予想した余命で真剣にスケジュールを組んだりしました・・・(笑)
いままだこうしてのほほんと暮らしておりますが、紫苑さまの記事を読んでその頃の心持を思い出しました。
このたびは喜ばしいことに何事もなかったご様子ですが、どうぞどうぞお体に気をつけてお過ごしください。
健康で、着物を楽しむ幸せをできるだけ長く味わうためにも・・・。
私もつい先日、乳がんの再検診に行って結果が出るまでは本当にドキドキで色々考えさせられました。
心配事や辛い出来事があると、家族や友人の有難さが身にしみますね。結果、何もなかったのですが。
こちらは日本のような保険制度はないので、胃カメラなども実費で、しかも1回、日本円で25万円!お陰様で、病気予防に減塩と運動に励むようになりました(笑)
残りの人生があと0年なら、やはり家族や友人との思い出作りを楽しみたいです。
初コメントありがとうございます。一緒に泣いてくださってまた心がうるうるしました。きもの、どんどん楽しみましょう。