先にアップした
乳がんに罹っている方の切実なコメントを
いただきました。
それで思い出したのは、
「そうだ、乳がんの手術終わってから
きもの着るようになったのだなあ」
ということ。
乳がんで片方をなくし、
再建手術受けたのですが、
左右で乳房の大きさが違う。
わかります?
片方だけ下がってます。
洋服のスタイルは胸がポイントになるので、
両方の大きさを揃えるため、
ブラとかいろいろ苦労していました。
でも痛くて、、苦しい~~。
そこでブラ外して~~、
すると、片側だけ下がって~^。
誰も気にしないよと、言うかもしれないけど、
女心としては~~ね。
そんなとき出会った出会った着物
ある人によると、
「きものを着ても、胸の形はわかる」
そうです。
ま、わかりますよね。
でもだから~~?
って感じです。
着るときとて、襦袢合わせるときなど、
胸の形が不揃いだと
下襟と上衿ちゃんと合わない。
それでも、まだ洋服より楽だし、
目立ちません。
ブラしなくていいし。
5年前です。
こんな風に雰囲気変わるのも魅力です。
着物は着るというより
「纏う」(まとう)という表現がぴったり。
「纏う」には、身体を優しく包む、守ってくれると
いう響きがあります。
そう、きものは病気のあとの身体を
そっといたわり、美しく見せてくれる。
病気になり、女性の象徴ともいえる乳房を
失い、自分では認めたくなかったけど、
どこかで自信を失い、意気消沈していた私に
息=生きを吹き込んでくれたのかな?
着始めの頃。
袖から堂々と?襦袢見せていてイタイ。
50代なのにね。
着方メチャメチャ、これでもマシな方かな。
それでも嬉しかった~。
この頃の私はきもの買いまくって家族にも
迷惑かけて、はたからみると
イタかったと思います。
「あの人イタい」ってよく言うけど、
イタいって、その奥にその人だけの
事情=物語があるんだと思う。
私は色っぽい着物や女らしさは
苦手ですが、それでもどこかで
女である自分を認めて欲しかったのかな。
きもの着ると
誉めてもらえること増えるからね。
きものは「気」もの
って言います。
少しずつ助けられたこと綴っていきます。
ということで
きもの推進委員会の紫苑でした。
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
帝王切開二回もしたんですね。帝王切開ってあとが大変だと聞きます。きものを着るとしゃんとする。そのシャのなかに気力が入ってますよね。
そうなんです。すごい!!その「わざわざが」その人の譲れない何かがある~~。そうなんです。わざわざやることがおしゃれ=個性なんですね。あつみさんは、自分独自のカラーをもっている方。その大きなピースを着物作ったのだと推測しています。
祖母は着物女でしたが、割烹着は絶対白で、シミのついたものはダメでした。いつも真っ白。意識していたと思います。なんか、そういうことも思い出します。