ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

乳がんときもの

2018-08-03 09:41:14 | きものと身体

 

先にアップした

病気になった時の先進医療と新薬」で

乳がんに罹っている方の切実なコメントを

いただきました。

それで思い出したのは、

「そうだ、乳がんの手術終わってから

きもの着るようになったのだなあ

ということ。


乳がんで片方をなくし、

再建手術受けたのですが、

左右で乳房の大きさが違う。

わかります?

片方だけ下がってます。



洋服のスタイルは胸がポイントになるので、

両方の大きさを揃えるため、

ブラとかいろいろ苦労していました。

でも痛くて、、苦しい~~。

そこでブラ外して~~、

すると、片側だけ下がって~^。

誰も気にしないよと、言うかもしれないけど、

女心としては~~ね。

そんなとき出会った出会った着物


 

ある人によると、

きものを着ても、胸の形はわかる」

そうです。


ま、わかりますよね。

でもだから~~?

って感じです。


着るときとて、襦袢合わせるときなど、

胸の形が不揃いだと

下襟と上衿ちゃんと合わない。

それでも、まだ洋服より楽だし、

目立ちません。

ブラしなくていいし。

 

 

5年前です。

こんな風に雰囲気変わるのも魅力です。

 

着物は着るというより

纏う」(まとう)という表現がぴったり。

「纏う」には、身体を優しく包む、守ってくれる

いう響きがあります。


そう、きものは病気のあとの身体を

そっといたわり、美しく見せてくれる。


病気になり、女性の象徴ともいえる乳房を

失い、自分では認めたくなかったけど、

どこかで自信を失い、意気消沈していた私に

=生きを吹き込んでくれたのかな?


着始めの頃。

袖から堂々と?襦袢見せていてイタイ。

50代なのにね。

着方メチャメチャ、これでもマシな方かな。

それでも嬉しかった~。

 

この頃の私はきもの買いまくって家族にも

迷惑かけて、はたからみると

イタかったと思います。

 

「あの人イタい」ってよく言うけど、

 イタいって、その奥にその人だけの

 事情=物語があるんだと思う。


 私は色っぽい着物や女らしさは

苦手ですが、それでもどこかで

女である自分を認めて欲しかったのかな。

きもの着ると

誉めてもらえること増えるからね。

きものは「気」もの

って言います。

少しずつ助けられたこと綴っていきます。

 

ということで

きもの推進委員会の紫苑でした。

「きものと身体」

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あつみ)
2018-08-03 12:45:43
着物って、気持ちに張りをもたらしてくれますね。わざわざ着る、その「わざわざ」の中に、その人の、譲れない何かがあるようで、だからやめられない。ほんの少しだけ日常の中の飛び出た部分。それが気持ちを刺激してくれて、生活に流されて適当にではなく意識的な面を作ってくれて、というような効用を私は感じます。
祖母は着物女でしたが、割烹着は絶対白で、シミのついたものはダメでした。いつも真っ白。意識していたと思います。なんか、そういうことも思い出します。
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きもの (あるばとろす)
2018-08-03 23:01:25
私は帝王切開で2回入院しただけなので、乳房を失った方の悲しみがどれ程大きいか分かりませんが、きものが女性を元気にすることには気がつきました。きものを纏うと、そっと優しさに包まれて、しゃんとします。きものを通して友達も増えたし、本当に感謝です。
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わざわざ (紫苑)
2018-08-04 14:18:11
あつみさん
そうなんです。すごい!!その「わざわざが」その人の譲れない何かがある~~。そうなんです。わざわざやることがおしゃれ=個性なんですね。あつみさんは、自分独自のカラーをもっている方。その大きなピースを着物作ったのだと推測しています。
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帝王切開 (紫苑)
2018-08-04 14:20:46
あるばとろすさま
コメントありがとうございます。
帝王切開二回もしたんですね。帝王切開ってあとが大変だと聞きます。きものを着るとしゃんとする。そのシャのなかに気力が入ってますよね。
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