3月は利休忌。お茶もいつものお稽古とはお呼ばれ、他流試合でした。
先日まで蕾だった桜が次の日には開花。
温かくなりました。
紫や山吹、青、ピーコックグリーンなどの桜模様がちりばめられています。
「青ざめた桜」とネーミングしています。
これも初期に購入、一度着用したものの、あまり華やかで気恥ずかしくて箪笥の奥に。
それをひっぱりだしての着用です。
年を取ると逆に華やかさもちょうどよくなることがあるようです。
帯は緑の花織り。
クリスマスに使おうと思いながら、いつも時期を逸していました。
帯は白の相良刺繍かベージュを考えていたのですが、白はフォーマル過ぎて、ベージュはおとなしすぎて、この帯をチョイス。
強い日差しにも負けない強さが出たように思います。
帯揚げに色を使ってピンクの桜の絞り。
帯締めはクリーム色の道明。
襦袢はピンク。
墨蹟は「守りつくして破るとも、離るるとても、本(もと)を忘るな」
利休の名言のひとつだそうで、
「その道の基本を徹底して学び、次に自分の色を出し、最後に師匠とは別の自分の世界を作る。しかし基本は忘れてはいけない」
どんな道にも通じることばですが、「師から離るる」、自分の色を出すのが一番難しいように思います。
墨蹟が好き。
お茶席は大切な心を集中させる場所。
外の世界のことすべてを頭から追い出します。
利休が最期に目にした花は菜の花だそうです。
お茶席にも菜の花が。
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