義父が他界した
以前から病気で入院していて治療に当たっていたが、病の進行と共に衰弱して行き、最期は眠る様に息を引き取ったそうだ
義父との想い出は幾つもある
妻を嫁に迎える為、妻の実家へ行った時、夜、義父は私を連れ出し、近くの川に架かっている橋の上で二人きりで話した
長い時間が過ぎた今では、どんな話しをしたのか記憶に無いが
どこの馬の骨とも分からない若造に、奪われる悔しさで、川に投げ飛ばされるのではと、これっぽっちも思わなかった
義父は身体は大きいが、静かで優しい人なので、そう思えるはずも無かった
只、親父の心配は、同じ立場になった今では、凄く分かる
義父の趣味は囲碁とカラオケだが
特にカラオケを歌っている時は楽しそうだった
大きな身体から発せられる大きな声は、高く透き通った声で、玄人肌しである
地域のカラオケ教室の講師を任せられる程である
囲碁も強かった
アマチュアの3~4段で、いつも囲碁のポケット問題集を持っていて、暇があると開いては見ていた
何度か手合わせした事があるが、初心者の私に対しては、正目(九子)置いても敵わなかった
私が下手なのに、無理な手筋や、ごまかしの手筋はせず、いつもキチンと対してくれていた
そんな所からも、優しくて、誠実な人柄がわかる
葬儀も滞り無く終了し、一息ついたが、事あるごとに寂しさを感じる事と思う
人ひとりの存在の大きさは、こうして感じて行くものだから
以前から病気で入院していて治療に当たっていたが、病の進行と共に衰弱して行き、最期は眠る様に息を引き取ったそうだ
義父との想い出は幾つもある
妻を嫁に迎える為、妻の実家へ行った時、夜、義父は私を連れ出し、近くの川に架かっている橋の上で二人きりで話した
長い時間が過ぎた今では、どんな話しをしたのか記憶に無いが
どこの馬の骨とも分からない若造に、奪われる悔しさで、川に投げ飛ばされるのではと、これっぽっちも思わなかった
義父は身体は大きいが、静かで優しい人なので、そう思えるはずも無かった
只、親父の心配は、同じ立場になった今では、凄く分かる
義父の趣味は囲碁とカラオケだが
特にカラオケを歌っている時は楽しそうだった
大きな身体から発せられる大きな声は、高く透き通った声で、玄人肌しである
地域のカラオケ教室の講師を任せられる程である
囲碁も強かった
アマチュアの3~4段で、いつも囲碁のポケット問題集を持っていて、暇があると開いては見ていた
何度か手合わせした事があるが、初心者の私に対しては、正目(九子)置いても敵わなかった
私が下手なのに、無理な手筋や、ごまかしの手筋はせず、いつもキチンと対してくれていた
そんな所からも、優しくて、誠実な人柄がわかる
葬儀も滞り無く終了し、一息ついたが、事あるごとに寂しさを感じる事と思う
人ひとりの存在の大きさは、こうして感じて行くものだから