閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

相撲の話し

2011-02-09 07:45:12 | 閃き
今更だが相撲の話しである
このところの相撲界の不祥事については、呆れて言葉も出ない

私は、人としてのモラルの低下が根本にあると考えている

私が子供の頃の力士、特に横綱の存在感は偉大で、尊厳を持っていた

只、強いだけでは無く、人として素晴らしく、尊敬されていた

皆は、このような素晴らしい横綱に憧れ、人気も高かった


私は最近の横綱のイメージの違いが気になっていた

外国人だからと言っている訳ではない

外国人でも日本人でも、横綱像は同じでなければならないと思う

ここが狂うから下も狂うのだと思う

心技体併せ持っているから横綱に推挙されているはずなのだが、そんな責任は誰も問わない

つまり、相撲協会自体も大切なものを忘れ、強ければ良い、人気があれば良いという基準が問題なのだ

相撲の強弱は相対評価であって、絶対評価ではない

優勝して、何場所か好成績を残せば基準をクリアしたので横綱に推挙する

余談だが、アマチュアゴルフの世界ではゴルフが上手くてもシングルにはなれなかった

心技体を兼ね備えた者だけが、シングルプレーヤーになれたのだが

最近は、そんな事は何処かへ行ってしまったようだ


力士になりたいと考えている子供が激減し、新弟子を集めるにも事欠いている状況では、強く厳しく指導出来ない親方が多いと聞く

分からなければ、何でもやって良いと考えているのは、力士だけの考えでは無く、相撲界全体に浸透してしまっているようだ

理想を失ってしまうと、どんなものも衰退してゆく

理想を追い求めて行く中に、進歩がある

祈るばかりである
コメント
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